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1/22【NOAH】桜庭が早くも“ムタ復活”を熱望? 久々横アリで同門・鈴木に勝利

『GREAT MUTA FINAL “BYE-BYE"』横浜アリーナ(2022年1月22日)
○桜庭和志vs鈴木秀樹×

 グレート・ムタのラスト興行に参戦した桜庭が、早くもムタ復活を熱望した。

 久々にゆかりの横浜アリーナでのファイトとなった桜庭は、鈴木と“GHCマーシャルアーツルール"(3カウントなし、ギブアップ・KO決着のみ)で対決。緊張感溢れる戦いを繰り広げた。

 序盤から激しいグラウンド戦で火花。互いに足関節を狙ってせめぎ合い、観客も固唾をのんで見守る。ふくらはぎを極めるカーフスライサーを効かせてペースを握った桜庭が腕ひしぎ十字固めに捕らえたものの、鈴木はニアロープに救われた。鈴木が積極的に仕掛けるも、桜庭は下から三角絞めに捕獲。鈴木は強引に抱え上げて、コーナーマットに叩きつけたものの、桜庭は離さずに絞め落とし、レフェリーストップ勝ちを手にした。

 桜庭がゆかりの深い横浜アリーナで劇的一本勝ち。改めてそのテクニックをアピールした。

 かつてPRIDEやDREAMでは“ムタのお面"をかぶって登場したこともある桜庭。今宵でムタは“魔界に帰る"が、桜庭は「今までありがとうございます」とはなむけの言葉を送ったものの、「たぶんまた復活するんじゃないですか? たいだいみんな引退したら復活するんで。魔界からまた帰ってくると思います」と相変わらずの“桜庭節"で早くも復活を熱望していた。


【試合後の桜庭】

――試合を振り返ると?

▼桜庭「重かった。シューズもはいてるし、踏ん張りが利くね」

――マーシャルアーツルールは2回目だったが、前回の反省を踏まえてやったことは?

▼桜庭「いやあ、特には。もうちょっと打撃を出せばよかったかなとかはありましたけど。シューズの踏ん張りがキツいですね」

――全然裸足の時とは違う?

▼桜庭「全然違いますね」

――今日はグレート・ムタのファイナルの大会。桜庭選手はムタのお面を被って入場した時もあった。去りゆくムタにメッセージがあれば

▼桜庭「今までありがとうございました。たぶんまた復活するんじゃないですか。いや、だいたいみんな引退すると復活するんで」

――一応、魔界に帰るということになっているが?

▼桜庭「じゃあ、また帰ってくると思います。魔界から。それを願っているというか、たぶんそうなるだろうなと。あと2、3年したら」

――久しぶりの横浜アリーナの試合はどうだった?

▼桜庭「やっぱりなんか裏側の控え室とか忘れてたんですけど、また思い出して。やりやすかったです。また後楽園ホールとは違う感じで」

――今年はノアでどんな戦いを見せたい?

▼桜庭「練習していることを出せればいいかなとは思いますんで。それが3カウントありだったり、なしだったりでちょっと変わってきますし。そこを変えながら」

――今成ロールやカーフスライサーなどを最近よくやっているが?

▼桜庭「カーフは効いてたと思うんですよね。一発で入る時と入らない時があるんで。ヒールホールドと違って。ヒールホールドは一発でボーンと入るんですけど、カーフスライサーはちょっと微妙にズラされる形もあるので。もっと足の付け根を固定すればよかったんですけど、僕も足を鈴木さんに取られていたんで。ここはふくらはぎをちょっと嫌がらせしといてからって思ったんですけど」

――それは鈴木選手のうまさ?

▼桜庭「そうですね。知らないうちに足と手を絡められて、なんか伸ばされそうになったり」

――あれはキャッチレスリングの技術を感じた?

▼桜庭「じゃないですかね。わからない、僕は」

――技術的にグラップリングではやらない?

▼桜庭「いや、ありますよ。足を絡めながら腕を狙う人とか。僕も狙いますけど。カーフは結構ね。いつも若い子に言うのは、カーフスライサーっていうのは水風船をバチンと潰すイメージでやれと。それがカーフスライサーなんで。一発で破れなくても、ダメージは残っていると思いますね」

――組む機会が多かった鈴木選手と戦った印象は?

▼桜庭「タッグでは1、2回ありましたけど、やっぱ重いですね。デカいから。最初のボディチェックの時に一言言ってしまいました。『鈴木さんデカいですね』って。いつもこっち側に一緒にいるから、そんなに気づかなかったけど、対面するとデカいなと思って。ビックリしました」

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