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1/22【全日本】TARU仲裁で諏訪魔とSAITO BROTHERSが急転和解

『#ajpw新春ジャイアントシリーズ2023』東京・後楽園ホール(2023年1月22日)
○諏訪魔&KONO&斉藤ジュン&斉藤レイvs石川修司&ヨシタツ&綾部蓮&大森隆男×

 TARUの仲裁によって諏訪魔とSAITO BROTHERSが急転、和解を果たした。

 年明け早々、衝突してきた諏訪魔とSAITO BROTHERSがこの日、KONOを加えたカルテットを結成。石川&大森&ヨシタツ&綾部と激突した。この日もやはりギクシャクし、チームワークは機能せず。諏訪魔は1・15千葉大会に続き、故意の誤爆ラリアットをレイに叩き込んだ。

 最後はKONOがジャイアントニードロップ、諏訪魔がバックドロップを立て続けに決めて大森を粉砕。VMの勝利に終わったものの、試合後、諏訪魔&KONOとジュン&レイが乱闘を展開した。収拾つかない内輪もめに見かねたのが総帥・TARU。双方の間に割って入り、「今は垣根のないこんな時代だからよ、よその団体に行って暴れる、大いに結構だと思う。お前のそういう気持ちもようわかるけどよ、だったらもっと地を固めてよ。俺らブードゥーで一致団結して、他団体や入ってくる外敵を倒したらええんちゃうか?」、「BROTHERS、お前ら、ベルトの1つや2つ獲ってから諏訪魔に噛みつけや」と双方に投げかけると、諏訪魔とレイの手を取って掲げた。

 諏訪魔、ジュン&レイともにTARUの正論にうなずきながら耳を傾けた。空中分解は時間の問題と思われたが、TARUの説得によって急転直下の和解が成立。バックステージで「やはりここは1つ統一していかんとのう。あえて今のこのご時世やからこそ、よそに行かんと、じっくり自分とこの土台を固める。その時期やと俺は思う」との考えを示したTARUは「全日本プロレスファンに新しい景色を見せていかなあかんちゅうことや。まあ、そういうこっちゃ。兄弟ゲンカも今日で終わり」と内紛に終止符を打った。

【TARUの話】「まあ、兄弟ゲンカもあんまり度が過ぎると、他のことに支障が出るやろ。俺はな、この全日本に来た時、戻ってきた理由は諏訪魔が新しい全日本の景色を見たいという気持ちが強かったから。それで手助けしようと思って戻ってきたけど、今みたいな争いごとをしとったら、他団体にすぐ持っていかれるよ。それの証拠に、ジェイク・リーも辞めて。TAJIRI、イザナギ、どんどん全日本から離れていくやないかい。あんまりええことちゃうな。やはりここは1つ統一していかんとのう。あえて今のこのご時世やからこそ、よそに行かんと、じっくり自分とこの土台を固める。その時期やと俺は思う。でないと、馬場さんも元子さんも泣いとるぞ。この王道・全日本と呼ばれたリング、諏訪魔がキッチリ守っていかんと。俺は宮原も一緒になって守っていかそうとしたけどな。まあ、あいつは俺らの反対に立って、違う形で全日本を盛り上げるということやろうと思うけど。みんな全員ブードゥーでまとめて持っていくさかい。さっき発表があったな。ヤングライオンとの抗争もあるみたいやんけ。ケンカしている場合ちゃうがな。まあ、敵が襲ってくるなら、ブードゥーで一致団結して迎えなあかんと思う。相手がヤングライオン、ヤングライオン言うけど、ワシらはシニアのジジイ。なんとか守ってよ。全日本プロレスファンに新しい景色を見せていかなあかんちゅうことや。まあ、そういうこっちゃ。兄弟ゲンカも今日で終わり」

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