【LIDET UWF】飯塚が憧れの稔を146秒殺 卍固めで劇的勝利 2023/3/7
『LIDET UWF Ver.3』東京・新宿FACE(2023年3月7日) LIDET UWF初代王者決定トーナメントAブロック1回戦 ○飯塚優vs田中稔× 飯塚が憧れの稔を卍固めに絡め取り、146秒で劇的勝利。LIDET UWF初代王者決定トーナメント準決勝に駒を進めた。 この試合から初代王者決定トーナメントが幕開け。1回戦として、26歳の飯塚と50歳のベテラン・稔が激突した。 GAORA TV王座のベルトを腰に巻いて入場した稔は序盤から積極的に前に出て、ふた回りも若い飯塚のスピードにも順応。右ハイキックでダウンを先取した。焦る飯塚がバックに回っても腕を絡め取りにかかる。だが、飯塚も動きを止めずに卍固めに捕獲。グラウンドで絞め上げて、ギブアップを奪った。 勝負タイムは2分26秒。飯塚がワンチャンスをものにして劇的勝利を収めた。感情を爆発させた飯塚は稔と握手して一礼。稔も潔く勝利した飯塚を称えた。飯塚はこれでトーナメント1回戦突破。4・12後楽園大会で行われる準決勝は伊藤貴則とのGLEAT同門対決に決定した。 試合後、「僕のルーツの話になるんですけど、まさにこの会場、新宿FACEの一番前で田中稔vs田村和宏、その試合を見て、この戦いに加わっていこうという思いでプロレスの練習生になりました」と稔への思いを吐露した飯塚は「だからこそ、今回のこの勝利は自分にとって大きな意味を持ちます。でも、まだまだこの夢から覚めるつもりはありません。このまま優勝まで、この勢いのまま駆け上がっていきます」と初代王者君臨を見据えた。 一方、完敗を喫した稔は「今からLIDET UWFを作り上げていく20代の若者がいっぱいいるわけですよ。その若者がいっぱいいる中で50歳の俺がLIDET UWFの試合してることが逆にこのLIDET UWFの発展を邪魔してねえかなって」と悩める心中を告白。「高校生の頃にUWFに死ぬほど憧れたからこそですね。あんまり年齢のこととか考えたことなかったけど、凄い方たちが創り上げてきたUWFを汚してるというか」とこぼし、LIDET UWFからの撤退を示唆した。 【飯塚の話】「僕のルーツの話になるんですけど、まさにこの会場、新宿FACEの一番前で田中稔vs田村和宏、その試合を見て、この戦いに加わっていこうという思いでプロレスの練習生になりました。だからこそ、今回のこの勝利は自分にとって大きな意味を持ちます。でも、まだまだこの夢から覚めるつもりはありません。このまま優勝まで、この勢いのまま駆け上がっていきます」 【稔の話】「LIDET UWFという名称が入ったベルトなんで、メチャメチャ欲しかったし、このトーナメントが発表された時は『初代チャンピオンか。なりてえな』と思ってずっと練習してきたんですけど、2分ちょい、3分経たずに飯塚選手に敗北して。負けたこと、ベルトに届かなかったこと、初代王者になれない悔しさもあるんですけど、今日はそれ以上に考えさせられるというか。今からLIDET UWFを作り上げていく20代の若者がいっぱいいるわけですよ。その若者がいっぱいいる中で50歳の俺がLIDET UWFの試合してることが逆にこのLIDET UWFの発展を邪魔してねえかなって。自分の試合終わって負けて悔しいだけだったのが、俺のあとの試合を幕の裏から見てて、若者がみんな頑張ってるのを見てて、俺、試合してていいのかなって凄く考えさせられたというか。高校生の頃にUWFに死ぬほど憧れたからこそですね。あんまり年齢のこととか考えたことなかったけど、凄い方たちが創り上げてきたUWFを汚してるというか、LIDET UWFの邪魔してねえかなと思って。俺、このリングでやることがいいのか悪いのか、よくわからなくなってきちゃって。ショックが大きかったですけどね。あとは素直に飯塚選手の勝利は称えたいし、誰がチャンピオンになるか本当に楽しみだし。そんなところです。ありがとうございました」
『LIDET UWF Ver.3』東京・新宿FACE(2023年3月7日)
LIDET UWF初代王者決定トーナメントAブロック1回戦 ○飯塚優vs田中稔×
飯塚が憧れの稔を卍固めに絡め取り、146秒で劇的勝利。LIDET UWF初代王者決定トーナメント準決勝に駒を進めた。
この試合から初代王者決定トーナメントが幕開け。1回戦として、26歳の飯塚と50歳のベテラン・稔が激突した。
GAORA TV王座のベルトを腰に巻いて入場した稔は序盤から積極的に前に出て、ふた回りも若い飯塚のスピードにも順応。右ハイキックでダウンを先取した。焦る飯塚がバックに回っても腕を絡め取りにかかる。だが、飯塚も動きを止めずに卍固めに捕獲。グラウンドで絞め上げて、ギブアップを奪った。
勝負タイムは2分26秒。飯塚がワンチャンスをものにして劇的勝利を収めた。感情を爆発させた飯塚は稔と握手して一礼。稔も潔く勝利した飯塚を称えた。飯塚はこれでトーナメント1回戦突破。4・12後楽園大会で行われる準決勝は伊藤貴則とのGLEAT同門対決に決定した。
試合後、「僕のルーツの話になるんですけど、まさにこの会場、新宿FACEの一番前で田中稔vs田村和宏、その試合を見て、この戦いに加わっていこうという思いでプロレスの練習生になりました」と稔への思いを吐露した飯塚は「だからこそ、今回のこの勝利は自分にとって大きな意味を持ちます。でも、まだまだこの夢から覚めるつもりはありません。このまま優勝まで、この勢いのまま駆け上がっていきます」と初代王者君臨を見据えた。
一方、完敗を喫した稔は「今からLIDET UWFを作り上げていく20代の若者がいっぱいいるわけですよ。その若者がいっぱいいる中で50歳の俺がLIDET UWFの試合してることが逆にこのLIDET UWFの発展を邪魔してねえかなって」と悩める心中を告白。「高校生の頃にUWFに死ぬほど憧れたからこそですね。あんまり年齢のこととか考えたことなかったけど、凄い方たちが創り上げてきたUWFを汚してるというか」とこぼし、LIDET UWFからの撤退を示唆した。
【飯塚の話】「僕のルーツの話になるんですけど、まさにこの会場、新宿FACEの一番前で田中稔vs田村和宏、その試合を見て、この戦いに加わっていこうという思いでプロレスの練習生になりました。だからこそ、今回のこの勝利は自分にとって大きな意味を持ちます。でも、まだまだこの夢から覚めるつもりはありません。このまま優勝まで、この勢いのまま駆け上がっていきます」
【稔の話】「LIDET UWFという名称が入ったベルトなんで、メチャメチャ欲しかったし、このトーナメントが発表された時は『初代チャンピオンか。なりてえな』と思ってずっと練習してきたんですけど、2分ちょい、3分経たずに飯塚選手に敗北して。負けたこと、ベルトに届かなかったこと、初代王者になれない悔しさもあるんですけど、今日はそれ以上に考えさせられるというか。今からLIDET UWFを作り上げていく20代の若者がいっぱいいるわけですよ。その若者がいっぱいいる中で50歳の俺がLIDET UWFの試合してることが逆にこのLIDET UWFの発展を邪魔してねえかなって。自分の試合終わって負けて悔しいだけだったのが、俺のあとの試合を幕の裏から見てて、若者がみんな頑張ってるのを見てて、俺、試合してていいのかなって凄く考えさせられたというか。高校生の頃にUWFに死ぬほど憧れたからこそですね。あんまり年齢のこととか考えたことなかったけど、凄い方たちが創り上げてきたUWFを汚してるというか、LIDET UWFの邪魔してねえかなと思って。俺、このリングでやることがいいのか悪いのか、よくわからなくなってきちゃって。ショックが大きかったですけどね。あとは素直に飯塚選手の勝利は称えたいし、誰がチャンピオンになるか本当に楽しみだし。そんなところです。ありがとうございました」