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3/7【NOAH/インタビュー前編】Eitaとタッグ戴冠・小川良成が沈黙破る HAYATA&リッジウェイ迎撃へ「ハッキリ言っとくよ」

 長らく“天敵"だったEitaと組んでGHCジュニアタッグ王座戴冠を果たした小川良成。“連係なし"でもベルトを獲った一方で、組んでも険悪ムードは相変わらずで多くを語ってこなかった。

 初防衛を経てEitaとの距離は縮まったものの、今度は“反Eita"で結託したHAYATA&クリス・リッジウェイ組の挑戦を3・19横浜武道館大会で受けることになった。

 前哨戦では「小川vsリッジウェイ」(3・9後楽園)、「小川vsHAYATA」(3・14横浜)の一騎打ちも実現。“パートナー"としてのEitaの存在、HAYATA&リッジウェイ迎撃に向けて、その心境を聞いた――。


【小川良成インタビュー(前編)】

――まず、そもそも敵対していたEita選手と組んだ理由というのは…?

▼小川「たまたまのタイミングかな。クリス(リッジウェイ)がイギリスに戻って、HAYATAと進(祐哉)が欠場して、向こうのチーム(PERROS DEL MAL DE JAPON)もNOSAWAの引退で解散して、クレイジーもメキシコ帰って。で、気づいたら向こうはEitaしか残ってなくて、こっち(STINGER)は俺しかいなくて。そういうタイミングもあったんじゃない?」

――決してEitaを認めて組んだわけではないと?

▼小川「いや、もちろん実力的には(昨年12月に)シングルマッチをやった時に『あぁ…』って再確認した感じはあったよね。Eitaの実力的な部分を。で、自然と握手しちゃった…って感じかな」

――実際にタッグを組んでみて試合面での印象というのは?

▼小川「俺は誰のスタイルにも合わせられるから、Eitaと組む時はEitaのスタイルに合わせてやってる。逆に俺のスタイルに向こうは合わせられないと思うからね。クリスと組んでる時と、Eitaと組んでる時の試合って、まったく違う試合になってると思うし。まぁ(Eitaに合わせるほうが)ラクっちゃ、ラクじゃない? そんなに頭も使わなくて良いし」

――今後も“ほぼ連係技なし"でやっていくスタンスというのは変わらない?

▼小川「(連係を)出さなくてもベルト獲ったし、出さなくても防衛してるからね。それで勝ててるワケだから。『これじゃ勝てない』って判断することが今後あったら、もしかして協力して何かやるかもしれないけど」

――そして3・19横浜武道館でHAYATA&リッジウェイ組の挑戦を受けることが決まりました。小川さんがEita選手と組んだことに、リッジウェイがノーを突きつけたことが発端でしたが…

▼小川「それもアイツが長いことイギリスに帰ってたからであって。その期間中に起こったことでしょ? そんな(敵対していた相手と組む)こと、この業界ではよくあることだし、いちいちグチグチ言われても」

――前哨戦として3・9後楽園ではリッジウェイ、3・14横浜ラジアントではHAYATAと、それぞれシングルマッチも行われます

▼小川「まずはクリスだよね。HAYATAとクリスだったら、いろんな意味でクリスのほうが厄介だし、タッグチームとしてもクリス次第だよね」

――今までほぼ組んできて、戦うことは少なかった

▼小川「そうだね。どんな試合になるのかは、まぁ俺次第だろうね。クリスはいつものように来るだろうし。俺がどう出るかによると思うよ」

――リッジウェイも昨年から一気に実力を伸ばして、実績を残してきた印象があります

▼小川「うん。ぼちぼち俺の技パクりながらね(笑) イギリスでのHAYATAとの試合も見たけど、結構俺の技パクってたな…。人の技をパクったりする人のことは、あんまり好きじゃないんで」

――影響を受けたものかと…

▼小川「基本NOAHの選手って、同じような技をみんなで使う傾向にあるよね。流行った技があったら、似たような技をみんなで使うっていうか。全試合通じてみてると、同じような技や同じような試合の流れがたくさんあるよね。俺とかクリスの試合はそうじゃないと思うけど、クリスは俺の技ちょっとパクってるけどね…(笑)」

――このシングルをどうタイトルマッチにつなげたい?

▼小川「うーん、今回はタイトルマッチを見据えて…というよりは、初めてのクリスとのシングルマッチを堪能したいというか。ベルトで殴られたりした後だから、向こうにどんな感情があるかは分からないけど」

――どの程度かと見定めるというか…

▼小川「いや、そんな余裕はないよ。そう思ってやったら簡単にこっちがやられちゃうと思うから」

――腰を据えてどっぷりと勝負してみたいと

▼小川「そうだね。感情的な部分もあるかもしれないけど、最終的にはホントに技術と技術でどっちが上か…みたいな感じになっていくと思うけど。まぁEitaとHAYATAのシングルマッチと、俺とクリスのシングルマッチは全然違うものになると思うし。まぁ俺とクリスがやるような試合は、プロレスラーじゃない人が見ても分からないけもしれないけど」

――なるほど…。横浜ラジアントでのHAYATA戦については?

▼小川「HAYATAってどこ怪我して欠場してたんだっけ?」

――左ヒジです

▼小川「じゃあハッキリ最初から言っとくよ。そこ、狙うから」

――あえて宣言すると

▼小川「これはHAYATAに対するサービスだから。俺の手の内明かしてあげるから。足とか狙わないから。絶対、腕を狙うから」

――タイトルマッチを見据えても、左ヒジを徹底的に痛めつけてアドバンテージを取ると?

▼小川「タイトルマッチに向けて…って意味合いではないけど、そこも最終的にタイトルマッチにつながっていくと思うしね。逆にEitaはこんな予告できないと思うし」

※後半に続く

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