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4/8【NOAH】「狂気には狂気を」 ジェイク“狂笑式”コブラで中嶋絞殺、仙台GHCへ進撃

『SUNNY VOYAGE 2023』大阪・ATCホール(2023年4月8日)
○ジェイク・リー&アンソニー・グリーンvs拳王&中嶋勝彦×

 狂気には狂気を。NOAH大阪大会メインに据えられたGHCヘビー前哨戦で、王者ジェイクが“狂笑式"コブラツイストで挑戦者・中嶋からレフェリーストップ勝ち。仙台決戦のテーマを「どれだけ狂えるか」に設定した。

 4・16仙台大会のGHCヘビー級王座戦「(王者)ジェイクvs中嶋(挑戦者)」に向けた4度目の前哨戦。危険な笑顔が交錯した。ジェイクがシンプルながら高身長の落差を生かした攻撃で腰を攻め立て、苦悶する中嶋を「アーッハッハッハ!」と蹴りまくる。

 ならばと中嶋も拳王との蹴り乱打でジェイクを“人間サンドバック"状態にすると、起き上がろうとするジェイクに持ち前の“クレイジースマイル"でロックオン。どてっ腹に猛烈なサッカーボールキックを叩き込み、のたうち回るGHC王者を楽しげに見下ろした。

 だが、続くヴァーティカルスパイクを踏ん張ったジェイクは、逆に落差十分のバックブリーカーをズバリ。今度は腰をおさえてのたうち回った中嶋を笑いながら引きずり起こすと、コブラツイストで絡みつく。中嶋の体がどんどん曲がるたびに「アーッハッハッハ〜!」と笑い声のトーンを上げ、ついに中嶋の頭部がマットにつくまでぐにゃりと曲がったところでレフェリーが試合を止めた。

 ぐったりする中嶋を眼下にベルトを掲げて勝ち名乗り。マイクを握ったジェイクは「躊ちょなく人の腹蹴りやがってコノヤロー! でも“狂気には狂気を"だ。中嶋、もっともっと笑って、最後は俺が笑ってやるよ」と通告。「大阪は確か6月もあるんだったな。お客さん、6月もまた、俺がこのベルトを持ってもっともっと盛り上げてやる。観にこい。いいか? なぜ俺がここまで断言できるか!? それは今、俺が舵を取ってるからだ!!」と叫んで大阪大会を締めくくった。

 バックステージでも「最後まで笑顔でいられるのはどっちかな? そうだろ? そういう闘いだよ。どれだけ狂えるか」と仙台決戦の“テーマ"を設定したジェイク。相手が苦しめば苦しむほど笑顔がこぼれる。危険な香りが一層増すなかで、あす(9日)高岡大会では最後の前哨戦が行われる。

【ジェイクの話】「あと前哨戦は1試合。で、タイトルマッチはもう来週だ。お客さんが見たいのは、狂気じみたあの笑顔だろ? 人の腹蹴って、あんだけゲラゲラ笑って。じゃあ、狂気には狂気を、だ。笑顔でいこうぜ〜一緒によ。で、最後まで笑顔でいられるのはどっちかな? そうだろ? そういう闘いだよ。どれだけ狂えるか。じゃあ俺はそこに足を踏み入れようじゃないか」

【グリーンの話】「YouTubeでも見たと思うけどGLGはより絆が強くなった。すぐにノア最強のユニットになるよ。それは現GHCヘビー級のチャンピオンから始まるんだ」

【中嶋の話】「なんで止めんだよ…! 俺はギブアップなんかしてねえぞ。試合を止めるなよ、勝手に!」

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