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1/3【DDT】MAO&勝俣がCDKとの接戦制してタッグ王座獲得 1・29後楽園で大石&旭迎撃

『初夢2023』東京・後楽園ホール(2023年1月3日)
第76代KO-Dタッグ王座決定戦 ○MAO&勝俣瞬馬vsクリス・ブルックス&高梨将弘×

 MAO&勝俣がCDKとの接戦を制して、空位になっていたKO-Dタッグ王座を獲得。1・29後楽園大会で大石真翔&旭志織の挑戦を迎え撃つことが決定した。

 KO-Dタッグ王座は樋口和貞&吉村直巳組が保持していたが、吉村が昨年11月に首を負傷し、椎間板ヘルニアと診断されて欠場に。そのため、王座は返上となり、新春興行のメインで“しゅんまお"MAO&勝俣組と“CDK"ブルックス&高梨組による新王者決定戦が行われた。これまで何度も対戦してきたライバル関係にある両チーム。直近の対戦は昨年10月で、CDKが勝利していた。

 CDKはMAOの体を利用して勝俣にカンパーナを決めさせるなど妙技を連発して序盤戦をリードする。だが、MAO&勝俣も誤爆を何度も誘発してお返し。戦いはシーソーゲームに。先の読み合い、裏のかき合いが続く。両軍スキを突いて連係攻撃を繰り出し、攻守が次々と入れ代わる。一時的に流れを掴んでも、決定的なチャンスは作れず、試合は徐々にヒートアップした。

 ブルックスが雪崩式ダブルアームスープレックスで勝俣を引っこ抜いて決定機を生み出したかに見えたが、そのブルックスにMAOがキャノンボール450°を投下。高梨がすぐさまMAOに逆打ちを決めると、CDKは孤立した勝俣にエプロンでツームストンパイルドライバー&トラースキックを見舞い、戦線離脱に追い込んだ。

 MAOは劣勢に陥るも、両腕掌底をぶち込むなどして奮戦。4選手が連なる丸め込み合戦もギリギリでしのぐ。勝俣とともに同時ミラクルエクスタシーを繰り出すと、CDKをまとめて2人がかりのブリッジで押さえ込んで、どよめきを誘った。

 終盤まで接戦が続いたが、MAO&勝俣は一瞬の勝機を逃さなかった。勝俣がブルックスを旋回式DDTで排除すると、高梨に照準。スペースローリングルボー&延髄斬りのサンドイッチ攻撃、やり投げ&トラースキックと破壊力抜群の連係技を立て続けに決める。勝俣は場外のブルックスにトペコンヒーロを放つと、間髪入れずにコーナーへ。最後は俺たちのまっどまっくす(ダイブ式前転ネックブリーカー&シットダウン式パワーボム)がさく裂。一気に3カウントを奪った。

 MAO&勝俣がKO-Dタッグ王座獲得。MAOは「しゅんまおがタッグ王者になったぞ! CDK、去年ノンタイトルで4回ぐらいやったな。今日はたまたま勝てたかもしれないけど、苦節6人、しゅんまおがついにタイトルを獲った。2023年、新年一発目からこんなに幸先のいいスタートはありません。そして、瞬馬とこのタイトルが獲れて、俺は本当に嬉しいです」とマイクで喜びを爆発させた。「今日俺がこうしてタッグタイトルを手にすることができたのは、今日来てくれたお客さんのみんな、そしてWRESTLE UNIVERSEを見てくれているみんな、そして支えてくれたThe 37KAMIINAのみんな、そしてタッグパートナーの瞬馬…の目の前にいる俺のおかげです」と自画自賛し、The 37KAMIINAのメンバーとともに「熱波WER!」の雄叫びで大会を締めようとした。

 その瞬間、大石&旭が登場。大石は「新チャンピオンに大石&旭からお年玉を用意してきたぞ。大石&旭の挑戦表明というお年玉をな」とぶち上げる。MAO&勝俣も受諾し、1・29後楽園大会でのタイトル戦が電撃決定。大石が「1月29日、俺たちΩの火野裕士はKO-D無差別に挑戦する。そして、俺たち大石&旭がそのベルトに挑戦する。2組とも取ったらこのDDTがΩ色に染まっちまうぞ」と予告すると、MAOも「そんなことは許されない」と言い返した。

 大石は「いい心意気だ。大石&旭としゅんまお、最高のタイトルマッチやろうぜ」と握手を求めるが、MAOが応じようとした瞬間、「熱波WER!」とお株を奪うポーズを披露して高笑い。これには「大石&旭、八つ裂きじゃ!」とブチ切れたMAOだったが、最後は気を取り直し、観客とともに「熱波WER!」の雄叫び。熱戦と波乱続きの後楽園大会は幕を閉じた。

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