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3/4【DDT】KO-Dタッグ戦へMAOが先輩・中津に完敗 「対策」発見も不安拭えず

 『DDT YOKOHAMA Unlimited Vol.2』神奈川・横浜ラジアントホールが4日、行われ、KO-Dタッグ王者・MAOが中津良太との前哨戦に完敗を喫した。

 3・21後楽園大会でMAOは勝俣瞬馬とのしゅんまおで樋口和貞&中津のハリマオを迎え撃つ。この日は中津との一騎打ちによる前哨戦。DNA時代の先輩・中津に戦々恐々のMAOは2日前の調印式でもビビりまくりだった。

 中津が尻を蹴るなど優位に進めると、MAOは「すみません」と謝りながらも掌底連打、ジョンウー、ラ・ケブラーダ、ハリウッドスタープレスの波状攻撃で必死に攻め立てた。中津が頭に蹴りを連発しても、MAOは丸め込みを連発し、旋風脚を見舞った。

 だが、中津がパワースラム、ハイキック連打で逆転。MAOもみちのくドライバーIIでやり返したものの、ジャーマン、ジャンピングハイとたたみかけられて失速。最後はVスライダーによって3カウントを聞いた。

 完勝した中津は「MAO、すごいな。数年肌を合わせてないだけやけど強いよ」と称える一方で、「でも、まだ先輩には勝てへんかったみたいやな。アンタたちが持ってるベルト、私と樋口で獲らせていただいて、インド映画のワンシーンやってもらう」とタッグ王座獲りを通告した。

 一方、MAOは中津への恐怖心も影響してか、あえなく軍門に下り、「やっぱり先輩は追いつけない背中という感じがした」と苦手意識を植えつけられてしまった。それでも「対策が分かった。目を合わせないことだ。目を合わせると、あのときの怖い中津さんが出てくるけど。目を合わせないで中津さんじゃなくて、どこかのヤンチャな人だと思えば大丈夫。タイトルマッチになれば味方に瞬馬もいるし、目を合わさなければ勝てる」と自身に言い聞かせるように前向きな言葉を口にしたが、タイトルマッチへ向けて不安を拭えない状況は変わらぬままだった。

プロ格 情報局