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2/27【新日本】ミスティコがアトランティスJr.と大空中戦で火花 一騎打ちへトペ襲撃

『NJPW Presents CMLL FANTASTICA MANIA』東京・後楽園ホール(2023年2月27日)
○エチセロ&アトランティスJr.&OKUMURAvsミスティコ&ドゥルセ・ガルデニア&マヒア・ブランカ×

 ミスティコが一騎打ちに向けての最終前哨戦でアトランティスJr.と大空中戦を展開。試合後に舌戦を繰り広げると、不意を突くトペスイシーダで襲撃した。

 3年前はカリスティコの名前で来日していた初代ミスティコが名前を元に戻して「FANTASTICA MANIA」に参戦。明日(28日)の後楽園大会で行われるアトランティスJr.との一騎打ちに向けた最終前哨戦として、ミスティコがガルデニア&ブランカと、アトランティスJr.がOKUMURA&エチセロと組んで対戦した。

 対戦相手のアトランティスJr.は2019年の「FANTASTICA MANIA」でプロデビューした新星。序盤から2人はハイレベルな攻防を展開する。アトランティスJr.はダイブ攻撃をドロップキックで迎撃。負けじとミスティコはハンドスプリングエルボーやスワンダイブ式飛びつきコルバタを繰り出した。

 明日の後楽園大会では“みんなのハニー"の異名を持つCMLL随一の乙女・ガルデニアとOKUMURAの一騎打ちも控えている。ガルデニアは序盤からOKUMURAを圧倒。テクニックで翻ろうしつつ、隙あらばキスを狙っていく。OKUMURAは逃げ惑うばかりだった。

 アトランティスJr.率いるルードトリオが連係攻撃を次々と決めて試合を掌握したものの、前哨戦で燃えるミスティコとガルデニアは同時トペスイシーダを発射。止まらないミスティコはハンドスプリングからのバク宙フェイントや各種コルバタで相手チームを幻惑する。ガルデニアも艶めかしい動きを見せつつ、OKUMURAにトルニージョや投げキッスからのケブラーダを繰り出した。ミスティコのコーナーからのプランチャ、アトランティスJr.のノータッチトペも連鎖し、激しい空中戦に。

 混戦の最中、エチセロがコンフーロ(変型クロスヒールホールド)でブランカを仕留めたが、試合後も両軍の戦いは続いた。OKUMURAとカルデニアは大乱闘を繰り広げてヒートアップ。OKUMURAがマイクで「ここは俺のホーム、俺のテリトリーだ! 明日のシングルマッチでお前を片付ける!」と通告すると、カルデニアも「もうお前には何度も勝ってきた。ここがお前のホームだとしても、もう一度負かすだけだ。1対1でどっちが強いかハッキリさせよう」と言い返した。

 ミスティコとアトランティスJr.もマイク合戦を展開。互いに階級の違うNWA世界ヒストリック王座のベルトを掲げると、アトランティスJr.は「ミスティコ、明日はまたここに集まってくれる美しいファンのみんなの前でシングルマッチだ。明日、NWA世界ヒストリックライトヘビー級王者アトランティスJr.の力を見せてやる」と予告する。一方、ミスティコは「なんなら明日を待たず、今ここで戦えばいいじゃないか?」と挑発。視殺戦を繰り広げると、「明日俺たちで真のルチャリブレを届けよう。お前はレジェンド・アトランティスの息子だ。俺は活きがいい次世代を相手にするのも好きなんだ。お前は彼のレガシーを受け継いでいる。そんなお前とこのリングで対戦できるのは光栄なことだ」と断言した。

 ミスティコは受けて立つ構えを見せたと思いきや、不意を突きコルバタで奇襲。トペスイシーダを発射して、アトランティスJr.にダメージを与え、最高の形で最終公式戦を締めくくった。

 「コーラクエンホールに集まったみんなが後押ししてくれた。この美しいプロレスの聖地にまた立てたことはとても大きい。日本のファンには最高のルチャリブレを届けたい。だから今CMLLはこうして新日本と一緒にやっているんだ。ファンのみんな、また明日ここコーラクエンで会おう」と余裕を漂わせたミスティコ。対するアトランティスJr.も「俺はアトランティス王国のレジェンドだ。俺の持てる力全てをお前にぶつける。そして俺がリングの中央で勝ち名乗りを受ける。俺はトップ選手とやり合えるってことしっかり教えてやる!」と必勝を誓っていた。


【試合後のOKUMURA】

▼OKUMURA「オイ! ガルデニア! お前の実力知ってるよ。お前はそのキャラクターでやってるけど、どこ出身で、どれだけの実力持ってるか、分かってるよ。今、CMLLで活躍してる選手がたくさんそこから出てる。ウルティモ・ゲレーロに発掘されてアレナ・メヒコに着いて、そして今がある。何年前だ? 3年か4年前か。実力を見せつけて、前回の『FANTASTICA MANIA 2020』に来て、今回また帰ってきた。今ファンから認知されて、それは実力知ってるよ。だからよぉ、明日、いい試合しようぜ。いい試合した上で、俺の国、俺の生まれ育った国、今までずーっとメキシコに行く前から数え切れないほど試合をしたここで、明日、倒してやるから。でも、いい試合して倒してやるから。でもなぁ、気をつけろ。俺だけじゃねぇぞ。美馬さんがいるんだ。美馬さん! (呼ばれて下田美馬が隣に来る)俺はルードだからな、どっからでも足引っ張ってやるからな。俺だけじゃねぇぞ、この人もなぁ、30何年キャリアがあるんだ。どこで足引っ張るか分かんねぇからな、見とけよ。あとは美馬さんがガッチリやってやるから」

▼下田「見とけよ!」

【アトランティスJr.の話】「(英語で)ミスティコ、明日また美しいファンのみんなの前で戦おう。ここコーラクエンホールでシングルマッチだ。(スペイン語で)ミスティコ、アトランティスJr.の実力を分からせてやる。なぜ俺がNWA世界ヒストリックライトヘビー級王者なのか思い知らせてやる。俺はアトランティス王国のレジェンドだ。俺の持てる力全てをお前にぶつける。そして俺がリングの中央で勝ち名乗りを受ける。俺はトップ選手とやり合えるってことしっかり教えてやる!」

※エチセロはノーコメント

【ガルデニアの話】「OKUMURA、今日は運が良かったな。それもお前のテリトリーで、ファンが後押ししてくれたからだろ。でもまだ全てが終わったわけじゃない。明日は遂に1対1。メキシコでも日本でも関係ない。このドゥルセ・ガルデニアがお前を片付ける。OKUMURA、覚悟してかかってこい。お前にはチャンスはない(カメラに投げキッスする)」

【ブランカの話】「負けた! でもそんなのは大したことない。重要なのは力を発揮することだ。マヒア・ブランカは全てを手に入れたいんだ。ロス・デプレダドーレスは年中無休でかかっていくぞ!」

【ミスティコの話】「日本のファンのみんな! コーラクエンホールに集まったみんなが後押ししてくれた。この美しいプロレスの聖地にまた立てたことはとても大きい。日本のファンには最高のルチャリブレを届けたい。だから今CMLLはこうして新日本と一緒にやっているんだ。ファンのみんな、また明日ここコーラクエンで会おう。明日の相手はアトランティスJr.だ。ファンのみんな、いつも大事に思ってるよ。(英語で)アイラブユー、ジャパン!」

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