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5/6【ZERO1】田中&杉浦と小島&関本が激闘ドロー 杉浦「大谷さんがリングに戻ってくるまで戦い続ける」

『押忍PREMIUM PRO-WRESTLING SHOW〜子供たちに夢を!希望を!〜大谷晋二郎応援大会』ベルサール高田馬場(2023年5月6日)
△杉浦貴&田中将斗vs小島聡&関本大介△

 大谷晋二郎が来場した高田馬場大会のメインで田中&杉浦と小島&関本が20分ドローの激闘を展開。杉浦は「大谷さんがリングに戻ってくるまで戦い続ける」と誓った。

 悪天候で中止となった3・26靖国大会の代替興行で、大谷晋二郎応援大会となったこの日。メインイベントはZERO1・田中&NOAH・杉浦と、新日本・小島&大日本・関本が激突する豪華タッグマッチが組まれた。

 杉浦と小島のタカ&サトシ対決で幕開け。グータッチを交わすと、ショルダータックル合戦で正面衝突を繰り返し、小島が競り勝った。田中と関本は熱のこもった力比べを展開。関本が逆水平を打ち込めば、田中はすぐさまエルボーでやり返す。意地のラリーに場内がどっと沸いた。

 ここで田中&杉浦のダブルショルダータックルがさく裂。関本に的を絞って攻勢に出る。杉浦は逆水平を連発する杉浦をエルボー一発で返り討ち。関本が劣勢を脱すると、小島が杉浦にマシンガン逆水平を浴びせ、「いっちゃうぞバカヤロー!」の叫びをあげたが、ダイビングエルボー狙いは杉浦が雪崩式ブレーンバスターで叩き落とした。

 杉浦と小島はエルボー合戦で火花。小島がローリングエルボーで制し、DDTで突き刺す。杉浦もすぐさまスピアーで逆襲。田中がスタナーとDDTで小島と関本をまとめて叩きつける。小島はラリアット合戦に競り勝って仁王立ち。コジコジカッターをさく裂させた。

 関本もスピアー、スライディングボディアタックで田中に追い討ち。アルゼンチンバックブリーカーで担ぎ上げ、杉浦がカットに入っても、両腕ラリアットでまとめてなぎ倒す。ならばと杉浦がエルボー乱れ打ちで関本を押し込みにかかれば、関本もエルボーで徹底抗戦。逆落としでぶん投げ、ランニングニーをぶち込んだ。

 弾丸ヤンキースも負けてはいない。杉浦が雪崩式フランケンで関本を叩き落とすと、次の瞬間、田中がスーパーフライを発射。杉浦のランニングニーと田中のスライディングDのサンドイッチ攻撃をズバリと決め、エルボーの交互連打を浴びせた。関本がラリアットで逆襲すると、小島とのサンドイッチラリアットもさく裂。関本が杉浦をジャーマンで投げると、田中がスライディングDを関本にグサリ。ならばと小島が豪腕ラリアットを叩き込むと、杉浦が五輪予選スラムで小島をぶん投げ、4人が倒れ込んだ。そして杉浦と関本が激しいエルボー合戦を繰り広げ、関本がジャーマンでぶん投げたところでタイムアップを告げるゴングが鳴らされた。

 4人の実力者によるタッグマッチは決着つかず、20分時間切れ引き分け。この日来場した大谷はオープニングでのあいさつ後、病院へと戻ったが、ゆかりある4人が激闘を届けた形となった。マイクを手にした田中は「押忍プレミアム高田馬場大会、ご来場ありがとうございました。関係者の皆さん、今日出ていただいたレスラーの皆さん、来ていただいた皆さん、本当にプロレスのパワーを凄く感じました」と感謝とともに実感。「大谷晋二郎、今凄く頑張ってます。僕もそれに勇気をもらって、まだまだ頑張らなきゃいけないと思います。これからもっともっと頑張ります」と気持ちを新たにし、「大谷さんは時間の都合でもう戻られてしまいましたけど、最後にみんなの声が届くように、大きな声で締めさせていただきたいと思います」と宣言すると、「3、2、1、ゼロワーン! 押忍!」の叫びで締めた。

 昨年4・10両国大会で大谷が頚髄損傷の重傷を負った時の相手が杉浦だった。その大谷がこの日来場し、約1年ぶりの再会が実現。「僕が励まさなきゃいけないのに、逆にみんなを励まして、本当に凄い人だなって改めて思って」と大谷の大きさを実感し、リングへ向かうに際して「恥ずかしくない試合を。それは気持ちが入ります」と気が引き締まった。

 大谷からは「次戦う時はぜってぇに負けないからな」と再戦を約束された。「本当に熱い男ですよ。僕も負けたくないし、次会うときは大谷さんがリングシューズ履いて一緒に戦えれば」と呼応した杉浦は「大谷さんがリングに戻ってくるまで戦い続けるんで、プロレスラーとしてずっと生き続けるんで、ずっと待ってます」と本人の前でした約束を改めて強調していた。


【試合後の田中&杉浦】
▼田中「大谷さんと久しぶりに、そんなに長く直面して会えなかったんですけど、一言二言交わさせていただいて、大谷さんが皆さんの前で発した言葉に勇気づけられましたね。まだまだZERO1、ホント皆さんの力をお借りしてで大谷さんがリングに戻ってくるまで戦い続けますけど、もっともっと頑張らなきゃいけないなと思います。ホント今日、この大会を開催していただいて、押忍プレミアムももちろんそうですし、出ていただいた選手の皆さん、ファンの皆さん、ホントにプロレスの力というのを感じました。ありがとうございます」

▼杉浦「去年の4月から大谷さんと会ったのは初めてなんで、まずお会いできたのが非常にうれしくて。本当に何か僕もですけど、僕が励まさなきゃいけないのに、逆にみんなを励まして、本当に凄い人だなって改めて思って。さっき言った通り、本当に僕は大谷さんがリングに戻ってくるまで戦い続けるんで、プロレスラーとしてずっと生き続けるんで、ずっと待ってます」

――試合前に大谷さんと会って言葉を交わしたことで、リングに上がる気持ちも高まった?

▼杉浦「恥ずかしくない試合を。それは気持ちが入ります」

――大谷選手から「次は絶対負けない」と言われたが?

▼杉浦「本当に熱い男ですよ。僕も負けたくないし、次会うときは大谷さんがリングシューズ履いて一緒に戦えればと思います」


【小島の話】「この大会に出させてもらって本当にありがとうございました。今日ケガをしてから初めて大谷君に会うことができました。凄く彼の目はずっと一緒でした。プロレスラーになった時と同じ目をしていました。なので私はいつまでも待っていたいと思います。ありがとうございました」

【関本の話】「ありがとうございました。今日本当にこういう大会で小島さんと組めて、そして弾丸ヤンキースと戦えて本当によかったです。小島さんのツイッター見て、小島さん、今日もトレーニングしてる。俺も負けてられない。俺も筋トレしなきゃって。どんなに偉くなってもエニタイム行きます。エニタイムで筋トレします。大谷さん、今日久しぶりに会って、俺らって大谷チルドレンだなと思いましたね。本当に心の底から大谷晋二郎さんを応援してます。またリングで会えるのを楽しみに、これからも頑張ります。ありがとうございました」

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