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3/14【FMWE】大仁田が全日本・石川と電流爆破で対決へ 4・29鶴見から50周年記念ロードがスタート

 大仁田厚が14日、都内で会見し、4・29鶴見大会で全日本・石川修司と電流爆破マッチで対戦することが決定。2024年の50周年へ向けて記念ロードが同大会から始まることも発表した。

 現在、ヨシタツとアジアタッグ王座を保持する大仁田だが、現時点で挑戦の名乗りが上がらないまま。4・29鶴見大会へ向けて「これは全日本プロレスの全選手に対する、FMWEからの参戦要求だ。誰か度胸のあるヤツはいないか? 14日に都内で会見するから必ず誰か出てこいよ」と要求していた。

 これを受けてこの日の会見に全日本から木原文人リングアナウンサーが来場し、「10人分くらいある人を用意しました」と宣言。現れたのは石川だった。かつてデスマッチファイターとして活躍したことがある石川は「全日本としてのプライドはもちろんもってます」と前置きし、「デスマッチとかいろんなプロレスをやって今の自分があるんで。(ジャイアント)馬場さんの追善大会のときに、1回ちょっとだけ触れましたけど、大仁田さんといえば電流爆破でしょ。そこを食らって、もっと自分もデカくなりたい」と参戦を表明。「電流爆破も大仁田厚も飲み込みたい」と宣言した。

 大仁田は4・29鶴見大会で「地獄のデスマッチ・パート3」を決行する予定。「小さいヤツとか来るかと思ったけど、全日本を代表するようなデカさの人が来るから困ったなと」と困惑しながらも、「石川さん、電流爆破は俺の世界だから。俺が自由にできるわけですから。その中で全日本がどういう仕掛けをしてくるか。第一の刺客として石川さんを選んでくれた。どんなデスマッチでもいいんですか?」と問いかけた。すると石川は「どんなデスマッチでも飲み込みます」とキッパリ。大仁田組vs石川組のタッグ戦が決定した。状況によってはシングル戦になる可能性もあるという。

 「そのときはチャンピオン・カーニバル(CC)中で、そのときを割いていくので。そのくらい大仁田厚という存在はデカいと思ってる」と覚悟のほどを示した石川は全日本3・21大田区大会で三冠ヘビー級王者・永田裕志への挑戦を控える。そこで大仁田は三冠王者の電流爆破参戦を描き、「石川さん、三冠戦勝って鶴見に上がってくれ」とエールを送った。石川も「大仁田さんの前に立つときは、三冠ベルトをかざして立ちますんで、楽しみに待っててください」と呼応。大仁田は「被爆してCCを離脱してもらいたいなと思ってるんで。もし離脱したら石川さんの代わりに大仁田厚がCCに初めて出場ということで」と不敵な笑みを見せた。

 そして大仁田は2024年4月14日のデビュー50周年へ向けて、4・29鶴見大会からアニバーサリーロードに入ることを発表した。「半世紀の間にいろいろありまして。ノドに傷があるんですけど、敗血症になりまして、死の寸前までいって。体に1500針以上の縫い傷があって。全日本のときには膝蓋骨骨折で引退を余儀なくされて。どうしてもプロレスが忘れられなくて、50年やってきた」と回想し、「50年の重みが自分の中で、半世紀やってんだというのを見せたい。あとどこまでリングに上がれるか分かりませんが、上がれるとこまで上がり続けようと思ってます」と宣言。「電流爆破以外の試合をすることがあるかもしれませんが、最後まで電流爆破で貫こうかなと思ってます」と記念ロードの中で邪道流を見せつける構えをみせた。

 50周年記念最後の舞台もすでに描いてある。かつて大仁田が主宰したFMWの聖地・川崎球場の跡地である富士通スタジアム川崎だ。「最終的には来年、川崎で50周年の大会を予定しています。自分が思ってる人がいますので。子どもの頃から憧れていた、あの選手をぜひ50周年のラストに呼ぼうと思ってます」と意中の存在を明かし、「その人、ドラ、ドラ、ドラ、ドラの大会には1回行きたいと思ってます」と意味深長な言い回しで宣言していた。

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