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4/20【ドラディション】藤波が5・30後楽園でヒロムと初遭遇 「受け止めてみたい、仕掛けてみたい」

 ドラディションは20日、東京・水道橋の後楽園飯店で会見し、5・30後楽園大会のカードを発表。新日本・高橋ヒロムと初遭遇が決まった藤波は「動ける範囲で彼を受け止めてみたい。自分自身、仕掛けてみたい」と現・新日ジュニアのエースを存分に体感する構えをみせた。

 昨年、2年にわたる藤波50周年記念ツアーを終えたドラディション。無我ワールドから改称した2008年から数えて今年が15周年記念イヤーとなる。その記念ツアー初戦で2023年第1弾興行となるのが5・30後楽園大会だ。

 メインイベントでは藤波と新日本・ヒロムの初対決が実現する。藤波が船木誠勝&新崎人生とトリオを結成し、ヒロムは越中詩郎&AKIRAと歴代IWGPジュニア王者トリオを組んでの激突となる。

 藤波は日本マット界にジュニアヘビー級を定着させた先駆者。対するヒロムは今現在の新日本ジュニアをトップとしてけん引する第一人者。新旧ジュニアの雄が初遭遇を果たす。「ここ数年、僕も新日本プロレスのリングに上がらせてもらって、自分自身の始めたジュニアの時代とかなり様が変わった。今、選手の素晴らしい動きを見てますし、興味を持ってます」と新日ジュニアの変化を実感している藤波は「いろんな形で彼の戦法というのか、色に変えてしまう。それだけのプロレスを持ってます」とヒロムを高く評価した。

 ジュニア伝承マッチの意味合いも含まれる一戦となりそう。「僕が彼にどういうものを伝えられるのか。時間がありますので考えてみたい」と1ヵ月後の対決へ向けて話した藤波は「自分自身は今持ってる動ける範囲で彼を受け止めてみたい。自分自身、仕掛けてみたい」と新日本ジュニアの今を自らの肉体で存分に体感する構えをみせていた。


☆5/30(火)東京・後楽園ホール『レック株式会社presents DRADITION 15th ANNIVERSARY THE RISE OF SPIRIT TOUR PHASE-1 IN TOKYO』18:00開場、19:00開始

▼タッグマッチ
酒井博生
洞口義浩
(1/20)
三州ツバ吉
倉島信行

▼3WAYマッチ(1/20)
青木優也
vs
アンディ・ウー
vs
MUSASHI

▼タッグマッチ
吉野コータロー
樋口和貞
(1/30)
吉田綾斗
望月成晃

▼セミファイナル
MAZADA
関本大介
岡林裕二
(1/45)
シュン・スカイウォーカー
諏訪魔
長井満也

▼メインイベント
AKIRA
高橋ヒロム
越中詩郎
(1/60)
新崎人生
船木誠勝
藤波辰爾

※追加対戦カードは随時発表


【会見の模様】
▼藤波「本日はお集まりいただき、本当にありがとうございます。昨年の12月1日、僕の50周年ツアーのファイナル代々木大会、本当にありがとうございました。いろんな団体からトップどころが出てくれて、僕自身も新日のトップと戦うことができて。自分自身が50数年やってきた中でも痛みの中でもやっぱりプロレスのリングっていうのはいいなって。その中であきらめきれずこうやって現役を続けてますけど、今年最初のドラディションの大会をこうやって開催することになりました。今回、レックの社長にお世話になって冠ということで、いい選手をね。ドラディションは年に数回ですから、1試合1試合ファンの皆さんの心に残る大会にしたいと思いますので、ぜひ、よろしくお願いします」

▼永守貴樹レック社長「今回、ドラディションさんの興行、協賛をさせていただくことになりました。対戦カード、魅力的なカードだと思います。隣にいる吉田選手、長井選手、そして藤波さん。スターぞろいの選手が出られますので、私自身も非常に楽しみにしております。ファンの皆様と当日は楽しめたらいいなと思っております。よろしくお願いします」

▼長井「ドラディションの長井満也です。新日本プロレスを藤波さんと一緒に飛び出して、無我になり、ドラディションになり、ドラディションも15年経ちました。これからも藤波さんの元で私が藤波さんが出るメインの前のセミをしっかり務めて、メインの藤波さんにバトンを渡せるような試合にしたいと思いますので、よろしくお願いします」

▼吉田「2AW無差別級チャンピオンの吉田綾斗です。ドラディションさんの15周年ツアーの第1弾、この大会に出させていただけることにまず感謝します。そして、この対戦カード、凄く刺激的なカードに入れていただいてるんですけど、2AWのチャンピオンとして2AWのプロレスを残すだけじゃなくて…もちろんそれはインパクトや刺激を与える意味で大事だと思ってるんですけど、それ以外にもこういう大会に呼んでいただけてるんで、自分の今後のプロレス人生にもつながるような何かプラスを持ち帰って、自分の団体にもプラスを生めたらなと思います。自分も2AWの無差別級チャンピオンとしてインパクトを残したいと思ってますので、皆さん応援よろしくお願いします」

――メインのカードの意図は?

▼藤波「とにかく今回は以前、昨年だったかな。新日本プロレスのジュニアのトーナメントの中で、ヒロム選手が僕とぜひって、そういう一つのあれがあって、やっとここで。それが自分にとって、かなり時間は経ちましたが、今回はとにかく高橋ヒロム君と肌を合わせることが自分自身ワクワクしています」

――ヒロム選手にどんな印象を持っている?

▼藤波「ここ数年、僕も新日本プロレスのリングに上がらせてもらって、ジュニアを見てますけど、自分自身の始めたジュニアの時代とかなり様が変わったっていうかね。今、選手の素晴らしい動きを見てますし、だからそういう意味では興味を持ってますしね。今回はズラっとメンバーが変わったっていうか、諏訪魔君。僕自身がずっとプロレスをみていて、諏訪魔君がプロレス界に入ってきた時から実績もわかってましたし、一回ドラディションのリングに上がってほしいというのがやっとここで叶えられた。非常に楽しみにしています」

――昨年5月の後楽園大会は欠場し、久しぶりのドラディション後楽園大会となるが?

▼藤波「僕だけなのかな。プロレスの選手って後楽園って物凄く緊張するんですよ。というのは目が肥えてるっていうのか、中途半端なことができないというのか。全国回って我々、同じ緊張で上がるんですけど、僕は50数年やってきた中で後楽園となると身が引き締まる思いですよね。昨年出られなかったので、そういう部分ではもう一回、緊張感をもってリングに上がりたいと思います」

――長井選手と吉田選手は自身のカードについて?

▼長井「諏訪魔選手とは私、試合したことはあるんですけど、組むのも初めてですし、DRAGONGATEのスカイウォーカー選手も初めてで。相手が岡林選手、関本選手と。チョップが痛い選手が二人もそろってるので、そのチョップは全部、諏訪魔選手に受けてもらおうと思ってます」

▼吉田「自分は望月選手と組むのも初めて、相手の樋口選手と戦うのも初めてなんですけど、初めての対戦とか、初めて組むとなると、今までの自分のプロレスにないものを得られるので刺激的で。そういう初めての組み合わせ好きなんですけど、それもありつつ、自分は2AW同士で魅せられるものもここではあると思ってるので、そこも重要視していけたらなと思います」

――ドラディションが15周年を迎えて、今後の展望は?

▼藤波「15周年経って選手の入れ替わりもありましたけどね。一つ一つ大会の連続性がいろんな団体と違うんで、やる回数が限られてますので、その大会がプロレスファンの印象に残る部分を重視してます。その中で各団体の一番エネルギーのある選手を僕自身がいろんな形でお願いして上がってもらってますので、そういう部分をぜひ見ていただきたいと思います」

――15周年ツアーの一番のテーマは?

▼藤波「今、何団体あるのかわかりませんけど、各団体を応援しているファンの皆さんがいる。ドラディションじゃなきゃ見れない、ドラディションだから各団体の選手が上がってくる。吉田選手も今回上がってくれますけど、自分の団体の色を思う存分出してもらって、そういうのがぶつかり合って1回1回の大会が盛り上がる大会になっていくと思うんですけど。とにかく僕は選手がリングに上がる前に必ず『元気でいけ!』っていうね。それは猪木さんじゃないんだけど、それが自分の中で口癖になってるんですね。そういう部分でやる選手はそれだけのエネルギーを持ってないとファンの方がね。特に後楽園ですので、自分自身も心がけなきゃいけないなと思います」

――ヒロム選手と対戦する中で伝えたいこと、ヒロム選手から感じたいことは?

▼藤波「彼がどういうまずスタートを。ロックアップを僕とするのかしないのか、いきなり飛び技でくるのかわかりませんけどね。大河ドラマじゃないけど、さぁ、どうする?ですよ。自分自身は今、自分が持ってる動ける範囲で彼を受け止めてみたい、自分自身、仕掛けてみたいなと思いますけどね。今いろんな形で彼の戦法というのか、色に変えてしまう。それだけのプロレスを持ってますので、そこに僕が彼にどういうもの伝えられるのか。時間がありますので、それを考えてみたいと思います」

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