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4/29【新日本】IWGP王者・SANADAがヒロム眼前で快勝 「一番強いヤツが巻くベルト、ジュニアとか関係ない」

『レスリング薩摩の国』西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ)(2023年4月29日)
○SANADA&金丸義信&DOUKIvs内藤哲也&高橋ヒロム&BUSHI×

 IWGP世界ヘビー級王者・SANADAが挑戦者・ヒロムの眼前で快勝。「一番強いヤツが巻くのでジュニアとか関係ない」との主張を投げかけた。

 5・3福岡国際大会でIWGP世界ヘビー級王座戦を争う王者・SANADAと挑戦者・ヒロム。2日前の4・27広島大会でヒロムが金丸義信を大苦戦の末に退け、IWGPジュニア王座を死守したことで、博多決戦はヘビーvsジュニア王者対決の図式は変わらず、ヒロムが史上初の2階級同時制覇の望みをつないだ状況で迎えることになった。

 この日はSANADAが金丸&DOUKI、ヒロムが内藤&BUSHIとそれぞれ組んで激突。入場時から意識し合った両者はいきなりの場外戦で幕を開け、中盤になって試合権利を得ての直接対決に。ヒロムがコルバタ、串刺しラリアット、低空ドロップキックの連続攻撃で攻め立てれば、SANADAはTIME BOMBを食い止め、前後リープフロッグからのドロップキックで反撃した。

 なおもSANADAがチョップ合戦で押し込み、TKOのフェイントからドラゴンスリーパーで捕らえた。切り抜けたヒロムはめまぐるしい読み合いをファルコンアローで制して譲らず。二人の攻防は互角に終わったが、最後はSANADAがScull EndでBUSHIを仕留めて前哨戦を制した。

 試合後、ベルトを巻いたSANADAは仁王立ち。そこへヒロムがやってきて対峙し、何やら言葉を交わした。2階級制覇を狙うヒロムだが、SANADAは「5月3日まで『ジュニア、ジュニア』ってアピールしないでいただきたい」と投げかけた。「このベルト、プロレス界のナンバー1のベルト。一番強いヤツが巻く」というのがSANADAの考えで、「ジュニアとかスーパーヘビーとかジュニアとか関係ない」と主張した。あくまでもSANADAはヒロムと“新日本最強"を争う構えだ。


【試合後のSANADA&金丸&DOUKI】
▼DOUKI「(スペイン語で二言三言話してから日本語に戻して)たったよ、一つの試合、負けたぐらいで何も気にしちゃいねえよ。そんなよ、1敗ぐらいで気にしてるようじゃ、10年メキシコでやっていくことなんてできねぇだろ? 俺はよ、もう次に向かって気持ちを切り替えている。(SANADAと金丸がやって来るのを見て)来たな、チャンピオン」

▼金丸「あ〜あ、いい形でSANADAに繋げようと思ったら失敗したな。でもよ、(SANADAを指差して)博多では必ずやってくれるよ、この男が」

▼SANADA「(腰に巻いたIWGP世界ヘビー級のベルトを叩いて)このベルト、プロレス界のナンバー1のベルトだと思っているので、ジュニアとかスーパーヘビーとかジュニアとか関係ないと。一番強いヤツが巻くのでジュニアとか関係ないような気がします。なので、5月3日まで『ジュニア、ジュニア』ってアピールしないでいただきたいです。恐れ入ります。大丈夫っすか?(とDOUKIと金丸を見ながらコメントがないかを確認)」

▼金丸「おお」

▼DOUKI「全部言ったよ、俺は」

▼SANADA「(マスコミに向かって)もう言いたいこと言ったんで、帰ってもらっていいですか?」

▼金丸「帰れ、帰れ、帰れ!」

▼DOUKI「(スペイン語で何か言いながら立ち去る)」


【内藤の話】「一昨日、俺のホームである広島大会で行われた、DOUKIとの初めてのシングルマッチで勝利したのは俺。今日、DOUKIはいったいどんな顔をしてリングに現れるのかなって興味津々だったけど、今まで通りのDOUKIの姿を見て安心したよ。シングルマッチは終わってしまったけど、この後もまだタッグマッチで対戦する機会があるわけで、これだけ俺を楽しませてくれたDOUKIに感謝してるし、DOUKIと闘える熊本大会と福岡大会がめちゃめちゃ楽しみだぜ。じゃあ皆様、明日はグランメッセ熊本で、またお会いしましょう。アディオス!」

【ヒロムの話】「SANADAさん、東スポ、読ませていただきました。そんなこと散々いろんな人から言われてきたことです。確かにコンプレックス、それはあるのかもしれないですね。でも、小さい者が大きい者を倒す。これは人間が求める最高のロマンなんじゃないですかね? そのロマンをヘビー級であるSANADAさんがガッツリと受け止めてくれたら良かったのに。なんか余計なことをしゃべるようになって、少しカッコ悪くなっちゃったんじゃないですか? SANADAさん。カッコいいSANADAさんが好きだったなぁ」

※BUSHIはノーコメント

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