4/23【スターダム】安納がすずを逆転撃破 KAIRI&なつぽいとアーティスト一発奪取
『ALLSTAR GRAND QUEENDOM 2023』神奈川・横浜アリーナ(2023年4月23日)
アーティスト・オブ・スターダム選手権試合 ○安納サオリ&KAIRI&なつぽいvs世羅りさ&柊くるみ&鈴季すず×
安納がすずを逆転撃破し、KAIRI&なつぽいとともにアーティスト王座一発奪取を果たした。
アーティスト王者として6人タッグリーグ戦・TRIANGLE DERBYも制したプロミネンスの世羅&鈴季&柊。そんな安定王者に挑戦表明をぶち上げたのがKAIRIだった。パートナーにCOSMIC ANGELSのなつぽい、そして、スターダム電撃登場を果たした安納を指名。その後、安納はコズエン入りを果たしていた。
得意のラフファイトでプロミネンスがなつぽいに照準を合わせて序盤戦をリード。KAIRIが躍動感溢れる攻撃に転じても、柊がパワーを活かして鎮圧し、プロミネンスペースが続いた。
KAIRIが世羅との大技合戦で両者大の字に持ち込むと、ここで安納が登場。すずと真っ向からエルボーを打ち合う。すずは後頭部にランニングニーをねじ込むが、ここで安納となつぽいはダブルトラースキックで形成打開。安納はフィッシャーマンズスープレックスで追い討ちする。
柊がラリアットで安納を黙らせると、キャノンボールも見舞って援護射撃。すずはハーフネルソン式変型フェイスクラッシャーを繰り出すと、世羅がすずを背負った状態でダイビングダブルニードロップを投下した。
しかし、なつぽいが献身的にカットに入り、すずのダイブ攻撃も防ぐと、安納は雪崩式フランケンを敢行。KAIRI&なつぽいがダブル前転式ネックブリーカー、安納はジャーマンスープレックスを連続して繰り出した。世羅が竹刀を持ち込んでもKAIRIが返り討ち。KAIRI&なつぽいはコーナーから同時にプランチャを浴びせて、プロミネンスを分断する。
安納とすずはジャーマン合戦で火花。すずのトラースキックに被弾しながらも、急角度のジャーマンを決めた安納は、不意を突かれてすずのテキーラショットを食らっても沈まず。ならばとすずは連続ジャーマンを仕掛けたものの、安納はスペシャル・ポテリング(ブシロールと同型)で丸め込んで逆転の3カウントを奪った。
安納が久々のスターダム参戦でいきなりKAIRI&なつぽいとともにアーティスト王座を一発奪取を果たした。「二人がいたからベルトを巻くことができましたし、私にとって初めてのスターダムのベルト、今日巻くことができました」と試合を振り返った安納。最高の形で新たな一歩目を踏み出した安納は、「今日がリスタートだけど、本当は今日が本当の始まりなんですよね。私たちにとっての。私たちにとってのスタートが今日切れたと思います」とどこまでも前向きだった。
【試合後のKAIRI&なつぽい&安納】
▼安納「二人がいたからベルトを巻くことができましたし、私にとって初めてのスターダムのベルト、今日巻くことができました。でも今日がリスタートだけど、本当は今日が本当の始まりなんですよね。私たちにとっての。私たちにとってのスタートが今日切れたと思います。ありがとうございます」
▼なつぽい「このベルトをこの3人で巻いてるっていうのが何か感慨深いですね。つながってるんだなっていうか、今まで通ってきたバラバラだった道も一つに繋がってたなと思えて、凄く重くて重くてうれしいベルトです。ありがとうございます」
▼KAIRI「サオリンが6年半ぶりのスターダム。この3人のユニットも約6年ぶり。6年間、本当に団体や環境は全く違ったかもしれないけど、3人とも本当に苦しいこととか、言えないようなつらいこといっぱいあったと思うけど、今日こうして大きな舞台でこういう結果を残せたのは、本当に二人の頑張りだと思うし、今日は二人の、特にサオリンに取ってほしかったので、何でも最後決めてほしいって気持ちでチェンジして、しっかり最後決めてくれたからうれしかった。ありがとうございます」
▼安納「今日からリスタート、スタートします。今日はありがとうございました」