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4/10【新日本】新IWGP王者・SANADAが5・3福岡国際でV1戦 内藤とのL・I・J対決描くヒロムをけん制「夢物語で終わっちゃうよ」

 IWGP世界ヘビー級新王者・SANADAが10日、オンライン会見に登場し、5・3福岡国際大会で高橋ヒロムとの初防衛戦が決定。内藤哲也とのL・I・J対決を描くヒロムを「そっちに集中するより今はこっちに集中しないと夢物語で終わっちゃうよ」とけん制した。

 SANADAは4・8両国大会でオカダ・カズチカを破ってIWGP世界ヘビー初挑戦・初戴冠。2016年の参戦から7年で新日本の頂点に立ち、“新しい景色"への第一歩を踏み出した。

 二夜明けたこの日、「やっと団体の象徴のベルトを巻くことができました。凄く長かったんですけども、あきらめなければ夢は叶うんだなっていうのが伝えられたかな」と感慨をのぞかせたSANADAは、「今まで追う立場だったんですけど、これからは追われる立場になるので。次なるミッションが待ち構えているので頂点からのこの景色、凄くワクワクしてます」と王者の責任感とともにこれから始まる防衛ロードへ向けて昂っている。

 さっそく5・3福岡国際大会での初防衛戦が決まった。挑戦者はL・I・J時代の盟友・ヒロムだ。全日本時代の2012年11月、新日本vs全日本対抗戦が行われた台湾大会で一騎打ちが実現。当時、ヤングライオンで本名(高橋広夢)だったヒロムに勝利しているSANADAは「絶対将来スターになる」と感じたという。

 11年ぶり2度目のシングル対決が新日本の至宝をかけて実現することになった。もちろん「16、7年ぐらいかかってやっと獲ったベルト」を簡単に譲るつもりはさらさらない。ヒロムは「チャンピオンになったら内藤(哲也)さんとやりたい」とL・I・J対決によるタイトルマッチ実現を描いているが、「そっちに集中するより今はこっちに集中しないと夢物語で終わっちゃうよ」とけん制した。

 これからIWGP世界王者・SANADAを中心とした新しい景色が新日本で描かれていく。王者としてのビジョンを問われたSANADAは「凄く美しくて感動的な空間なんですけども、そういう空間を皆さんにギフトできたら」とキッパリ。これまでも何度も繰り広げてきた“ギフト"を新風景の象徴とするためにも、まずはヒロムを何としても突破する。


【会見の模様】
▼SANADA「自分は2005年に新日本プロレスの入門テストを受けて、そこで落ちて、そのあと他団体でデビューして、海外行ったり。2016年にまた、ここ新日本のリングに上がって、そこから7年経って、やっと団体の象徴のベルトを巻くことができました。凄く長かったんですけども、あきらめなければ夢は叶うんだなっていうのが伝えられたかなと思っております」

――オカダ・カズチカ選手から3カウントを獲った瞬間は何を思った?

▼SANADA「入った瞬間、『あっ、入った』と思って。ただ、それ以上にお客さんの声が凄く聞こえてきて、そっちの方が嬉しかったですね」

――お客さんもSANADA選手がチャンピオンになるのを待っていたということになると思うが大きなSANADAコールを送ってくれたファンに対しては?

▼SANADA「皆さんもたぶん新しい景色が見たかったと思うので、それが実現できたのが良かったなと思っております」

――Just 5 Guysのメンバーがセコンドについて常に声を出して応援していたが心強かった?

▼SANADA「絶妙なタイミングで試合中『休め!』とか『今攻めろ!』とか言っていただいて、凄く心強かったです。セコンドの重要性が改めて大事だなと思いました」

――IWGP世界ヘビー級王者になったということは、新日本のみならず日本プロレス界の頂点に君臨したと言っていいが、今の自身のポジションについては?

▼SANADA「今まで追う立場だったんですけど、これからは追われる立場になるので。次なるミッションが待ち構えているので頂点からのこの景色、凄くワクワクしてます」

――5・3福岡国際大会でかつての盟友・高橋ヒロム選手とのタイトルマッチが決まったが?

▼SANADA「ヒロムさんは1回だけシングルマッチをやったことがあって、2012年に台湾でやったんですけども、その時、ヒロムさんはヤングライオンで、戦ってみて『この人、絶対将来スターになるな』っていう感覚があって。今見ての通りジュニアの象徴の選手になって。でもヒロムさんは『チャンピオンになったら内藤(哲也)さんとやりたい』って言ってたんですけども、自分はこのベルトを16、7年ぐらいかかってやっと獲ったベルトなんですけど、そっちに集中するより今はこっちに集中しないと夢物語で終わっちゃうよと言いたいかなと思っております」

――最後にIWGP世界ヘビー級王者としての今後のビジョンを。

▼SANADA「いつもメインの試合後にギフトをやるんですけども、凄く美しくて感動的な空間なんですけども、そういう空間を皆さんにギフトできたらなと思っております」

プロ格 情報局