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1/22【全日本】亮生がカズ突破で世界ジュニアV4 鼓太郎が挑戦表明

『#ajpw新春ジャイアントシリーズ2023』東京・後楽園ホール(2023年1月22日)
世界ジュニアヘビー級選手権試合 ○青柳亮生vsカズ・ハヤシ×

 亮生が最多防衛記録保持者・カズを突破し、世界ジュニアV4を達成。試合後、鼓太郎が挑戦を表明し、またしても元王者を迎撃することになった。

 全日ジュニアの新時代を創ろうとしている亮生の前にこの日、かつて一時代を築いた挑戦者が立ちはだかった。元全日ジュニアのエースで世界ジュニア最多防衛記録V17を樹立しているカズだ。キャリア30年のベテランが試合を支配。鉄柵へのコンプリートショットを皮切りに首攻めで主導権を握り、盤石の一点集中攻撃を展開。クロスフェイスで亮生をギブアップ寸前まで追い込んだ。

 負けられない亮生は空中戦で活路。コーナーからケブラーダを敢行すると、スワンダイブ式ミサイルキックも決まった。カズの猛抵抗を受けたが、真っ向からの打撃戦や先読み合戦になっても互角に渡り合う。そして、カズも得意とするハンドスプリングレッグラリアットでチャンスを掴むと、ムーンサルトプレスも火を吹いた。

 しかし、ファイヤーバードスプラッシュ狙いを読んだカズが雪崩式ブレーンバスターで反撃ののろし。トーキックで胸板を豪快に蹴り上げると、1回転式バックドロップもさく裂する。それでも亮生はファイナルカットを未然に防ぐと、丸め込み合戦、エルボー合戦からスキを突いてスイングDDTをズバリ。最後はフィッシャーマン式変型ボムからファイヤーバードスプラッシュにつなげる必勝パターンで3カウントをもぎ取った。

 苦戦の末にカズを破った亮生が世界ジュニア4度目の防衛を果たした。試合後、次なる挑戦者が現れた。亮生に興味を示していた鼓太郎だ。「カズ・ハヤシも退けるのか、お前は。お前本物じゃねえか」と若き王者を称えたうえで、「一言で言う。そのベルトを懸けて俺と勝負しろ」と挑戦を表明した。

 またしても元王者が立ちはだかった。亮生は「僕の大好きな、憧れた鈴木鼓太郎がベルトを懸けて戦ってくれるそうです。断る理由はありません。よろしくお願いします」と受諾し、鼓太郎と握手。「青柳亮生に怖いものはもうない! 次の鈴木鼓太郎戦も怖くない! こんな感じで青柳亮生が全日本ジュニアとこのベルトをさらに向こうへ持っていきます」と宣言してみせた。

 田中稔、佐藤光留、そしてこの日のカズと歴代王者を3タテしてきた。またも元王者との防衛戦となるが、亮生は「ここで負けちゃっても、全日本ジュニアの未来がない。青柳亮生の未来はないんで、V5も任せておいてください」と豪語。全日ジュニアに新時代を築くためにも高い壁をぶち破るつもりだ。

【亮生の話】「よっしゃあ。良かった。最強のレジェンドチャレンジャー、カズ・ハヤシをなんとか突破できました。V4、V4。と思ったら、またもやレジェンド。そして、青柳亮生が大好きな、憧れた鈴木鼓太郎がまさかのチャレンジャーとして。僕がチャンピオンとして、まさかリング上で会えるとは思ってなかったんで。ここで負けちゃっても、全日本ジュニアの未来がない。青柳亮生の未来はないんで、V5も任せておいてください」

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