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3/16【全日本】拳王「全日本、青柳は残念」 青柳はダブルタイトル戦要求で金剛にGHC獲り厳命 世界タッグ会見

 3・21大田区大会で世界タッグ王座を争う王者・青柳優馬&野村直矢、挑戦者・拳王&征矢学が16日、東京・湯島の全日本事務所で会見。GHC&世界タッグの統一を予告している拳王が「残念な印象しかない」と全日本を酷評し、征矢とともに途中退席すると、青柳は「この二人にはGHCのベルトを持ってきてもらって統一戦、ダブルタイトルマッチをやってもらいたい」と要求した。

 NOAH2・21東京ドーム大会で「宮原健斗&諏訪魔&青柳vs拳王&中嶋勝彦&征矢」の全日本vsNOAH対抗戦が行われ、青柳にピンフォール勝ちを収めた拳王が征矢との世界タッグ挑戦を要求。青柳&野村がNOAH3・9後楽園大会に乗り込んで受諾を意思表示し、3・21大田区大会でのタイトルマッチが実現することになった。

 NOAH3・19横浜武道館大会でGHCタッグ王座挑戦も控える金剛コンビは両王座を奪取し、“GHC世界タッグ王座"に統一する青写真を描いている。この日の会見でも拳王が「GHCタッグ王者として、3月21日、大田区大会。このベルトを奪いにいく。そして! 95代世界タッグチャンピオンになってからだ。その二つのベルトを統一して、初代GHC世界タッグ王者になってやる」と予告した。

 これまで拳王は全日本に対して辛らつな発言を連発してきた。この日も今の全日本プロレスの印象を問われ、「残念な印象しかないよね。今こいつらのコメントを聞いてても、何だか残念な気持ちになったよ」とバッサリ。青柳についても「プロレス界のスターになる素質はあると思う」としながらも、「今の青柳を見てると脱線しまくりでしょ。このようなキャラクターでプロレス界を引っ張れるとは思わない。それは今の残念な全日本プロレスがこういうレスラーに育てたんだと俺は思っている」とこき下ろした。

 拳王は明らかに不機嫌モード。この日の会見場は全日本事務所内の決して広くはないスペースで、「おい、おい、おい。もういいだろう。ちょっと待ってくれよ。こんな豚小屋に長くいさせんなよ。そろそろ会見終わろうぜ」と吐き捨てた拳王は記者の質問を遮って、征矢とともに退席してしまった。

 対する第94代王者・ノムヤギはこれが初防衛戦。いきなり外敵にして強敵を迎え撃つ。金剛コンビの途中退席にも動じない青柳は「ああいう人なんですよ、しょせんは。斜に構えて自分たちも結局は大したこと言ってない。それでいて『つまんねぇ』だ何だって、自分たちだってそんなこと言えてねぇだろって話じゃないですか」と批判。拳王&征矢の統一プランに異論はなく、「ぜひとも3月21日はGHCタイトルも向こうにかけてもらって本当の統一戦やりましょうよ」と呼応した青柳は「もし僕らが勝ったら世界GHCタッグ王座(仮)でやっていきたいなと思ってます」と拳王発言を逆手にとって宣言。「二人は3月21日、大田区大会ではGHCのベルトを持ってくるように、よろしくお願いしますね」と厳命していた。


【会見の模様】
▼征矢「プロレスリング・ノアの征矢学です。正式に世界タッグのタイトルマッチが決まりましたので、俺と拳王が第95代、新チャンピオンになります」

▼拳王「GHCタッグ王者として、3月21日、大田区大会。このベルトを奪いにいく。そして! 95代世界タッグチャンピオンになってからだ。その二つのベルトを統一して、初代GHC世界タッグ王者になってやる」

▼野村「ノムヤギの野村直矢です。僕は今、全日本プロレスではないんですけど、ノムヤギというチームには凄く思い入れがあります。なので拳王選手、征矢選手には僕らの踏み台になってもらってですね、僕らノムヤギ、日本一のチームを目指します。必ず防衛します」

▼青柳「ノムヤギのヤギの方、青柳優馬です。3月21日、大田区では世界タッグ選手権試合ですが、その何日か前の3月19日ですか、NOAHさんの横浜武道館大会でこのチャレンジャーチームがGHCタッグチャンピオンとして来てくれることを信じてますので、ぜひともこの二人にはGHCのベルトを持ってきてもらって統一戦、ダブルタイトルマッチをやってもらいたいなと思ってます。二人は3月21日、大田区大会ではGHCのベルトを持ってくるように、よろしくお願いしますね」

――拳王選手はこれまで全日本に手厳しい発言を連発してきたが、今の全日本プロレスにどんな印象を抱いている?

▼拳王「今の全日本プロレスの印象? 残念な印象しかないよね。今こいつらのコメントを聞いてても、何だか残念な気持ちになったよ。隣にいる青柳、ホントに素質は凄ぇと思う。でも全日本プロレスにいたら、このようなレスラーしか生まれない。残念な印象。この会見もそうだよな。何だよ、豚小屋みたいなとこで会見して。本当に今の全日本プロレスは残念で仕方ないな」

――具体的に青柳選手のどこが残念?

▼拳王「青柳はプロレス界のスターになる素質はあると思う。だが、今の青柳を見てると脱線しまくりでしょ。このようなキャラクターでプロレス界を引っ張れるとは思わない。どこに目くらんだのか。それは今の残念な全日本プロレスがこういうレスラーに育てたんだと俺は思っている」

――征矢選手は王者組二人の印象は?

▼征矢「相手の印象というよりは、こうして世界タッグのタイトルマッチが決まった以上、世界タッグのベルトを俺と拳王が巻く。それだけ」

――世界タッグは過去に3度巻いているが、このベルトに対する特別な思いはある?

▼征矢「過去は過去、今は今。とりあえず俺は今、俺に必要な実績として、世界タッグのベルトを必ず獲ります」

――統一して初代GHC世界タッグ王者になるという青写真を描いているが…

▼拳王「おい、おい、おい。もういいだろう。ちょっと待ってくれよ。こんな豚小屋に長くいさせんなよ。そろそろ会見終わろうぜ。俺様が来てやってんだぞ。何だよ、この豚小屋。早く会見終わろうよ」

――統一したらベルトをどうしたいか…

▼拳王「ノーコメントで」

――王者組は挑戦者組にどんな印象を抱いている?

▼拳王「おい、おい、おい。もういいだろ。こいつらもノーコメントだ。終わりだ」

※拳王と征矢が立ち上がる

▼青柳「あの、お帰りいただいて結構ですよ、もしよかったら。我々二人でトークショーか何か適当にやっておきますんで。はい、お疲れ様でしたぁ」

※拳王と征矢は退席

▼青柳「まぁね、いなくなっちゃった後に言うのも凄く陰湿な感じになって申し訳ないんですけど、ああいう人なんですよ、しょせんは。斜に構えて自分たちも結局は大したこと言ってない。それでいて『つまんねぇ』だ何だって、自分たちだってそんなこと言えてねぇだろって話じゃないですか。何が面白いんですかね? GHCタッグとりあえず持ってきてくださいよって。負けた僕が言うのも何ですけど(苦笑) だから、ぜひとも3月21日はGHCタイトルも向こうにかけてもらって本当の統一戦やりましょうよ。もし僕らが勝ったら世界GHCタッグ王座(仮)でやっていきたいなと思ってますんで。はい、以上です」

▼野村「僕は統一王座ももそうなんですけど、個人的に征矢選手には凄く思い入れがありまして。僕が全日本に入寮した時の寮長が征矢学選手だったんですよ。その時にすぐ別の団体に行っちゃったんですけど、凄く印象に残ってるのがちゃんこ鍋の作り方を教えてくれた。特にそれが征矢選手に対する印象ですね。なので征矢学選手にはちゃんこの調理方法を教えてくれた恩返しをキッチリしたいと思います」

――征矢選手は当時と毛色が変わったと思うが、今の姿を見てどう思う?

▼野村「金剛というチームに入って凄く作り込んでるなっていう印象ですね。僕は本当にただYouTubeとか、そういうのを見て思ったことなんですけど、凄く作り込んでるなと。それだけですね、印象としては」

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