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4/12【GLEAT】ウナギが追放マッチ勝利…敗戦・宮城がGLEAT離脱を表明 細川涙の決起「新しいGLEAT創る」

『G PROWRESTLING Ver.49 -Invader(侵略者)-』東京・後楽園ホール(2023年4月12日)
スペシャルシングルマッチ ○ウナギ・サヤカvs宮城倫子×

 勝利したウナギが宮城の実力を認め、追放要求を撤回したものの、宮城は「約束は守らせて。じゃないとカッコつかないんだわ」と遮り、GLEAT離脱を表明した。まさかの展開に泣き崩れた細川ゆかりは「新しいGLEATを創る」と決起を宣言した。

 2・15新宿大会でGLEAT初参戦を果たしたウナギ。細川を破り、「このGLEATを乗っ取って、もっともっと盛り上がるGLEATを創る」と宣言すると、3・21大阪大会では宮城に宣戦布告。「4・12後楽園でお前を査定して、GLEATから追放してやる」と言い放つと、所属の宮城も受けて立ち、後楽園大会で一騎打ちが実現した。

 場外パイルドライバーで宮城が先制。所属の意地を見せて試合を終始リードした。ウナギが反撃に出ても、すぐに流れを奪い返し、エルボーをこれでもかと猛連打。フロントハイキックは相打ちになっても、止まらず急角度のキークラッシャーで突き刺した。宮城はスリーパーで絞めに絞めると、ロープに逃れたウナギにツームストンパイルドライバーを決めて追い詰める。

 しかし、ウナギはギリギリで肩を上げると、不意を突く城門突破(ブレードランナー)で逆転。大儀であった(変型MADE IN JAPAN)で叩きつけて3カウントを奪った。

 勝利したウナギは「宮城倫子、今日でGLEAT追放…と言いたいところだけど、これはきっとプロレスラーにしかわからないことかもしれないけど、今の試合でお前のプロレスへの愛が痛えほど伝わってきて。お前はアンドラスとか、カサンドラとか、他の名前もあるみたいだし、私は勝って満足だし、追放とかなくてもいいんじゃないかな?」と追放要求を撤回し、「ここで試合がしたい」と投げかけた。

 それを受けて、宮城は「おい、ウナギ・サヤカ。まずお前と試合できて、私は楽しかったよ。私も今まで誰にも見せたことのない内面、言葉、全部引き出してくれて、心から感謝するよ」と感謝の言葉を口にしたものの、「が! 約束は守らせて。じゃないとカッコつかないんだわ。最後にカッコつけさせてくれよ。GLEAT、今までありがとうございました」と離脱宣言をぶち上げた。今までGLEAT女子をけん引してきた宮城の離脱発言を聞き、「ちょっと待ってください」と後輩の細川が止めに入ったものの、宮城の気持ちは変わらず、「ウナギ・サヤカ、細川をよろしく」と託して、リングをあとにした。

 泣き崩れた細川は「宮城倫子は宮城倫子の道を選んだ。だけど、私には私のGLEATがあるし、ウナギ・サヤカのGLEATも感じた。今は本当に何も考えられないけど、でも私は私の道を進んで、前に進むしかないと思っている」と涙ながらに決意をあらわに。そして、「私は新しいGLEATを創っていく。ウナギ・サヤカ、私ともう一度シングルで戦ってください」と対戦を求めた。

 ウナギは「前にシングルした時よりもGLEATしてるな。わかった。1人のプロレスラーの道を変えてしまった。私にもお前と一緒にGLEATを創らなきゃいけないなと思う」と思いの丈を受け止め、「細川、もう一度お前を査定してやるよ」と対戦に同意した。

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