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3/16【全日本】「情けない」 宮原が北宮に三行半 NOAH側に対抗戦出陣3選手の早期決定を要求

 3・21大田区大会でNOAHとの対抗戦に臨む宮原健斗、安齊勇馬、井上凌が16日、東京・湯島の全日本事務所で会見。宮原が対戦を要求していたマサ北宮からのメッセージが届いたものの応じる意思はなく、最高男は「北宮光洋、お前はそれでいいよ」と三下り半を突きつけ、NOAH側に対抗戦出場3選手を早急に決めるよう要求した。

 3・14新宿大会でNOAH・稲村愛輝との一騎打ちに勝利した宮原が試合後、NOAH勢に3・21大田区大会参戦を要求。安齊と井上が対抗戦出陣を志願し、宮原は「こっちは3人だ。てめぇらも3人用意しろ。てめぇら3人のうち、1人は必ず北宮光洋を入れておけ」と要求。NOAH選抜3選手との対抗戦が決まった。

 だが、現時点でNOAHのメンバーは未決定。宮原が参戦を求めている北宮は無反応のままだったが、この日、「いつまで先輩ぶってんだよ。北宮光洋なんてレスラーはもういないんだよ。俺はマサ北宮だ。過去に執着してるのか? 今を生きろよ宮原健斗」とのメッセージを送ってきた。

 どうやら北宮には対戦に応じる意思はないようだ。これには宮原も「なぜ俺が北宮光洋の名前をわざわざ出したのか? あいつは何にも感じ取ってねぇな」とあきれ顔で、「昔からあいつはプロレスセンスもなければ、プロレス脳もないな、相変わらず。ダメだな、あれは。何にも変わってないね」と酷評。「もういいよ、あれは。北宮光洋、お前はそれでいいよ。俺が言ったメッセージの意味合いもわかってないプロレス脳の持ち主だったらね、俺はもうこれ以上、言うことないでしょう。情けないよ」と三下り半を突きつけた。

 自ら北宮との対戦問題に終止符を打った宮原だが、大田区大会カードが未だ確定していない状況は変わらない。これまでビッグマッチのメインを何度も締めてきた最高男にとっては、かつてない「異常事態」だ。そこで宮原は「誰でもいいよ。3人用意しろ。こっちは準備万端だよ。NOAHさんよ、早くしてくれよ」と選抜選手3人を早急に決めるよう要求。「ただ宮原健斗がこっちは出てんだから、それなりのものを用意しないとね。プロレスリング・ノアも顔が立たねぇだろ、俺に。楽しみにしてますよ」と投げかけた。宮原の発言を受けて、NOAH側の反応が待たれるところとなった。

【会見の模様】
▼安齊「3月21日、大田区大会。プロレスリング・ノアとの3対3対抗戦、相手はまだ決まっていませんが、誰が来ようと必ず勝ちたいと思います。僕も全日本プロレスを背負う一人として、必ず僕たちが…俺が必ず勝ってみせたいと思います」

▼井上「全日本プロレスの井上凌です。先月の東京ドーム大会、そして14日の新宿大会、どちらとも宮原選手のセコンドにつきまして、非常に自分自身、心が動きまして、先日の新宿大会で宮原さんがマイクを取った瞬間、僕もここで行動を起こさないと非常にもったいないなと思いまして、宮原選手、安齊選手とともにNOAHを倒したいと思います。3月21日、大田区大会はゼンニチ新時代のメンバーとして必ず負けたくない一戦だと思ってます」

▼宮原「全日本プロレス宮原健斗です。まず、今日、記者会見があることはわかってるんですよね? 俺がおととい、プロレスリング・ノア3選手用意しろと言ったにもかかわらず、(テーブルを叩いて)そして今日、記者会見があることはもうあちらには伝わってるはずですよね? なぜまだ選抜選手なのか? そんなにもったいぶって大丈夫なのか? 逆に。俺はそう思ってますよ。誰だよ? 3選手は」

▼マサ北宮からのメッセージ(奥田亮リングアナが代読)「あいさつがないとか、てめぇの試合が決まってないから戦えとか都合がよすぎるんだよ。いつまで先輩ぶってんだよ。北宮光洋なんてレスラーはもういないんだよ。俺はマサ北宮だ。過去に執着してるのか? 今を生きろよ宮原健斗。ドームで全日本は負けてるんだよ」

▼宮原「何? これは。本人が言ってんの? は? 何これ? 北宮光洋のメッセージ? はぁ、あいつも偉くなったもんですねぇ。この俺にメッセージを送れるようになったか、あいつは。何て言いました? 今。東京ドームで? 何て言ってましたっけ。全日本が負けたにもかかわらず? そもそもお前は何試合目に出てたんだよ、北宮光洋は。あいさつもなけりゃ、何試合目に出てるかもわからない。モニター見ててもあいつの試合なかったよ。情けない。で、俺が散々、あの武藤敬司の引退試合の試合後のバックステージでなぜ俺が北宮光洋の名前をわざわざ出したのか? あいつは何にも感じ取ってねぇな。昔からあいつはプロレスセンスもなければ、プロレス脳もないな、相変わらず。ダメだな、あれは。何にも変わってないね。北宮光洋、相変わらず単細胞だ、あいつは。昔からまっすぐなところだけはよかったけどな。ただ、10年経てばまっすぐすぎるのもどうかと思うぞ。もういいよ、あれは。北宮光洋、お前はそれでいいよ。とにかく俺ら安齊勇馬、井上凌、こっちは3選手用意してんだから。プロレスリング・ノア、もう5日だぞ、大田区まで。誰でもいいよ。3人用意しろ。こっちは準備万端だよ」

――北宮選手にはこだわらない?

▼宮原「こだわるも何も、俺が言ったメッセージの意味合いもわかってないプロレス脳の持ち主だったらね、俺はもうこれ以上、言うことないでしょう。情けないよ、本当に。健介オフィスの時に同じ釜の飯を食った仲だぜ。そんな可愛い可愛い後輩に話を振ってやってんだよ、こっちは。情けない」

――「誰でもいい」とのことだが、希望する選手はいない?

▼宮原「ただ宮原健斗がこっちは出てんだから、それなりのものを用意しないとね。プロレスリング・ノアも顔が立たねぇだろ、俺に。楽しみにしてますよ、むしろ。ファンの皆さんも楽しみにしてるんじゃないですか。これで俺がいなければ話は別ですけど、俺がこの場にいますからね。プロレスリング・ノア、誰を用意するんでしょうね」

――3・14新宿大会で行動を起こしたが、突き動かしたのは何だった?

▼安齊「やはり自分も東京ドームにはセコンドで行きましたし、新宿でも宮原さんと稲村さんの試合を見て、大田区大会が1週間前に迫るところで、自分も見てるだけというか、何もしないわけにいかないなと思い、あの時、手を挙げたというかリングに上がりました」

▼井上「僕も東京ドーム大会と新宿大会ですね。僕も大田区のカードが決まってなかったので、このままどうすりゃいいのかっていうのを考えた時に宮原さんと稲村さんの試合を見て、ここは行動しないといけないと思ってリングに立ちました」

――NOAHで対戦したい、興味のある選手はいる?

▼安齊「そうですね。誰が来ようと自分のやるべきことをやるだけなので、特にこだわりはなく、とにかく対抗戦勝ちますというだけですね」

▼井上「僕も誰が興味あるかとか、そういうのはなくて、21日は必ず誰だろうとぶっ倒したい気持ちがあります」

――二人の行動はどのように映っている?

▼宮原「目の前にチャンスがあれば飛びつく覚悟があるんでしょうね、二人はね。素晴らしい嗅覚の持ち主だなと思いますよ。さすが全日本プロレス生え抜きのレスラーだなと思いますよ」

――ビッグマッチを前に対戦カードが決まっていないのは非常事態だが?

▼宮原「あと5日で、こっちは全日本プロレス3名を用意してるわけで、プロレスリング・ノア大丈夫か? あと3名用意するのは。俺が出てるんだからね。あと5日前に俺の対戦相手が決まってない。異常事態だね。NOAHさんよ、早くしてくれよ」

――北宮選手に逆にメッセージを送るとしたら?

▼宮原「一言で言うならば、北宮光洋、情けないと。もう俺の後輩と名乗るのやめてほしいよね。それぐらい情けない。残念です」

――「過去に執着してる」と言われたが?

▼宮原「あのね、彼が残念なのは俺がわざわざ北宮光洋の名前を出してあげてるのに、そこに飛びつく勇気もなければ、プロレスセンスもないと。残念です」

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