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5/3【新日本】ジョン・モクスリーが大阪城来襲予告 新6人タッグ王者・オカダと対峙へ

『レスリングどんたく2023』福岡国際センター(2023年5月3日)
NEVER無差別級6人タッグ選手権試合 ○オカダ・カズチカ&棚橋弘至&石井智宏vs鈴木みのる&エル・デスペラード&成田蓮×

 オカダが成田を完全粉砕。棚橋&石井とのトリオでNEVER無差別級6人タッグ王座に就き、意外にもタッグタイトル初戴冠を果たした。試合後にはジョン・モクスリーがVTRを通じて6・4大阪城ホール大会参戦を表明し、6人タッグ王座を懸けての“オカダvsモクスリー"実現が決定的となった。

 王者の“ストロングスタイル"成田がオカダに宣戦布告しての6人タッグ王座戦。直前までXとされていたオカダ&石井のパートナーは、ろっ骨骨折からのスクランブル発進を決断した棚橋だった。

 とはいえ棚橋と一貫して敵対してきた石井はトリオ結成に際して不快感をあらわに。チームワークが不安視されたものの、試合が始まれば、ろっ骨骨折を押して奮戦する棚橋の姿にしだいに石井の態度も変化。中盤すぎにはタッチも成立した。

 スーパージュニアを控えるデスペラードも石井と火花を散らし、鈴木も容赦なく棚橋のボディに鉄拳を叩き込む。そして終盤には成田がオカダを押しまくり、ハーフハッチやブリザード、そしてフロント…と得意のスープレックスを連発して見せ場を作った。

 だが、オカダも大崩れせず。逆に棚橋のツイスト&シャウト→石井のスライディング・ラリアット→オカダのリバースネックブリーカードロップの強烈連係で成田の動きを止めると、高打点のドロップキックをドンピシャリ。なおも粘る成田をエメラルドフロウジョンで黙らせるや、続けざまにレインメーカーをぶっ放して3カウントを奪い去った。

 成田を完全粉砕で返り討ちにして見事にNEVER6人タッグ王座を奪取。意外にもオカダはタッグタイトル初戴冠で、試合後には棚橋と石井の“握手"も成立してオカダ&棚橋&石井の強力王者トリオが誕生した。

 試合後には海野翔太が現れた。「パラダイムシフトを起こし、新日本を新しい時代に導くためには、あなたの首が必要です」とオカダに宣戦布告した海野は、「俺のパートナーも久々に新日本のリングに上がりたくてうずうずしてますよ。カモン、ブギーマン!」と叫んで場内が暗転。場内ビジョンには、かつて海野が“付け人"を務めたモクスリーの姿が映し出された。

 モクスリーは「激しい嵐が日本を襲うだろう。デスライダーの嵐がな。俺の付け人をなめるなよ? DOMINION6・4大阪城ホールで“ブギーマン"が新日本に戻ってくる」と予告。すかさず海野も「オカダさん、お疲れ様でした」と“オカダ語録"をカマして花道を下がった。

 すかさずオカダも「おい翔太! もうクソガキの子守は疲れたんだよ。ベビーシッターしてるほどヒマじゃないんでね。まあ言っといてくれよ、付け人。お前の親分に。ファッ○ユーって」と真っ向からマイクで応戦。かくして6人タッグ王座を懸けたオカダとモクスリーの激突が、6・4大阪城ホール大会で実現することが決定的となった。


【試合後のオカダ&棚橋&石井】
▼石井「(先に一人でやって来てベルトを床に置くと)今回、オカダのパートナー選びからこれが始まって、オカダが棚橋指名して、その棚橋が欠場して、俺がデスペラードとので名乗りを上げた。まぁ、そのね、俺が上げたことも二つ返事で何も言わずOKしてくれて、棚橋が出れるっていうことで、まぁオカダのパートナー選びだからオカダが勝手に決めてもいいんだけど、俺のことを気遣ってくれて、俺に『こうしたい』ってちゃんと相談してくれて。そうしたら俺は何も言えねえだろう。やっぱオカダって男はそういう筋の通ったことはちゃんとしてるし、凄えヤツだなって今回改めて思ったよ。よし、それとデスペラード、これで終わりじゃねえだろ? とことんつったよな? まだまだだろ。次はスーパージュニアだし、おめぇもジュニアでいろいろやることあんだろ。だからよ、またてめえが噛みついてくるまでは俺が待っててやるから。(とベルトを拾い上げて帰ろうとする)」

▼オカダ「(石井の帰り際にやって来て)ありがとうございました」

▼棚橋「ありがとうございました(と石井に手を差し出す)」

▼石井「よし!(と棚橋と握手を交わして先に控室へ)」

▼オカダ「まぁ無事にIWGPタッグではないですけど、こうやって6人タッグのベルトを獲ることができました。僕の中ではIWGPヘビーやIWGP世界ヘビー“しか"獲れなかった人間なので、こうやって6人のベルト、またIWGPとは違うNEVERのベルトを獲ることができて、凄く嬉しいです。またこの6メンのベルトの価値を高めていって。まぁ世界ヘビーよりもこっちの方がみんな気になってたでしょう? 誰が“X"かって。いろいろありましたけど棚橋さん、ありがとうございました」

▼棚橋「ありがとうございました(※とオカダと握手)。いやぁ、でも俺とオカダがさ、NEVERのこの6人タッグのベルトを巻く未来が来るとは思わなかったね」

▼オカダ「そうっすね」

▼棚橋「まぁでも、これもいい化学反応だと思うからさ。俺は石井さんのね、スタイルが本当に好きだ。自分が認めるものは認める。認めないものは認めない。その中で今日、握手してもらったということはこのチーム、まだまだこれから続くってことで」

▼オカダ「そうっすね。思っていいと思います。そして成田、まあまあ骨のあるレスラーなんじゃないかな? たださ、試合終わってさ、鈴木みのるやデスペラードに守られて、そんな状況にいちゃ強くなれないよ。鈴木みのるもデスペラードも叱ってやりなさいよ。過保護すぎんだよ。そうだろ? そして翔太、お前が出てきた時よりもな、モクスリーが出てきた時の方が盛り上がってんだよ。その意味分かるか? お前らまだまだっていうことだよ。翔太も成田も、てめえらの実力でこのベルトに挑戦してこいよ、この野郎。まだまだなんだよ。その親分の名前で一人前になったと勘違いしてんだろ、この野郎。それをな、しっかり教えてやるからな。覚悟しとけよ、この野郎」


【試合後の鈴木&デスペラード&成田】
▼デスペラード「(鈴木と一緒に成田を抱えながらやって来て)あぁクソッ! 嫌なヤツ」

▼鈴木「何がレインメーカーだよ。何が逸材だよ。何がピットブルだよ。おい、何だよ。お前らがやってるの、今まで俺たちがやってきたことと何も変わらないじゃないか? そう相手を見下して、蹴落として、それで何だ? ストロングスタイルだ? 闘魂だ? 笑わせんじゃねえぞ、この野郎、オカダ! 棚橋! 石井! おい、このままじゃ済まねえぞ。ぜってえやり返す。絶対やり返す!」

▼デスペラード「もちろん、もちろん。(成田の肩を叩いて)仲間がこんな目に遭ってるし、石井さん、あんた試合後に言ってくれたっすね? スーパージュニアでまだやることいっぺーあんだろって。俺はまだいっぱいあるんす。でもその後、とことん、とことん、あんたのこと追っかけるんで、あんたに勝つまでやる。(成田の胸を叩いて)こいつだってそのつもりだよ」

▼鈴木「1回折れたって、2回折れたって、3回折れたって、100回折れたって、101回目に立ちゃあいいんだよ。向かってきゃいいんだよ。(成田に向かって)さぁ行くぞ!」

▼デスペラード「あんのか?」

▼成田「(歯を食いしばって凄い形相で)オカダーッ! オカダーッ! オカダーッ!(と叫びながら鈴木とデスペラードに連れて行かれる)」


【海野の話】「言った通り、モクスリーも帰ってくるってさ。新日本プロレスの顔だろ? 世界のプロレス界の顔だろ? オカダ・カズチカは。狙われて当たり前だよ。必ずオカダさんから、オカダさんの首をしっかり獲って、パラダイムシフトを巻き起こし、俺の新時代を作り上げてやる」

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