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2/28【新日本】3年ぶりFANTASTICA MANIAフィナーレ ミスティコがアトランティスJr.を熱戦撃破でメイン締め

『NJPW Presents CMLL FANTASTICA MANIA』東京・後楽園ホール(2023年2月28日)
○ミスティコvsアトランティスJr.×

 ミスティコがFANTASTICA MANIA最終戦のメインでアトランティスJr.を熱戦の末に撃破。3年ぶりの開催となったルチャの祭典が盛況で幕を閉じた。

 3年ぶりの開催となったFANTASTICA MANIA。最終戦のメインイベントはミスティコとアトランティスJr.の一騎打ち。メキシコCMLLを代表するスペルエストレージャの初代ミスティコと、2019年のFANTASTICA MANIAでデビューした大陸王子二世の直輸入対決となった。

 開幕戦の2・22高松大会におけるタッグマッチでアトランティスJr.のアトランティーダに敗れているミスティコにとっては雪辱戦。アトランティスJr.が風車式バックブリーカーで先手を取れば、ミスティコはトペスイシーダの連続発射ですぐさま反撃。3発目はアトランティスJr.が食い止め、フラップジャック、ギロチンドロップ、ホイップ式ダイアモンドカッター、コーナーに逆さ吊りにしての低空ドロップキックの波状攻撃で巻き返した。

 ミスティコも譲らない。フライングヘッドシザースでアトランティスJr.を場外に吹き飛ばし、トルニージョを発射。場外でのコルバタ、スワンダイブ式コルバタと攻めまくった。、アトランティスJr.もノータッチトペコンヒーロを放って応戦。ミスティコのスワンダイブ攻撃をドロップキックで撃ち落とした。

 アトランティスJr.がトラースキックの構えを見せたが、先に動いたミスティコはコルバタで吹き飛ばし、サッカーボールキック、ハンドスプリングエルボーで押し返す。スワンダイブ式スワントーンボムを放ったものの、自爆させたアトランティスJr.がフロッグスプラッシュを投下した。ミスティコも何とか肩を上げたが、アトランティスJr.はみちのくドライバーで追い討ちをかけた。

 劣勢が続いたミスティコはコーナーからダイブしたアトランティスJr.を両足で迎撃。ムーンサルトを放ったが、今度はアトランティスJr.が両足で撃墜して譲らない。フロントスープレックスでコーナーめがけてぶん投げ、コーナーに上がると、ミスティコがスパニッシュフライで叩き落とした。雄たけびを上げたミスティコはダイビングボディアタックで追撃し、最後は伝家の宝刀ラ・ミスティカをズバリと決めてアトランティスJr.をギブアップさせた。

 ミスティコが熱戦の末にアトランティスJr.を撃破。試合後、出場選手がリングに集まった中、アトランティスJr.の手を挙げて称えた。選手たちは観客に向かって別れを惜しむようにアピール。マイクを持ったミスティコは「FANTASTICA MANIAが帰ってきた。長い間待っていてくれてありがとう」と感謝。「また来年のFANTASTICA MANIAで会いましょう。グラシアス・ハポン!」と再会を誓って3年ぶり開催のFANTASTICA MANIAは大団円となった。


【試合後のミスティコ、アトランティスJr.】
▼アトランティスJr.「さすがミスティコは凄いレスラーだ。俺が負けた相手はものすごい大物だ。でも俺はこれを糧にしてもっと強くなる。ミスティコ、今日は学びがあったよ。君が教えてくれたんだ。ミスティコ、尊敬している。でも俺は諦めない。君を追い続ける。君との勝負が大好きだ。俺の限界を越えさせてくれる。ありがとう、ミスティコ。日本のみんな、CMLL、新日本プロレス、チャンスを授けてくれてありがとう。俺はもっと上に行く。ミスティコ、君を狙っていく。来年、もし運が良ければ……」

※ここでミスティコが合流

▼ミスティコ「アトランティスJr.、君は"Jr."以上の存在だよ。この青年は(アトランティスの)レガシーを受け継いでいる。今夜、俺に教えられたと言ってくれたが違うよ。大事なことを教えてくれたのは君の方だ。アトランティスJr.はこの調子で強くなる。今夜の結果は関係ない。大事なのは長年待ち続けてくれたファンを楽しませること。今日は彼に限界まで押されたよ」

▼アトランティスJr.「グラシアス、ミスティコ。みんな応援ありがとう。ミスティコ、また来年もファンのみんなに会いたいと思うよ。今夜はありがとう。夢のような瞬間だった」

▼ミスティコ「そうだな。みんな来年まで待っててくれ。神、ファン、レスラーたち、CMLL、新日本プロレス、全ての人に感謝する。俺たちはベストになるためにハードワークを重ねている。そのことが伝わったと思う。アトランティスJr.とミスティコは日本のみんなの成功を祈っているよ。アイ・ラブ・ユー、ジャパン」

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