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5/1【NOAH】NOAH初参戦・青木「斬り合いたい」、船木は「挑戦」 6年ぶり対決へ会見

 5・4両国大会で行われる「船木誠勝vs青木真也」に向けた会見が1日、都内ホテルで公開形式で開かれた。

 格闘技でも名をはせた船木と青木が「3カウントフォールなしで、KO・ギブアップ・TKOのみでの決着」となるGHCマーシャルアーツルールで対決する。両者は2017年6月2日、IGF後楽園大会以来6年ぶりの再戦。前回は青木がフットチョークで一本勝ちを収めている。

 青木はこれがNOAH初参戦。自身の希望が叶って実現するとあって「僕が思ってたよりも時間がかかったし。それだけ時間がかかるというのは、それだけ価値のある、意味のある場所だと思いますので。思い切り自分の力を出して表現したい」と燃えている。

 「いつまで経っても強いと思うんですよ。いつまで経ってもコンディションもいいだろうし、いつまでも自分と向き合って、強さに向き合ってると思うんで。改めて強敵というか、強いなって今、横にいて思いますね」と船木に敬意を表した青木は、この一戦を「真剣と真剣をぶつけ合うような戦い」と定めた。「全力でぶつかって、できたら時間をかけてしっかり最後は極めたい」と前回同様の一本勝ちを描き、「しっかりと斬り合いたい」と力を込めた。

 対する船木は6年ぶりに訪れた雪辱戦で、「挑戦」をテーマに設定した。今年3月に54歳となったばかりで、「この瞬間、最後だと思って。今回、自分、挑戦者です。全力で挑みたい」と覚悟を決めた船木は「あれから6年経ってるので、お互い体力比べというか、落ちてるのか並行を保ってるのか、そのへんの答え合わせも含めて自分自身、挑戦してみたい」と青木との戦いを通じて己の現状を確かめるつもりだ。

 前回、一本負けを喫したことで「サブミッションで敵わない」と潔く認めた船木。今回も苦闘が予想されるところだが、「そのへんはやばいと思ったらすぐエスケープして、次につなげて自分の展開に持っていけたらなと思ってますね。そんな甘くはないと思うんですけど、それも含めて挑戦です」と強敵・青木攻略を自らに課した。


【会見の模様】
▼青木「初参戦になります青木です。全力でぶつかって、できたら時間をかけてしっかり最後は極めたいなと。船木誠勝から一本取りたいなと思っております」

▼船木「この試合が決まってから頭の中に常に青木選手の存在があって、今日も朝の5時に起きてジムにいきました。それだけ緊張してるのかなと。青木選手は緊張感を保ってくれる。そういう存在です。以前IGFでシングルをしてその速さ、強さ、技、昨日のように覚えてますんで。あの時は本当に苦しい終わり方をしました。あれから何年ですかね。何年ですか? だいぶ経ってると思うんですけど、ここでまたこうやってNOAHのリングでシングルができるとは思ってもみませんでした。自分ももう54になりましたので、パッと見たら青木選手は39ですね。あっという間に年が過ぎていくと思いますので、この瞬間、最後だと思って。今回、自分、挑戦者です。全力で挑みたいと思います。よろしくお願いします」

――船木選手の印象は?

▼青木「そうですね。やっぱ年を取ると話が長くなるんで、僕も年取って気をつけなきゃいけないなというのと、やっぱり、いつまで経っても強いと思うんですよ。いつまで経ってもコンディションもいいだろうし、いつまでも自分と向き合って、強さに向き合ってると思うんで。改めて強敵というか、強いなって今、横にいて思いますね」

――IGFで戦ったのが6年前で、前回やった時の反省を生かす、今回はこうしたいというものはある?

▼船木「6年経って自分の体力がどこまでキープできてるのか。青木選手もあれから6年経ってるので、お互い体力比べというか、落ちてるのか並行を保ってるのか、そのへんの答え合わせも含めて自分自身、挑戦してみたいです。それで『これだけ落ちちゃったんだな』とか、『まだまだいけそうだな』とか、青木選手であればズバっと答えが返ってくると思うんで、久々にいい感じで緊張感があります」

――NOAHのリングで試合をすることにどんな見解を持っている?

▼青木「凄く強いリングだと思いますし、自分が希望した話なんですけど、僕が思ってたよりも時間がかかったし。それだけ時間がかかるというのは、それだけ価値のある、意味のある場所だと思いますので。思い切り楽しむというとあれですけど、思い切り自分の力を出して表現したいなと思っております」

――GHCマーシャルアーツルールが採用されるが、このルールをどのように活かす?

▼青木「やっぱ3カウントがないんで、3カウントを活かしてサブミッションを取るとか、逆にサブミッションを活かして丸め込む、カウントを取るっていうことができなくなるので、幅は少なくなってくると思うんですけど、その分、本当に真剣と真剣をぶつけ合うような戦いは出来ると思うので、しっかりと斬り合いたいと思います」

▼船木「フリーダウン、フリーエスケープなので、グラウンド、サブミッションですね。で敵わないのは前回、自分でわかってますので、そのへんはやばいと思ったらすぐエスケープして、次につなげて自分の展開に持っていけたらなと思ってますね。そんな甘くはないと思うんですけど、それも含めて挑戦です」

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