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2/19【新日本】超大物メルセデス・モネがIWGP女子王座一発戴冠 KAIRIと激闘

『Battle in the Valley』米カリフォルニア州・サンノゼ San Jose Civic(2023年2月19日)
IWGP女子選手権試合 ○メルセデス・モネvsKAIRI×

 かつてWWEでサーシャ・バンクスとして活躍したメルセデス・モネが新日本デビュー戦でいきなりIWGP女子王座戴冠を果たした。

 WWEを退団していたアメリカ女子界の超大物が新天地に求めたのが新日本マット。1・4東京ドーム大会に現れて世界のプロレスファンを驚かせ、カラフルなクレオパトラのような出で立ちでリングネームを“メルセデス・モネ"に改めた。

 元WWEのKAIRIにとっても、超大物をアメリカで王者として迎え撃つ再会対決。モネがダンサーつきで華々しく入場し、KAIRIと向き合っただけで「THIS IS AWESOME」(これはヤバい)チャントが響いた。

 見た目の華々しさとは対照的に、強烈な技と意地が交錯する泥臭さすら漂うシーソーゲームに。終盤には膝立ちでエルボーを打ち合う消耗戦を繰り広げたが、モネがレフェリーを盾にしてバックブローを阻止すると試合が大きく動いた。

 レフェリー不在の場外戦に突入し、ヒートアップしたモネがテーブルをセット。テーブル上へのブレーンバスターを狙ったが、すり抜けて逆転したKAIRIがモネをテーブルクラッシュ式のパワーボムで叩きつけると、場内は「HOLY SHIT」(凄すぎる!)チャントに包まれた。

 ぐったりするモネをリング上に戻したKAIRIは必殺のインセインエルボーでトドメを狙ったものの、モネも剣山で撃墜。ならばとKAIRIもモネのダイビングボディプレスを剣山で撃ち抜いてみせたものの、モネも続くクロスフェイスにギブアップはせず。逆に背中合わせとなったところを不意打ち気味にバックスライド状態で担ぎ上げるや、そのまま旋回式でサイドに落とす新兵器“モネメーカー"をズバリと決めて一撃3カウントを奪ってみせた。

 激闘を制したモネが金色のベルトを高々と掲げると、潔く負けを認めたKAIRIがモネの腰にベルトを巻くシーンも。清々しいノーサイドの風景に場内も大きな歓声に包まれた。

 新天地・新日本でのデビュー戦でいきなりIWGP女子王座を奪取したモネ。すでに「ニュージャパンとスターダムの女子部門のCEO」を名乗っているだけに、日本女子プロレス界の世界的躍進へ大きな原動力となりそうだ。

プロ格 情報局