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2/21【NOAH】宮原-中嶋再会にドーム興奮、宮原は北宮に全日出頭要求 拳王&征矢は世界タッグ&GHCタッグ統一宣言

『KEIJI MUTO GRAND FINAL PRO-WRESTLING “LAST" LOVE 〜HOLD OUT〜』東京ドーム(2023年2月21日)
○征矢学&拳王&中嶋勝彦vs宮原健斗&諏訪魔&青柳優馬×

 中嶋と宮原の約10年ぶり遭遇が実現し、東京ドームが大興奮。宮原はかつての後輩であるマサ北宮に全日本出頭を要求した。一方で青柳を撃破した拳王&征矢は世界タッグ挑戦を宣言し、GHCタッグとの統一をぶち上げた。

 かつて健介オフィス(DIAMOND RING)で先輩・後輩の間柄だった中嶋と宮原。2013年5月のDIAMOND RING博多大会以来、実に約10年ぶりの“再会"が、武藤引退の東京ドーム大会で果たされた。

 戦前からともに多くを語らぬ緊張感。先発で対峙すると、中嶋が場外戦でのスリーパーを絞め上げれば、宮原はフェンス外に投げつけてやり返す。その後、エルボー合戦で火花を散らし、競り勝った中嶋に対し、宮原は得意の低空ドロップキック連射からのポージングで応戦して健斗コールを起こした。中嶋はぶら下がり式踏みつけ攻撃でシャッターチャンスを作り、武藤ばりのスペースローリングエルボー→フェースクラッシャーも披露した。

 拳王とのミドルキック交互連打もさく裂させたが、宮原はスタンドブラックアウトで中嶋に逆襲。師匠・佐々木健介ばりのラリアットを叩き込んだ。シャットダウンを阻止した中嶋はランニングローキックで応戦。両者の熱く激しい攻防にドームが何度も大きく沸いた。

 一方で“暴君対決"として注目された拳王と諏訪魔の初対決もヒートアップ。控えの諏訪魔に拳王がフロントハイキックを打ち込むと、諏訪魔がリングに飛び込んで強烈な張り手でヒザを突かせた。征矢が加勢してもダブルチョップ連打を浴びせたが、拳王もフロントハイキックで諏訪魔を撃退。両軍が入り乱れる混戦模様の中、宮原のブラックアウトが中嶋にさく裂したが、最後は拳王が蹴暴、ハイキックからのPFSで青柳を粉砕した。

 世界タッグ王者狩りに成功した拳王が「世界タッグ王者から獲ったよな。これがどういうことかわかるか?」と切り出すと、征矢は「今日、拳王さんが世界タッグのチャンピオンから3カウント獲ったぞ。この勢いで俺と拳王で全日本プロレスの世界タッグのベルトに挑戦する」と表明し、対全日本も“続行"となった。拳王&征矢組は3・19横浜武道館大会でのGHCタッグ王座挑戦も控えており、征矢は「いいか、GHCタッグ、世界タッグ両方獲って統一してやる。タッグの統一だ! 俺たちの勢いは止まんねえからな」とタッグ二冠獲りを宣言した。

 そして試合を終えた宮原と中嶋はリングサイドで近距離でしばしにらみ合った。中嶋が「健斗、久々の会話を楽しみにしてたけど、まだ俺たちには必要なかったな」と区切りを示唆すれば、宮原は「リング上で見たてめえの目はどうやら昔のままだったな。ただな、今日はごあいさつ程度だ」としたうえで、「あんたとの再会、次があるのかないのか。ただ、この(マイクのNOAH)マークを見てわかる通り、俺がNOAHのマイクを持ってんだ。無いことはないんじゃねえか」とネクストを視野に。解説席に座っていた健介オフィス時代の後輩・マサ北宮に向かって「今日てめえ俺にあいさつなかったな。俺の古巣はあいさつに厳しいぞ。北宮光洋、お前に言っとくよ。今月27日、俺の誕生日だ。解説席で見てねえで2月27日、全日本プロレスのリングにあいさつに来い」と全日本・新木場大会への出頭を要求していた。


【試合後の拳王&中嶋&征矢】
▼中嶋「健斗、久々の会話を楽しみにしてたけど、まだ俺たちには必要なかったな

▼拳王「おい、世界タッグ王者から獲ったよな。これがどういうことかわかるか?」

▼征矢「拳王さんの言った通りだ。次、俺と拳王はGHCタッグに挑戦するが、今日、拳王さんが世界タッグのチャンピオンから3カウント獲ったぞ。この勢いで俺と拳王で全日本プロレスの世界タッグのベルトに挑戦する。いいか、GHCタッグ、世界タッグ両方獲って統一してやる。タッグの統一だ! 俺たちの勢いは止まんねえからな。見とけよ」

▼拳王「見とけよ、おい」

【試合後の諏訪魔&青柳】

青柳「俺だけ? 俺だけ? はあ、はあ、はあ、プロレスリング・ノアのファンの皆さん、はじめまして。世界タッグチャンピオンの青柳優馬です。おい、金剛。拳王、貴様! 今日は負けたけどな、いつかな、この俺、青柳優馬、お前に勝つ存在になる! この青義優馬は拳王、貴様に勝つ存在になる! いいか、覚えとけ。俺の名前は青柳優馬だ! コノヤロー。お前も俺を覚えとけ!」

※あとからやってきた諏訪魔と押し問答を繰り広げる

▼諏訪魔「うるせぇ、お前。お前が負けたんだ」

▼青柳「お前のせいだ!」

▼諏訪魔「何やってんだ? お前のせいなんだよ」

▼青柳「お前のせいだ!」

▼諏訪魔「やってやるからな。今度新木場でお前をやってやる」

▼青柳「お前地獄に堕としてやるからな」

▼諏訪魔「お前が堕ちてんだよ、今。見たか? おい。金剛? なんだお前。もっとお前、骨を折らせろ。やり足りねえな。まだまだかかってこいって言うんだよ、コノヤロー。俺からいっちまうぞ。赤いチームは全日本、ブードゥー・マーダーズだけでいいんだ。それだけ覚えとけ、金剛。拳王だ、特に。お前が責任取れ」

【試合後の宮原】

▼宮原「さぁ、さぁ、さあ。始まりましたね。プロレスリング・ノア、中嶋勝彦よ。10年ぶりか。リング上で見たてめえの目はどうやら昔のままだったな。ただな、今日はごあいさつ程度だ。ほんのほんのごあいさつ程度だろ? 中嶋勝彦。お前も心の中ではそう思ってるはずだ。まあ、NOAHでどんな感じでやってるのかなんて、俺には知ったこっちゃねえ。てめえの性格は俺が一番知ってるからな。てめえは心の奥の底の底では俺の存在が悔しいはずだ。ただ、マスコミがなんて聞こうと、彼はそう答えないだろうな。彼は悔しいはずだ、この俺の存在が。あんたとの再会、次があるのかないのか。ただ、このマークを見てわかる通り、俺がNOAHのマイクを持ってんだ。無いことはないんじゃねえか? そして俺がわざわざNOAHに来てんだ。解説席でボーッと見てるヤツが1人いたな。ああ!? 解説でなに語ってるんだ、北宮。お前が俺と中嶋勝彦の試合を解説するほど業界的に言えば顔じゃねえぞ。なに座って呑気に見てんだ。てめえが解説できることなんかこれっぽっちもねえ。おい、せっかく俺がこのNOAHという言葉を何回も口にしてんだ。北宮光洋、お前今日、あいさつなかったな、俺に。おい、俺の古巣はあいさつに厳しいぞ。北宮光洋、お前に言っておくよ。お前はよく知っているだろ? 今月何があるか。2月27日、俺の誕生日だ。いいか、北宮光洋。お前に1つだけ言っとくぞ。解説席から見てねえで2月27日、全日本プロレスのリングにあいさつに来い。いいな。お前はなにを教わった? 健介オフィスでな。挨拶を忘れるなよ。2月27日、全日本プロレスにあいさつに来い。わかったな?」

――10年ぶりに戦った中嶋選手はあの時と違った?

▼宮原「10年経てばいろいろあるでしょう、お互い。ただ、久しぶりに目が合って、彼はあの時のままでしたよ。あちらがどう思うかは聞いてくださいよ。ただ、彼は正直に答えないだろう。1人で考えるんじゃないですか」

――この続きを宮原選手は望む?

▼宮原「ああ、望むことだ。プロレスファンは望んでるんだろ? 俺の耳には届いてるぞ。てめえがなんて言うかしらねえがな、スカした態度で来ても、てめえの目はメラメラメラメラ燃えてたからな。再会を待つプロレスファンがいればあるんじゃないか。北宮光洋わかってるな。あいさつだ、あいさつ」

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