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2/26【DDT】ササダンゴが青木&上野との即席ユニットで6人タッグ奪取 秋山に挑戦懇願

『Into The Fight 2023』東京・後楽園ホール(2023年2月26日)
KO-D6人タッグ選手権試合 ○青木真也&上野勇希&スーパー・ササダンゴ・マシンvs遠藤哲哉&鈴木鼓太郎&岡田佑介×

 ササダンゴが青木&上野との即席ユニットでバーニングを破り、6人タッグ王座を奪取。秋山準に頭を下げて挑戦するよう懇願し、4・16新潟大会でのタイトルマッチが電撃決定した。

 バーニングの遠藤&鼓太郎&岡田は1・29後楽園大会でフェロモンズを破り、KO-D6人タッグ王座初防衛に成功した。試合後、挑戦をアピールしたのが青木&上野&ササダンゴの即席ユニット。ラジオなど音声メディアの番組を担当しているという意外な共通点のある3人がタイトルに挑むことになった。

 ササダンゴによる恒例の煽りパワーポイントはなし。序盤から即席ユニットぶりは隠せず、微妙な空気が漂う。上野がひとり奮闘したものの、ササダンゴのショルダータックルが痛恨の誤爆に。一方、余裕を見せる遠藤は武藤敬司ばりに低空ドロップキック連発からフラッシングエルボーを落とした。その後、バーニングが左足攻めでササダンゴを攻め立てる。

 劣勢を変えようと上野が奮闘。トペコンヒーロからフロッグスプラッシュを落とすが、なぜか味方の青木がカットに入って横やり。同士討ちを誘われてチャンスを逃す。上野が守勢に回ると、青木は再びリングに飛び込むが、今度は相手コーナーを襲撃するだけでカットに入らず。上野は孤軍奮闘を強いられる。

 即席トリオのリーダー的存在であるササダンゴも遠藤によるドラゴンスクリュー→足4の字固めの武藤殺法に苦もん。それでもシュミット式バックブリーカーからのバーニングスタープレスは剣山で迎撃する。代わった岡田のヒザ攻めにも苦しむが、自らマスクを脱ぎ、岡田に反対向きで被せる奇策を仕掛け、ラリアットで振り払った。

 ここで青木が登場。ヨーロピアンクラッチは岡田に読まれて押さえ込まれたものの、岡田の被るマスクをズラして視界を塞ぐと、高角度前方回転エビ固めでクルリ。逆転の3カウントを奪った。

 チームワークが機能しなかった即席トリオがワンチャンスをものにし、まさかまさかのKO-D6人タッグ王座奪取。この結果に、青木は「これ、どうするんだよ? おかしいだろ? 俺たち勝っていいわけないだろ? 勝っていいわけないし、岡田に負けちゃいけないし、おかしいだろ」と困惑するばかり。上野も「我々が勝っていいのかわからない…」とぼやいていたが、「でも、せっかくチャンピオンになったんでね。わけわからない面白いことしていきましょう」と前向きな姿勢を示した。

 そんな2人の反応を見たササダンゴは「上野君、そして青木選手。実は君たちとタッグを組んだのは、行きがかり上でも、取って付けた感でも何でもなく、8年間かけてずっとこの瞬間を待っていたんだよ。誰も勝つわけなんてないと。前哨戦も何もない。かつ確率は0%。だからこそバーニングに油断があったんです」と自信満々に豪語。「なぜこの3人で今日どうしても勝たなきゃいけなかったのか。お答えしましょう。君たちにもちゃんと話してなくてごめん。実は今日、我々がこの6人タッグ選手権に挑戦したのは、全てバーニングのドン・秋山準の首を獲るためである」と真の目的を明かした。

 ササダンゴは昨年末のTDCホール大会で秋山の保持するEXTREME王座に挑戦したものの敗北。その雪辱につなげようというのだ。「12月、秋山に負けて、俺らはずっとこの瞬間を待っていた。秋山準と6人タッグのベルトを懸けて戦うために、これまでのプロレス人生も、君たちのプロレス人生も格闘技人生もあったと言っても過言ではない」と断言すると、秋山をリングに呼び込んだ。

 嫌がりながらもスタッフに引っ張られて姿を現した秋山は「今、負けたろ? バーニング。俺はドンじゃないんで。後見人だから」とこぼし、「5人中3人倒したらもういないよ。あとは俺と高鹿しかいないもん」と対戦を拒否した。

 「正論…」とつぶやくしかないササダンゴは強気の態度をひょう変させ、「4月16日、DDT新潟大会で、我々の持つKO-D6人タッグベルトに、なんとか秋山さんを中心にしたバーニングのチームで挑戦してください。故郷で錦を飾るために挑戦してください」と故郷でのタイトルマッチを実現させるべく何度も頭を下げて懇願。根負けした秋山は「わかった。3対3のトントン相撲だな。よし、やってやるよ」と受諾し、パートナー未定ながら4・16新潟大会での秋山の挑戦が電撃決定した。

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