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5/6【ZERO1】大谷が約1年ぶりZERO1帰還 花束贈呈の杉浦に「次戦う時はぜってぇに負けないからな」

『押忍PREMIUM PRO-WRESTLING SHOW〜子供たちに夢を!希望を!〜大谷晋二郎応援大会』ベルサール高田馬場(2023年5月6日)

 大谷晋二郎が高田馬場大会に来場。約1年ぶりのZERO1への帰還を果たし、花束を贈呈したNOAH杉浦貴に「次戦うときはぜってぇに負けないからな」と再戦を誓った。

 昨年4・10両国大会における杉浦との世界ヘビー級王座戦で頚髄損傷の重傷を負った大谷。当初は3・26靖国大会への来場が決まっていたが、悪天候により大会が中止に。自身の応援大会となったこの日、改めて来場が実現し、「僕が前進している姿をいつもプロレスを支えて下さっている皆様に見ていただきたい」との希望が叶うことになった。

 新日本時代の先輩・藤波辰爾があいさつに立ったあと呼び込むと、テーマ曲「BELIEVE S-ROAD」が流れる中、大谷は車椅子で入場ゲートに登場。会場は大谷コールの大合唱に包まれた。約1年ぶりにZERO1の会場に帰ってきた大谷は開口一番「ありがとうございます。そして大先輩の藤波さんから呼び込みしていただける。恐れ多き幸せです。呼び込んでいただきましたが、今日はこの場所であいさつをさせてください」と元気な声であいさつ。「プロレスの匂いがする。プロレスの声が聞こえる。プロレスの空気を感じる。帰ってきた」と感慨たっぷりに続けた。

 「昨年4月、僕がケガをして以来、多くの方たちが頑張れ、負けるな、立ち上がれと熱いエールを僕に送ってくださってます。でも、そのたびにやはり僕はこう思ってしまうんです。頑張ってるのは僕だけじゃない。日々、戦うプロレスラーはもちろん、今日ご来場くださった皆様も毎日どこかで歯を食いしばりながら一生懸命、大切な誰かのために頑張ってるんです」。そう話した大谷は「だから、僕からもエールを送らせてください。毎日頑張る皆様に僕からエールを送らせてください。頑張れ! 頑張ろう! 頑張るんだ。負けてたまるか。何があっても負けてたまるか。そして、一生懸命頑張ったヤツは報われなきゃ嘘だ。長年言い続けたこの言葉を僕がこの体でこれから証明していきたいと思います」と集まったファンにメッセージを送りつつ誓うと、「今日も僕のプロレス界での熱い熱い仲間たちが全力のプロレスで皆様に元気を与えてくださいます。なので皆様、本日も最後まで思いっきりプロレスをお楽しみください」と呼びかけた。

 そして杉浦貴が登場し、昨年4・10両国大会以来の再会が実現。大谷に花束を贈呈した杉浦は「大谷選手、僕は大谷選手に負けないように、大谷選手に恥ずかしくないように、僕はリングで大谷選手を待っています」とエールを送った。すると大谷は「杉浦選手、僕は一つあなたにお礼を言いたい。昨年4月、両国で僕と戦い、僕は大ケガを負い、でもあなたはずっと強い強いプロレスラーでい続けて、プロレスをずっとずっと続けてくれてありがとうございます」と感謝。「ただ、次戦う時はぜってぇに負けないからな」と言い切り、再戦を約束した。そして出場全選手がステージ上の大谷を囲むと、大谷が「3、2、1,ゼロワーン! 押忍!」と拳を突き上げた。


【大谷の話】
▼大谷「まだまだこの調子なので、元気いっぱい確実に、確実に一歩前進できたと僕は思います。そして、前進していく姿をプロレスファンの皆様に見ていただきたいという思いが今日、皆様のおかげで叶えることができました」

――1年間ZERO1を引っ張ってきた選手たちにどんな思いがある?

▼大谷「もう、それはもちろん感謝だけど、感謝という言葉では足りないぐらい感謝の気持ちでいっぱいですね。本当に感謝してます」

――今日を迎えるまでどんな思いだった?

▼大谷「そうですね。一時はどうなるかわからない時期も長くありましたし、僕は思うんですよね。何があってもあきらめず、また帰る場所に帰るんだと思ってるんだけど。でも、それは僕の気持ちで、僕を待ってくれてる人たちがもっともっと待ち遠しい気持ちでいてくれてると思うと、早く帰らなきゃって気持ちがやはり今日を迎えるまで強かったですね」

――久々の大谷コールについては?

▼大谷「大谷コールはうれしいけど、改めてプロレスって凄いなと思った。数ある業界の中でもプロレスって凄いなって改めて思ったし、心からプロレスに出会えてよかった、プロレスラーを志してよかった。今日は改めてそう思いました」

――杉浦選手とどんな会話をした?

▼大谷「マイクで言った通り、昨年、両国以降も彼の中でいろいろ戦う部分があったと思う。それでもプロレスを通じて、プロレスラーでい続けてくれて本当に感謝してます。それと僕と杉浦貴と二人だけの世界の話もさせてもらいました。だからさっき言った通り、負けねぇからな、杉浦貴。その思いを伝えさせてもらいました。いろいろ言う人がいるかもしれませんけど、僕は去年ZERO1の周年の大会で相手が杉浦貴でよかった。そう思います。本当に記者の皆さん、改めてプロレスを支え続けてくださり、本当にありがとうございます。また皆様の前に必ず戻ってきます。その日までプロレスをよろしくお願いします」

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