3/31【Evolution】ZONESが初陣で山下に完敗も闘争心むき出し 「今度は私がぶっ飛ばす」

『女子プロレス団体・Evolution〜旗揚げ新木場大会〜』
東京・新木場1stRING(2023年3月31日)
○山下りなvsZONES×

　ZONESがデビュー戦で山下に完敗したものの闘争心を見せつけ、「今度は私がぶっ飛ばして、絶対に勝ってみせる」と誓ってみせた。

　ZONESは栃木県出身で保健体育の教員免許を持つ。ワイルドな風貌で周囲から呼ばれてきたニックネームをそのままリングネームにした。相手は“デスマッチアマゾネス"の異名を持つデスマッチファイターの山下。いってみればアマゾネス対決となった。

　タックル合戦に競り負けたZONESは串刺しラリアットを食らってしまう。それでも胸板へのハンマーパンチを連発し、サソリ固めに捕まっても耐え抜くと、ショルダータックルをぶちかまし、チョップ合戦でも渡り合った。

　だが、ボディアタックで動きを止められたZONESは、フロントハイキックで何度も顔面を蹴りつけられてしまう。胸板へのハンマーパンチを連発して立ち向かうものの、山下が強烈なエルボーで返り討ち。ロメロスペシャルの体勢から後頭部を踏みつける荒技に出て、「どうした? そんなもんか? もっとこいよ!」と挑発した。

　触発されたZONESは山下の足にしがみつき、豪快なバックフリップで反撃に出た。ラリアットは山下が相打ちに持ち込んでも、最終的にラリアットでなぎ倒してみせ、ダイビングラリアットを発射したが、攻勢もここまで。フロントハイキックで黙らせた山下がバックドロップ、ラリアットとたたみかけて3カウントを奪った。

　試合後、山下が握手を求めると、拒んだZONESは殴りかかった。師匠・石川が止めに入ったものの、闘争心をむき出しにしたZONESは「何か私、プロレスが好きみたいです。痛くて、ムカついて、もっとぶん殴りたかったけど、何かすっげぇ興奮して、早く明日にでも試合を組んでほしい」と戦う喜びを実感。「世界で、いや地球で一番強くて美しいプロレスラーになる」というのが目標で、「いつになるかわからないけど、今度は私がぶっ飛ばして、絶対に勝ってみせる」と誓った。

　これには山下も呼応。「乱暴さの中に危うさもあって面白い」とZONESを評価したうえで、「これから自分との戦いじゃないですか。頑張って乗り越えてください」とエール。そして「私はやめない限り何回でも試合してやるんで」と受けて立つ構えをみせていた。


【山下の話】「Evolution旗揚げ、ZONESのデビュー戦ありがとうございました。恵まれたデビュー戦だったんじゃないでしょうか。何よりね、アンラッキーで…いや、むしろラッキーか。デビュー戦の相手が私っていうのはラッキーなんじゃないですか!? ZONESよ、アマゾネスは二人もいらねぇんだよ。と言いたいところだけど、何人いてもいいですよ。名前負けしないようにこれから頑張っていけばいいんじゃないですか。乱暴さの中に危うさもあって面白いじゃないですか。プロレスラーになったら100点満点の試合なんて死ぬまでないんですよ。今日いっぱい歓声もあったけど、これからが絶対大変になる。今日の試合、これから自分との戦いじゃないですか。頑張って乗り越えてください。私はやめない限り何回でも試合してやるんで。じゃ、デビューおめでとうございました!」


【試合後のZONES】
――プロレスラーとしてデビューした今の気持ちは?

▼ZONES「山下りな選手、強いのはわかってた。思った以上にすっげぇ、すっげぇ強くて、痛くて、激しかったです。でも、何か私、プロレスが好きみたいです。痛くて、ムカついて、もっとぶん殴りたかったけど、何かすっげぇ興奮して、早く明日にでも試合を組んでほしい。そういう気持ちです」

――これからどんなプロレスラーになりたい?

▼ZONES「どんなプロレスラー? 世界で、いや地球で一番強くて美しいプロレスラーになる。それしか考えていません。だから、こんなところでつまずいていられないんです私は。いつになるかわからないけど、今度は私がぶっ飛ばして、絶対に勝ってみせる。山下りな、私がぶっ飛ばすところを楽しみに待っていてください!」