3/9【NOAH】AMAKUSAが原田引退メインでGHCジュニア熱闘V2 「ノアジュニアの至宝、天高く導く」
『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年3月9日)
○GHCジュニアヘビー級選手権試合 ○AMAKUSAvsHi69×
原田大輔引退の後楽園大会メインを飾ったGHCジュニア王座戦で王者AMAKUSAが、Hi69を激闘の末に破って2度目の防衛に成功。「ノアジュニアの至宝、天高く導く」と“契り"を立てた。
無念の引退となった原田が身を削りながら心血を注いできたNOAHジュニア。そのフラッグシップタイトルを懸けた一戦が、ヘビー級を押しやって聖地・後楽園のメインに据えられた。
王者・AMAKUSAに約2年ぶりの挑戦となるHi69が挑戦。AMAKUSAがブエロ・デ・アギラを放てば、Hi69もトペスイシーダを敢行し、空中戦で幕開けした。
王者・AMAKUSAが先に猛攻を仕掛けたものの、Hi69はフロッグスプラッシュを剣山で撃墜。一転してアクセル全開となると、トランスレイヴ、みちのくドライバーIからストゥーカスプラッシュを2連続で投下して3カウントを迫った。
しかし、AMAKUSAはギリギリで肩を上げて粘りを発揮。場内が沸騰する中、Hi69のパワーボム狙いを急角度のDDTで切り返してチャンスをこじ開ける。Hi69に雪崩式の攻撃を狙われても、股の間をすり抜けて回避すると、飛びつき式逆打ちを流れるように決めて勝機。最後は必殺の開国を投下して3カウントを奪った。
NOAHジュニアの矜持を示すかのようなメイン激闘を制してV2。マイクを持ったAMAKUSAは、「我自身に問うてみました。その問いかけが愚問でしたね。我はこのNOAHジュニアの至宝を天高く導くことを契り、時を動かして参ります」と“契り"を立てて決意を新たに。歓声の中、「我の名はAMAKUSA。以後お見知りおきを。今宵は心より感謝申し上げまする」と激闘連続の後楽園大会を締めくくった。
NOAHジュニア黄金期再来を目指し続けながら無念のリタイアとなった原田から、王者AMAKUSAらNOAHジュニア勢がしっかりとその“バトン"を受け取った。「今年は時の流れが光陰矢のごとし。日々充実しております。我はこの至宝を天高く導ける戦いであるならば、どんな相手とでもし烈を極める覚悟でございます。行く末は我にも分からぬ定め。この思い、天まで届けと願っております」と未来を見据えたAMAKUSAだった。
【試合後のAMAKUSA】
▼AMAKUSA「我の名はAMAKUSA。何か問うことはございますか?」
――Hi69選手の戦った印象は?
▼AMAKUSA「その問いかけ、愚問ではございませんか。今年は時の流れが光陰矢のごとし。日々充実しております。我はこの至宝を天高く導ける戦いであるならば、どんな相手とでもし烈を極める覚悟でございます。行く末は我にも分からぬ定め。この思い、天まで届けと願っております」