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4/22【NOAH】鈴木秀樹ら新ユニット『レアル』始動 いきなり杉浦撃沈で「俺たちが本物」

『SUNNY VOYAGE 2023』静岡・アクトシティ浜松(2023年4月22日)
○サクソン・ハックスリー&ティモシー・サッチャー&鈴木秀樹&藤田和之vs谷口周平&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&稲村愛輝&杉浦貴×

 鈴木秀樹、ティモシー・サッチャー、サクソン・ハックスリーによる新ユニット『レアル』が始動。いきなり“古巣"杉浦軍のGHCタッグ王者・杉浦からピンフォール勝ちを奪って「本物を見せつける」と5・4両国大会を見据えた。

 2019年に誕生した杉浦軍だが、ここ最近は“ボス”杉浦が軍団外の小島聡や谷口周平と組んでタッグ王座を戴冠。ユニットとしての活動は形骸化しつつあった。

 そんな現状にくさびを打ち込んだのが鈴木だった。4・16仙台大会でサッチャー&ハックスリーとともに杉浦軍離脱を表明。杉浦も「この辺で区切りをつける」と杉浦軍の活動休止を明言し、鈴木は3人の新たな集合体を『レアル』と名付けていた。

 合わせてサッチャー&ハックスリー組がGHCタッグ王座に、鈴木がGHCナショナル王座への挑戦を表明。5・4両国大会での挑戦が決まった。いきなりチャンスを生み出した『レアル』の面々は、始動戦となったこの日の浜松大会で藤田和之との強力カルテットを結成。王者の杉浦&谷口、ワグナーJr.を向こうに回してのダブル前哨戦に臨んだ。

 のっけからサッチャーが谷口とじっくりレスリングの攻防で渡り合えば、ハックスリーは巨体を生かした荒々しいファイトで杉浦と真っ向から火花。鈴木もワグナーJr.とスープレックスやドロップキックを打ち合うなどしてやり合った。

 そして最後はサッチャー&ハックスリーのコンビが躍動。ハックスリーが強烈なキチンシンクで杉浦の動きを止めると、ホイップ式の合体エルボースマッシュをズバリ。続けざまにハックスリーが豪快なネックハンギングボムで杉浦を叩きつけ、3カウントを奪い去った。

 タッグ王者であり、“古巣"のボスである杉浦をいきなり撃破。大喜びのサッチャー&ハックスリーを横目に、意味深な“ピストル"のフィンガーサインを決めてみせた鈴木は「もうエナジー大爆発だから言うことなし」と手応えを強調した。

 バックステージでは『real』と描かれた揃いのTシャツを着込んでコメントしたが、読みは『レアル』。英語で“本物"、スペイン語で“国王・王室"の意味がある。「今いろいろ調べられるから。(意味は)探してください。俺たち本物だし。本物のチームがレアルです」と話した鈴木は、「わかりやすく今日しっかり勝ったから。問題ないですね。あとは明日、それから後楽園。順調にしっかり勝っていって、両国国技館という大きい舞台で僕らが本物だっていうことをしっかり見せつけて」と両国ビッグマッチを見据えた。

 さらには「ワグナーJr.はメキシコの太陽だから。海の深く底に連れていきますよ。一緒に沈んで、俺だけが上がりますから」と王者ワグナーJr.の落陽を予告。ともあれ、ジェイク・リーらの『GLG』に続いて方舟マットに新ユニットが誕生した形。方舟マットに産み落とされた“本物"の集団が、このまま王国を築き上げるか――。

【試合後の鈴木&サッチャー&ハックスリー】

▼ハックスリー「まだまだ暴れ足りない! もっとアイツらとやらせろ!!」

▼サッチャー「俺たち“レアル"の時間になったぞ。サクソン・ハックスリー、ティモシー・サッチャー、ヒデキ・スズキ…タッグ王者もナショナル王者も俺たちが全員まとめてぶっ潰してやる!」

▼鈴木「もうエナジー大爆発だから言うことなし。言うことなしです」

――ユニットとして活動していく認識で良い?

▼鈴木「もちろん。杉浦軍が仙台で終わったから。僕らが仙台で動いたように、本当に動いたから、本物が。俺たちが“レアル"だから」

――英語の“リアル"いう意味? いろんな意味がある?

▼鈴木「いろんな意味がある。それは今いろいろ調べられるから。探してください。俺たち本物だし。本物のチームがレアルです」

――スペイン語には“国王・王室"などの意味もあるが?

▼鈴木「うん。そういう意味もある。いっぱいあります。だから、わかりやすく今日しっかり勝ったから。問題ないですね。あとは明日、それから後楽園。順調にしっかり勝っていって、両国国技館という大きい舞台で僕らが本物だっていうことをしっかり見せつけて。あの2人は問題ないでしょう。それから僕も。ワグナーJr.はメキシコの太陽だから。海の深く底に連れていきますよ。一緒に沈んで、俺だけが上がりますから」

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