3/17【NOAH】ジェイク「“自由の象徴"手に入れる」、清宮は笑顔で「満開の春」宣言 GHCヘビー調印式
3・19横浜武道館大会のGHCヘビー級選手権試合「(王者)清宮海斗vsジェイク・リー(挑戦者)」に向けた調印式が17日、都内ホテルで開かれた。
ジェイクは覚悟の全日本退団からのGHCヘビー初挑戦。調印を終えたジェイクは「彼にはあのベルトはどうしても重荷。彼に必要なのはベルトじゃないんだよ」と改めて清宮に“休息"を勧めたうえで、「GHCヘビーっていうのは僕の中で“自由の象徴"。今までの歴史を振り返って僕は今そのキーワードを出しました。この自由の象徴を手に入れた時、自分に何が起きて、周りに何が起きて。それは実際に手に取ってみなければわからないこと」と思い描いた。
迎え撃つ清宮はオカダ・カズチカ戦“大敗"からの再起戦。「NOAHの風景が変わってきているなっていうのを感じてます。この変わり目の一番大事な時期に、NOAHでまだ無敗のジェイク・リー。今一番勢いあるかもしれないけど、この生存競争を俺が制して、満開の春を迎えます」と下を向かずに“笑顔"をほころばせながら、NOAH新風景構築のリスタートを誓った。
前哨戦ではジェイクが体格差で押すシーンが目立ったものの「対策は練れました。ジェイク・リーにないものは俺がNOAHで学んできた技術」と清宮はジェイク攻略に自信。それでもジェイクは「清宮の技術に関する印象? ここでそれを言うわけがない」と煙幕を張りながら“想定内"をほのめかした。
挑戦表明時には「俺が新しいNOAHのビジネスモデルになってやる」とも話したジェイク。とはいえ、そのビジョンについては多くを語らず「俺が最後に立ってる。そういう舞台にします」と不敵な笑みとともに語るのみ。清宮再起の返り討ちか、ジェイクの一発戴冠か。NOAH新風景を懸けた横浜武道館決戦のゴングはまもなく鳴る。
【会見の模様】
▼ジェイク「ジェイク・リーです。もうずっとこれは言い続けていることで、彼には、今のチャンピオンにはあのベルトはどうしても重荷になるだけで。何をトライするにも別に良いし、それはとても大切なことだ。とても重要なことだ。けど、見ていてわからないか? 彼に必要なのはベルトじゃないんだよ」
▼清宮「清宮海斗です。俺はずっと近い世代、下の世代でNOAHを変えていきたくて、やっと一つ前のタイトルマッチで(ジャック・モリスと)同世代のGHCができました。今NOAHが、NOAHの風景が変わってきているなっていうのを感じてます。この変わり目の一番大事な時期に、NOAHでまだ無敗のジェイク・リー。今一番勢いあるかもしれないけど、この生存競争を俺が制して、満開の春を迎えます」
――前哨戦を終えてのそれぞれの印象は?
▼ジェイク「笑顔が増えたなと」
▼清宮「でかいし、パワーもあるっていうのはわかりました。ただ、それで自分も対策練れましたんで」
――GHCヘビーのベルトに対する印象は?
▼ジェイク「もういろいろなところで僕は言っているのですが、GHCヘビーっていうのは僕の中で自由の象徴で。言ってる意味が分かる人はなんとなくわかるかもしれないですけど、今までの歴史を振り返って僕は今そのキーワードを出しました。この自由の象徴を手に入れた時、自分に何が起きて、周りに何が起きて。それは実際に手に取ってみなければわからないことで。それも込みで楽しんでもらえれば」
――体格差が目立つが警戒点は?
▼清宮「全部は言えないです。でもジェイク・リーにないものは俺がNOAHで学んできた技術だと思ってるので」
――清宮選手の技術面での印象は?
▼ジェイク「ここでそれを言うわけがない」
――GLGとしてどんな横浜武道館大会にしたい?
▼ジェイク「俺が最後に立ってる。そういう舞台にします」
――ドームを終えてリスタートの位置づけとなる横浜武道館大会をどんな大会にしたい?
▼清宮「未来が見える大会にします」
――武藤敬司引退後、初のビッグマッチとなるが、そこは意識する?
▼ジェイク「大きな主役、大きな存在感がある人がいなくなった今、逆にそれはチャンスであり、そこに自分がどう食い込んでいくかしか考えておりません」
▼清宮「やっぱり自分たちがドームという舞台に立てたのは本当に武藤さんのお力のおかげだと思いますので。そこで見れたこの景色というものに、また自分たちが行きたいと描きながら向かうことができているので、そこを本当にプラスに行きたいなと思います」
――東京ドームではオカダ・カズチカ選手に敗れたが、大型選手に対しての戦い方で得たものはある?
▼清宮「まあ見た目の体格がもしかしたら似てるかもしれないですけど、戦ってみて感じたことは結構違うことがあるので。そこを活かしていけるところもあれば、また全然違うなと思うところもあったり。そこらへんは今、考えながらやってますね」
