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3/22【DDT】UNIVERSAL王座初戴冠の遠藤が一夜明け会見 「KO-D無差別に負けないDDTを象徴するベルトに」

 3・21後楽園大会の一夜明け会見が22日、東京・渋谷のAbemaTowersで行われ、土井成樹を破ってDDT UNIVERSAL王座を戴冠した遠藤哲哉が「無差別級のベルトに負けないように、DDTを象徴するベルトだってところまでもっていきたい」と誓った。

 遠藤がUNIVERSAL王座を初戴冠。昨年6月にKO-D無差別級王座を返上して以来、9ヵ月ぶりのシングル王座獲りとなった。しかも「DDTに参戦して、僕の名前を出してくれてて。(去年の)12月29日にTDCでKO-D6人タッグのタイトル戦で戦ったんですけど、そのときはそんなに当たる時間も長くなくて、お互いにやり足りない部分があった。昨日、シングルマッチ、しかもUNIVERSALのベルトをかけて試合できたのは非常に光栄」というほど待望していた土井との初シングルを制しての勲章。「かなり攻められた部分もあって、しんどい時間も長かったんですけど。反面、まだ試合が終わってほしくないという気持ちもずっとありまして。すごい久しぶりに試合を楽しむというか、そういう感情が芽生えた試合でした」と振り返った遠藤は「土井選手、もう僕のなかでは外敵じゃないんで。仲間なので、DDTに今後も上がっていただいて。まだ戦ってない相手とかいるので、ぜひDDTの選手全員と戦っていただいて」と継続参戦のエールを送り、「またこのベルトをかけて試合をしたいと思います」と再戦も視野に入れた。

 試合後、KO-Dタッグ王者のMAOが挑戦を表明し、5・3横浜武道館での初防衛戦が決まった。宮城県出身対決となり、「個人的に嫌いという感情もあるんですけど、同郷の宮城県で、僕が白石市、向こうが大崎市を背負ってるというのもあって。同郷でのタイトル戦ってプレッシャーを感じてるんです。自分の中で避けて来たところもあります」という遠藤だが、「ただ向こうも現KO-Dタッグチャンピオンで、UNIVERSALも巻いてるので、実績的には申し分ない相手かなと思う。ここでハッキリと白石市が上か、大崎市が上か決めようじゃないかと思います」と意気込んだ。

 UNIVERSAL王座を初めて手にしたことで、遠藤には思い描いていることがある。「今回初めて巻きますし、挑戦したこともなかったので、思い入れとかは今は正直全くない」とは言うものの、ベルトの価値を高めていくのが王者の責任。「無差別級も、UNIVERSALも、ほかのベルトも、あまり何が上とか決めつけないようにしてるんです。ベルトを持っているということは、どんなベルトであれ、DDTの団体を背負ってるという認識」と強調した遠藤は「今後これを巻いて試合するにあたって、このベルトへの思い入れをつくって。UNIVERSALのベルトを無差別級のベルトに負けないように、DDTを象徴するベルトだってところまでもっていきたい」と誓うと、「無差別級も狙いたいですし、ほかの6人タッグもタッグも、なんなら(DDT)EXTREMEもすべてのベルトを巻きたいと思ってます」とベルト総獲りにも色気を見せていた。

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