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3/13【Sareee-ISM】WWE退団のSareeeが自主興行5・16新宿で3年ぶり日本マット復帰 「私にしかできないプロレスをしっかり見せていきたい」

 WWEを退団したSareeeが13日、東京・銀座の猪木元気工場事務所で会見し、5・16新宿FACE大会『Sareee-ISM〜Chapter one〜』で日本復帰戦を行うと発表。「これから戦いというものを、私にしかできないプロレスをしっかりみせていきたい」と3年ぶりの国内マット登場へ向けて意気込んだ。

 Sareeeは2011年4月にディアナでデビュー。2020年にWWEと契約し、コロナ禍によって渡米が延期となった末、翌2021年4月からサレイ(SARRAY)のリングネームでNXTに参戦した。205Live、NXT UKにも登場したが、このほど契約満了に伴いWWEを退団。3年ぶりに日本マットに復帰することになった。

 復帰の舞台に決まったのは5・16新宿大会。『Sareee-ISM〜Chapter one〜』と題された自主興行で、今後は白紙ながら継続開催していくつもりだ。Sareeeは「プロレスについて私と同じような考えを持っていると思う選手にオファーしたい」と考えており、外国人選手の参戦も視野に入れている。自身はシングルマッチを行う予定で「いろんなことをすべて吸収してきた新しいSareeeを見せていきたい。これから戦いというものを、私にしかできないプロレスをしっかりみせていきたい」と意気込んだ。

 2年間のWWEでの活動は「プロレスラーとしても人としても、とても成長できた、無駄ではない。アメリカに行ってよかったと心の底から思っています」と言うように大きな糧となった。再契約も提案されたというが、それでも退団を決めたのは「今一番動ける時期だと思いますし、旬の時に私がやりたいプロレスをやるのが一番いいし、後悔がないように」との思いからだった。

 Sareeeの言う「やりたいプロレス」は「戦い」。そこには故・アントニオ猪木さんとの出会いが大きく影響している。「プロレスは戦いである」は猪木イズムの一つ。WWE挑戦に際し、生前の猪木さんから「応援してるから頑張れ。とにかく自分を信じて頑張ってきな」と激励されたという。「やっぱりプロレスなので、戦いだと私は思うんですね。なので、きれいとかかわいいとか、もちろんそれもいいですけど、その前にしっかりと戦いをやったうえで、そういうことをやっていかないと」と持論を展開したSareeeは「私が戦いというものを日本の女子プロレス界に帰ってきて、しっかりみせたいと思います」と誓った。

 これからはフリーとして活動していくことになる。自主興行のほか、「日本を拠点にしながら海外でもどんどん私のプロレスを見せていきたいと思ってます。オファーがあればどこの国でも行かせていただきたい」と海外マットでの活動も視野に。「私のプロレススタイルを必要とされる団体でしたら上がりたい」と他団体参戦にも前向きな姿勢をみせた。「私の生きがいは戦うこと、プロレス」と言い切ったSareeeの理想を求める新たな道がこの春から切り拓かれる。


☆5/16(木)東京・新宿FACE『Sareee-ISM〜Chapter one〜』18:00開場、19:00開始


【会見の模様】
▼Sareee「皆さん、お久しぶりです。Sareeeです。アメリカではサレイという名前でやらせていただいていたんですけど、日本に戻ってきてSareeeに戻ります。今回、日本に戻ってきまして、私は戦いを見せていきたいと思います。5月16日、新宿FACEで自主興行を行わせていただきます。アメリカでは本当にいろいろなことを学ばせていただきました。2年間という期間でしたが、プロレスラーとしても、本当に人としてもとても成長できた、無駄ではない。本当にアメリカに行ってよかったなって心の底から今思えています。誰に何と言われようが私はアメリカでたくさんのことを学んできたし、自分なりにやり切ってきたと自信を持って言えます。その経験を最大限に活かして、私はまたこのプロレス界で大暴れしていきたいと思っていますので、皆さん、よろしくお願いします」

――日本復帰にあたってフリーという形になる?

▼Sareee「はい、そうですね。現在はどこの団体にも所属していないのでフリーです」

――自主興行で復帰することになった経緯は?

▼Sareee「私は今はどこにも所属はしてないですし、フリーとして今後やらせていただくので、一発目ということで、もう自由にやりたいので自分の思うプロレスを見せて、自分がオファーしたい選手を呼んで、本当に自由にやりたいと思ったので、この自主興行で復帰というのを決めさせていただきました」

――出てほしい選手、戦いたい選手は?

▼Sareee「Sareee-ISMという大会名が付いている通り、プロレスに対して私と同じような考えを持っているなと思う選手にこれからオファーさせていただきたいなと思っています」

――どんなプロレスを見せたい?

▼Sareee「アメリカで本当に世界一の団体に自分は行ってきて、たくさんのことを学んできたので、私になかったもの、エンターテインメントだったり、いろんなことをすべて吸収してきた新しいSareeeをこれから見せていきたいなと思うんですけども。一番は戦いというものを、私にしかできないプロレスがあると思うので、そこをしっかりと見せていきたいと思います」

――日本に戻ろうと思った理由は?

▼Sareee「WWEに対しては本当に感謝しかないですし、さっきも言ったんですけど、アメリカに行ってよかったなって本当に思ってます。そんな中でいろんなプロレスを見て、私が今一番動ける時期だと思いますし、自分の中で旬の時にやっぱり私がやりたいプロレスをやるのが一番いいし、後悔がないなと思ったので決めました


――いつ頃にその考えになった?

▼Sareee「そうですね。でも自分のプロレス、戦いってものをやりたくなるじゃないですか。2年間アメリカでやってきたので、自分の中で学ぶことはすべて吸収してきたと思ってるので、私がアメリカに行って学びたかったことを学べたと思うので、その時期かなと。新しい再契約のお話をいただいたのとちょうど同じタイミングだったので、私の道は、これからの自分の道は自分でしか作れないし、自分で作っていきたいと思ったので今回決めました」

――WWEの契約満了はいつ頃?

▼Sareee「契約上、詳しくは伝えることができないんですけども、最近です」

――最後の試合は去年の8月になる?

▼Sareee「そうですね、はい」

――アメリカで学んだ中で一番糧になったものは?

▼Sareee「WWEの選手たちみんな本当に当たり前ですけど、プロだなと思いましたし。見た目だったり、すべてが何か違うなっていう。そういうプロレスに対しての、リングに上がるまでの過程だったり、凄いなと、プロだなと本当に思いましたね」

――WWEでの経験で一番印象深いのは?

▼Sareee「人間関係もそうなんですけども、本当にアメリカに行ってなかったら出会えなかったような方たちとたくさん出会わせていただいたり、海外の選手もそうなんですけども、ホント仲間が世界にできたので、そこは自分にとって収穫だなと思いますね。そして世界一の団体の中に入って経験できたっていうこともそうですし、すべてが本当に自分の中でプラスになっているし、これから私がプロレスをやっていくうえで、これを活かしていかなければもったいないと思うので」

――復帰戦の相手は外国人の可能性もある?

▼Sareee「ちょっと考えてはいます」

――WWEで肌を合わせて一番刺激を受けた選手は?

▼Sareee「全てが本当に印象に残ってるんですけども、ティファニーっていう選手とか、本当にたくさん対戦したんですけども、まだキャリアもないのに一生懸命頑張って自分を見せようとして、本当に素晴らしいなと思いましたね。プロ意識というか」

――日本のリングではなかなか目にしなかったもの?

▼Sareee「やっぱり日本のプロレスラーとはちょっと違う部分があるかなと思いますね。文化が違うのもあると思いますけど」

――日本の女子プロレスにどのような新しいムーブメントを創っていきたい?

▼Sareee「エンターテインメントだけじゃなくて、やっぱりプロレスなので、戦いだと私は思うんですね。なので、きれいとかかわいいとか、もちろんそれもいいですけど、その前にしっかりと戦いをやったうえで、そういうことをやっていかないと。嘘はあとからバレてしまうので。しっかり私が戦いというものを日本の女子プロレス界に帰ってきて、しっかり見せていきたいと思います」

――当日はシングル、タッグどちらでやりたい?

▼Sareee「シングルマッチがいいですね。相手はまだ言えないんですけども」

――日本の女子プロレスに戦いが足りないというのもある?

▼Sareee「そうですね。それもあります」

――日本でしかできないプロレスを見せたい気持ちも強い?

▼Sareee「そうですね。日本でしか見せられないプロレスもあると思うので」

――自主興行はどのぐらいのペースでやりたい? 他団体に上がる可能性は?

▼Sareee「自主興行は5月16日にやらせていただいて、そこから先はまだ全く決まっていなくて、どうなるかわからないですけど、試合はやっていきたいと思ってるので。私の生きがいは本当に戦うことなので、プロレスなので、試合はしたいです」

――上がってみたい団体はある?

▼Sareee「ただ、私のプロレススタイルを必要とされる団体でしたら上がりたいなとは思います」

――猪木さんから学んだことは?

▼Sareee「猪木さんの闘魂っていう言葉があると思うんですけど、闘う魂と書いて闘魂。私は父の影響でプロレスと出会ってプロレスが好きになってプロレスラーになったんですけども、父の影響で猪木さんを知ったんですけど、私のやりたいプロレスも闘う魂を込めて戦うというプロレスをやりたいので、闘魂、その通りだなと思います。猪木さんには本当に尊敬しかないですね。一度対談させていただいたこともあったんですけど、その時も『応援してるから頑張れ』っていう熱い言葉をいただいて、それがずっと胸に残っています」

――猪木さんからの言葉で自分のプロレスに活かせそうな大切な言葉はある?

▼Sareee「『とにかく自分を信じて頑張ってきな』と言っていただきましたね。あと『赤似合うよ』と言ってもらってとてもうれしかったです」

――猪木元気工場での会見はその流れから?

▼Sareee「今日この会場でやらせていただいたのは、いろいろ会見をやらせていただく場所を探している中で、ご協力いただけると言っていただいて、今回やらせていただいています」

――海外からのオファーもあると思うが、今後は日本に限らず活動していくのか、日本を主戦場にするのか?

▼Sareee「日本を拠点にしながら海外でもどんどん私のプロレスを見せていきたいと思ってます。オファーがあればどこの国でも行かせていただきたいと思ってます」

――世界のファンにメッセージを

▼Sareee「英語があれなんですけども、あとでメッセージでしっかりツイッターとかにWWEで応援して下さった海外の皆さん、『最近試合出てないけど大丈夫?』とか、本当にたくさん心配の声をかけていただいて、これからどうなるんだろうと思ってる方もいると思うので、あとから英語でしっかり皆さんには感謝の気持ちを伝えたいと思います」

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