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4/16【NOAH】モリスと新世代外国人激闘…ワグナーJr.がナショナルV3 鈴木秀樹が名乗り

『GREEN JOURNEY 2023 in SENDAI』宮城・ゼビオアリーナ仙台(2023年4月16日)
GHCナショナル選手権試合 ○イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.vsジャック・モリス×

 “新世代外国人対決"となったGHCナショナル王座戦は、モリスを破った王者ワグナーJr.に軍配。次期挑戦者には杉浦軍脱退を宣言した鈴木秀樹が名乗りを上げた。

 異国の地で功名を目指してきた両者だが、モリスのGLG入りを機に友情に亀裂が入った。前哨戦では感情的な乱闘を繰り広げ、モリスが頭部に裂傷を負って縫合する事態に。調印式でも“英国紳士"のモリスが、スラングでワグナーJr.を痛罵するなど、危険な空気をまとって王座戦を迎えた。

 意外にもルチャ流の先手争いで幕を開けたが、すぐさまビンタを打ち合い、モリスが馬乗りになってパンチを連打する喧嘩腰の展開に発展。モリスは場外ファルコンアローを敢行して主導権を握り、ワグナーJr.が変型アルゼンチンからの旋回式バックフリップやダイビングボディアタックで反撃に移っても、スパインバスターで攻め込んだ。

 ワグナーJr.もタイガードライバーを食い止めると、コーナーからのトペコンヒーロでセコンドのアンソニー・グリーンもろともなぎ倒した。モリスもダイビングボディプレスによるテーブルクラッシュで応戦。タイガードライバーで一気に勝負に出たが、ワグナーJr.は3カウントを許さず。お株を奪うみちのくドライバーII、グッド・ルッキング・ニーの猛攻を浴びても、掟破りの逆タイガードライバーを敢行。すかさずステップアップ式ムーンサルトを発射して3カウントを奪った。

 終わってみれば好敵手らしい熱闘を制してワグナーJr.が3度目の防衛に成功。バックステージで「モリス、本当にお前はいい選手だと思う。今日の試合、ありがとう」と敬意を払った。次なる挑戦者を見据えようとしたその時、鈴木が現れ、英語で「もう自分は杉浦軍ではない。杉浦軍は終わったんだ。俺には次やりたいことがある。行動を起こすことにした。その行動とはお前のそのベルトに挑戦することだ」と表明した。

 鈴木の杉浦軍脱退と挑戦名乗り。突然の急展開にワグナーJr.は「そもそも同じユニットのメンバーだと思っていたのに、その鈴木選手から突然言われた。『誰が次の挑戦者なんだ?』と問いかけようと思ったけど、今は何も考えられない」 と戸惑うしかなかった。


【試合後のワグナーJr.】

▼ワグナーJr.「モリス、本当にお前はいい選手だと思う。今日の試合、ありがとう。でも、このベルトはこの俺の手元にあるから。今日見てくれたファンの皆さん、応援してくれた皆さん、ありがとうございました。じゃあ、このベルトに次は誰が挑戦…」

※鈴木が拍手しながら現れて、ワグナーJr.の防衛を祝福する

▼鈴木「()もう自分は杉浦軍ではない。杉浦軍は終わったんだ。俺には次やりたいことがある。行動を起こすことにした。その行動とはお前のそのベルトに挑戦することだ」

※鈴木が去っていくと

▼ワグナーJr.「そもそも同じユニットのメンバーだと思っていたのに、その鈴木選手から突然言われた。『誰が次の挑戦者なんだ?』と問いかけようと思ったけど、今は何も考えられない」

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