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4/9【NOAH】凱旋・北宮をメインで激闘撃破 杉浦が「地元・高岡」宣言でタッグ奪取へ弾み

『SUNNY VOYAGE 2023』富山・高岡エクール(2023年4月9日)
○杉浦貴vsマサ北宮×

 GHCタッグ王座挑戦を控える杉浦が、メインイベントでの地元凱旋となった王者・北宮にシングルマッチで激勝。4・16仙台大会のタッグ王座挑戦に向けて「地元・高岡」宣言で弾みをつけた。

 仙台ビッグマッチ前最後の大会となった高岡メインには地元・富山(砺波出身)凱旋となる北宮が登場。GHCタッグ最終前哨戦として、長らくその背中を追い続ける杉浦との一騎打ちに臨んだ。

 のっけから北宮には花束が贈呈され、杉浦といきなりフルスロットルの肉弾戦を繰り広げると、場内もキタミヤコール一色。中盤に繰り出したエプロンサイドでのニークラッシャーを皮切りに、二度に渡って監獄固めで杉浦を追い詰めた。

 さらにはサイトースープレックスも決めて勝負あり…かと思われたものの、北宮が念押しの2発目を狙ったところで、杉浦も一瞬の予選スラムで切り返して譲らず。両者ダウンから立ち上がると、ともに視線をさまよわせながら猛烈なエルボー、そして生拳のナックルパートを打ち合う壮絶な打撃戦となった。

 真っ向から競り勝ったのは杉浦。北宮がぐらついたところで鬼のワンツーエルボーで追い込むと、なおも雄叫びを上げて立ち向かってくる北宮を猛烈な左ラリアットで問答無用にねじ伏せる。かろうじて肩を上げた北宮を引きずり起こすや、この日2発目の予選スラムで投げきり、激闘を制する3カウントを奪ってみせた。

 地元メインとなった王者を粉砕。マイクを持った名古屋出身の杉浦は「皆さん、すいません! 地元でもないのに」と“謝罪"して場内をどっと沸かせたうえで、「ただ、この会場の高岡の皆さんの熱い声援、なんか俺、第二の故郷、高岡って感じがしてきました。来週、仙台で周平と俺が北宮&稲葉のベルトに挑戦しますが、必ずベルトを獲って、俺と周平でこの地元高岡に凱旋したいと思います!」と名古屋出身ながらも“地元・高岡"宣言を放ってタッグ王座奪取へ弾みをつけた。

 この日の第2試合では相棒・谷口周平も王者の稲葉大樹をシングルで撃破。バックステージでは「シングル2連勝だよ。良い形で仙台に行ける。谷口も徐々に…東北ツアーから徐々に良くなってきてる」と手応えも強調し、充実の汗をぬぐいながら1週間後の仙台決戦を見据えた。

【試合後の杉浦、谷口】
▼杉浦「(谷口が拍手で迎えると)お前、勝った?」

▼谷口「はい。勝ちました」

▼杉浦「シングル2連勝だよ。いい形で仙台に行けるよ」

――北宮選手とシングルだったが?

▼杉浦「地元っていうのもあるけどね。いつも彼はタフだし、力強いけど。まあでも、そのへん俺もタフガイは得意としてるんで」

――高岡が地元だと?

▼杉浦「地元だよ。今日から。戸籍も移動して凱旋しようかなと」

――前哨戦が終わったが?

▼杉浦「いい形じゃないの? 谷口も徐々に…最初の東北からどう? 徐々に良くなってきてると思うし。これで1週間休んで仙台で。なあ?(と右手を差し出す)」

▼谷口「(応じず手を叩いてから)絶対勝つぞ。よし16日は絶対勝つぞ!(と控室へ)」

▼杉浦「あいつ握手しねえ…。あいつね、ホテルから会場入るでしょ。控室でも最初会ったらあいさつするじゃないですか。あいつあいさつしない。マジに」

――それは自衛隊時代から?

▼杉浦「いや、自衛隊ではちゃんとあいさつしてたよ。だって上司には(と敬礼して)…あ、上司ってあいつのほうが上司だったんだよ実は。あいつのほうが階級上なんだよ。俺は高卒で入って下積みでやって、三曹っていう階級だったけど、彼は大学からトーンってレスリングで入ったから、二曹って1個上の階級なんだよ。だから俺があいさつしないといけないんだ。これからそうするよ」

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