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5/4【全日本】T-Hawkが宮原に1年越し雪辱でCC・Aブロック首位通過 「運命の男」芦野と決勝対決へ

『#ajpw チャンピオン・カーニバル2023』後楽園ホール(2023年5月4日)
Aブロック公式戦 ○T-Hawkvs宮原健斗×

 T-Hawkが宮原に1年越しで雪辱を遂げ、初のチャンピオン・カーニバル決勝進出。「運命の男」と称した芦野祥太郎と優勝戦を争うことになった。

 Aブロックは宮原、T-Hawk、本田が首位タイでこの日の最終公式戦を迎えた。本田がジュンに敗れて勝ち点8で終了したため、宮原とT-Hawkの勝者が芦野の待つ決勝戦の切符を獲得することになった。

 両者は昨年5・29後楽園大会の三冠戦以来、約1年ぶりの再戦。敗れているT-Hawkにとっては雪辱戦となった。T-Hawkは宮原のシャットダウンを封じるべく腰攻めを展開。しのいだ宮原にエプロンでのパイルドライバーを敢行されても、エルボー合戦を逆水平連打で制し、ブレーンバスター合戦も競り勝つ。宮原がジャーマンで反撃に移ろうとしても、すぐさまウラジゴクでやり返した。

 負けじと宮原はラリアットで反撃を開始。ブラックアウトを放ったが、T-Hawkも譲らない。ケルベロスをカウンターで突き刺し、ウラジゴクを再び敢行した。宮原もスタンドブラックアウトをカウンターでさく裂。シャットダウンを仕掛けたが、T-Hawkも意地で決めさせない。ケルベロスとブラックアウトが相打ちとなっても、張り手、ケルベロスで一気呵成。宮原の動きが止まったところでナイトライドを爆発させて3カウントを奪った。

 T-Hawkが大熱戦の末に宮原にリベンジ。勝ち点10でAブロック首位通過を決めた。これで5・7大田区大会の優勝戦のカードは「T-Hawk vs 芦野」に決定。かつてWRESTLE-1でシングル王座を争ったライバル対決で、昨年4・11後楽園大会におけるカーニバル公式戦(T-Hawkが勝利)以来の再戦が実現することになった。試合後、芦野がリング上にやってきて「今、目の前でお前の戦いを見て、勝ち筋見えました。お前の足首ひねりちぎってやるよ」と通告されたが、T-Hawkは「今、戦った宮原が最高の男なら、お前は運命の男だ。5月7日、全日本プロレスはサイズだけじゃねぇってことを俺たちでよ、宣戦布告してやるよ。だが、勝つのはこの俺、T-Hawkだ」と豪語してみせた。

 2度目の出場にして初の決勝進出を果たしたT-Hawkが優勝に王手。「今回のチャンピオン・カーニバル、今の試合見てわかるだろ? 説得力が違ぇんだ。俺が全部、階級から何から取っ払って根こそぎ俺が奪い取ってやる」。そう言い切ったGLEATのG-REX王者はその自信とともに史上最軽量優勝を成し遂げる。

【T-Hawkの話】「2敗から始まって、おい、蓋開けたら見てみろよ。決勝戦、誰が上がった? この俺、T-Hawkだ。反対のBブロックか。やっぱり来たか、芦野。俺と言えばお前だろ。ややこしいことは抜きにしてよ、お互いあん時とは違うんだ。お互い今は背負ってるものがある。年も近ぇ、スタイルももしかしたら近いかもしれない。だけどよ、今回のチャンピオン・カーニバル、今の試合見てわかるだろ? 説得力が違ぇんだ。俺が全部、階級から何から取っ払って根こそぎ俺が奪い取ってやる」

【宮原の話】「終わったか。俺のチャンピオン・カーニバルが終わっちまったな。終わっちまったよ。言い訳できねぇな。T-Hawkに完敗だ。俺は大田区の決勝戦出るつもりだったから白紙だ。大田区どうしたらいいんだよ? 大田区どうしよう? 5月7日はすぐだ。大田区、俺はどうしよう!?」

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