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2/12【NOAH】武藤引退試合へ内藤がノア電撃来場 完勝宣言で「最高の恩返し」予告

『GREAT VOYAGE 2023 in OSAKA』エディオンアリーナ大阪(2022年2月12日)

 2・21東京ドーム大会での引退を控える武藤敬司が12日のNOAH大阪大会に来場。ラストマッチ9日前に最後の相手・内藤哲也が電撃登場し、完勝による「最高の恩返し」を予告した。

 引退試合を9日後に控えるなかでの来阪となった武藤は、現役最後のサイン会などを開催。メインイベント前にテーマ曲とともに現れ、しっかりとした足取りで花道を歩いた。そしてリング上に上がってプロレスLOVEポーズを決めた武藤は「武藤です。NOAH大阪大会、多数来場ありがとございます」とあいさつし、大阪のファンから大きな拍手を浴びた。

 グレート・ムタのラストマッチとなった1・22横浜アリーナ大会で両足を負傷。ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)の肉離れで「このままじゃ試合できないかも…」と弱音を吐いていた。この日も「俺自身の引退試合、東京ドーム大会まであと9日と迫って参りました。正直、コンディションはそんなによくないです」と言いつつ、「しかしながら最後の試合、持てる力を全て出し切って頑張りたいと思います。どうかよろしくお願いします」と前向きに意気込むと、「あと東京ドーム、大阪からちょっと遠いので、平日でもあるし、PPVもやるから、ぜひPPVも見てください」と大阪のファンにPRすると、武藤コールの中、リングを降りて実況席に陣取った。

 サプライズはここからだった。“最後の相手"内藤が純白のコスチューム姿&テーマ曲つきで電撃来場。目を見開く武藤の眼前でリングに立つと、引退試合に向けた大演説を展開した。

 「プロレスリング・ノア大阪大会へご来場のお客様、はじめまして。新日本プロレス、ロス・インゴ・ベルナブレス・デ・ハポン、内藤哲也です。今日は武藤敬司選手が来場するという情報をキャッチしたんで、俺も会場に来ましたよ」と切り出すと、「そういえば昔、武藤敬司選手の試合が見たくて、東京からここ大阪府立体育会館に観戦に来たことがありました。1999年12月10日、『BATTLE FINAL 1999』最終戦、チャンピオン・武藤敬司選手対チャレンジャー・天龍源一郎選手によるIWGPヘビー級選手権を観戦しにね」と告白。「その試合で敗れた武藤敬司選手を見て、当時高校2年生だった俺は泣きそうになりながら会場を出て、ホテルに帰りましたよ。あれから23年と2ヵ月。まさか武藤敬司選手の引退試合の相手に指名されるとは思ってませんでしたよ」と感慨深げに語った。

 そして内藤は「武藤敬司選手はおそらく引退試合で最高の作品を作ろうと思っていることでしょう。でも残念ながら、俺にそのつもりはない」とキッパリ。「武藤敬司選手に完勝し、そして悔しい思いをしながらリングを降りてもらいますよ。それが俺をプロレスに熱中させてくれた武藤敬司選手への最高の恩返しだと思っているんでね」と予告した。最後に「武藤敬司選手、ではでは、次は2月21日、東京ドームのリングでまたお会いしましょう。アディオス」と締めくくったてリングを降りた内藤は実況席の武藤の前に立ち、拳を突き上げてアピール。武藤はLOVEポーズで返答した。

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