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3/31【DDT】4年ぶり米国大会 竹下がメインで上野との熱戦同級生対決に快勝

 『DDT goes HOLLYWOOD!』が現地時間30日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス・ウクライニアン・カルチャーセンターで行われ、AEWを主戦場とする竹下幸之介が咲くやこの花高校の同級生・上野勇希と激闘を繰り広げ、4年ぶりのDDT米国大会のメインを締めた。

 DDTの米国大会は2019年4月4日のニューヨーク大会以来、4年ぶり。超満員札止めとなる750人を動員したこの日、メインに組まれたのは竹下と上野の同級生対決だった。両者は2021年12・5後楽園大会における「D王 GRAND PRIX」優勝戦で対戦し、竹下が勝利。今年の1・5板橋大会では、日本を離れる直前の竹下の希望で一騎打ちが実現し、10分時間切れ引き分けに終わっている。

 この日、ロサンゼルスの地で両者が3ヵ月ぶりにシングル対決。顔面へのドロップキック、場外へのトルニージョを放った上野がジャーマン、ハーフネルソンスープレックスで攻め込めば、竹下はタケシタライン(ジャンピングラリアット)、ブルーサンダー、トップロープ越えのトペ・コンヒーロの猛攻で応戦。ジャンピングニーを叩き込んだ。

 上野もザーヒーを阻止してWRで逆襲。後頭部へのスタンドシャイニングウィザード、ドロップキックを見舞ったが、ムーンサルトアタックは竹下がキャッチ。そのまま変型ボムで叩きつけ、ジャーマンでぶん投げると、ザーヒーを決めて3カウントを奪った。

 米マットで実現した同級生対決は竹下が制した。試合後、「This is DDTプロレスリング!」とマイクアピールした竹下はバックステージで「米国に来るようになったのが去年の4月で、米国で1年やってきたことが米国で見せられた」と満足げ。「上野とのシングルは何回もやってますけど、特にやることは(日本と)変わってない。DDTのプロレスが米国でも多くのお客さんを興奮させられた」と手応えを得た。

 4年ぶりのアメリカ興行のメインで快勝。竹下は「日本の男子の団体で米国で単独でやってるのは新日本とDDTだけで誇れること。明日、東京女子が単独でやるけどすごく誇れること。もっと多くの人に知ってもらいたい」とDDTへの変わらぬ思い入れを口にし、「AEWに出るときは、AEWの竹下というのもあるけど、DDTの竹下というのも少しは背負ってリングに上がってるつもりなんで。これからも楽しみにしてもらいたい」と笑みを見せた。

 一方、敗れた上野は「タケ(竹下)が積み上げてるものを感じて、タケが頑張ったから米国でもすごくなったのを感じて。僕ももっともっと頑張って米国にすぐ帰ってきたい」と異国の地での同級生対決で刺激を受けた様子。「KING OF DDTトーナメントも決まって、今年もDDTを広めていきたいと思います」と帰国後を見据えて誓った。

 なお、31日(日本時間4月1日)には、同会場でDDTとGCWの全面対抗戦が行われる。

プロ格 情報局