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3/2【DDT】火野「どこの団体にもできない強い戦いを」、納谷「どこにも負けない最高のメインを」 3・21KO-D戦会見

 3・21後楽園大会のKO-D無差別級選手権試合へ向けた会見が2日、東京・神田明神内で行われ、王者・火野裕士が「どこの団体にもできない強い戦い」を見据えれば、初挑戦・初戴冠を狙う納谷幸男も「どこにも負けない最高のメインイベントをやって、俺が火野さんから絶対ベルトを獲りたい」と呼応するように宣言。特別立会人・小橋建太氏は二人に「ぶつかり合いの熱い試合」を期待した。

 DDT旗揚げ26周年記念興行となる3・21後楽園大会は『後楽園史上最長5時間スペシャル』と題されたロングラン興行。メインイベントは火野に納谷が挑むKO-D無差別級王座戦だ。2・26後楽園大会でHARASHIMAとの次期挑戦者決定戦を制した納谷はこれが同王座初挑戦。「初めてのKO-D無差別級挑戦。それがDDT26周年という意味のある記念の大会でのメインでやらせていただくということで、すごく身が引き締まる思いです」と武者震いし、「俺と火野さんでどこにも負けない最高のメインイベントをやって、俺が火野さんから絶対ベルトを獲りたい」と気合十分に言い切った。

 受けて立つ火野は1・29後楽園大会で樋口和貞を破って11年ぶりのKO-D王座戴冠。これが初防衛戦となる。2戦連続のスーパーヘビー級対決となり、「ベルトを獲ってリング上でも言ったんですけど、DDTにはデカくて強い選手がいる。もっとそういう選手が目立てば、いい団体になるんじゃないか」と考えている。「納谷vsHARASHIMA」を目にして「強さにこだわった試合を見せてもらって。ホントに素晴らしい試合で、納谷君が勝って、このベルトに挑戦する。熱いすね」と昂るばかりで、「どこの団体にもできない強い戦いを見せてあげようと思います」と力を込めた。

 両者は昨年11・1後楽園大会におけるD王GP公式戦で対戦し、火野が貫録勝ちを収めている。4ヵ月半の月日を経てDDTの頂点ベルトをかけての再戦。納谷は「D王では負けてますけど、その後、そのときのチャンピオン樋口さんを倒して決勝まで行って。上野(勇希)さんとメインイベントでやって、負けてしまいましたけど、自分のなかで着実に実力つけて火野さんの前に立ってると思ってるので。そこは前回の自分より確実に強い自信があります」と豪語した。火野も「自分から見ても、あのときの納谷とは違うと思う」と納谷の成長は認めるところ。「彼はもともと持ってるもんがあるから。こんななデカい人、なかなかいないでしょ。力もあるし、それを今まで生かしきれなかった」と分析し、「D王で決勝までいって、上野に負けて。そのとき自分もアドバイスしたりして。だから、そのときの納谷とは思ってない。しかもベルトがかかってる。あのときの試合より一味も二味も違う、すごい試合になると思ってます」と前回以上の激闘を見据えた。

 この一戦の特別立会人を務める小橋氏も会見に同席した。「チャンピオンの火野選手は今、脂が乗っている時期。これから火野時代を築いてほしい」と王者にエールを送り、「納谷選手は去年のD王での成長ぶりはホントに目を見張るものがありました。あんなに成長した選手はなかなかいないんじゃないか。それだけ伸びた選手が強い王者に立ち向かっていく試合を楽しみたい」と期待。勝敗予想を問われると「火野選手は今38歳、脂乗ってるときですから。でも、その牙城を崩すような若い選手も出てきてほしい。一番成長してる納谷選手が、そこを突き破ってほしいという思いもあります。予想つかないですけど、ぶつかり合いの熱い試合を期待してます」と述べた。

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