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5/9【ドラディション】藤波戦に「たどり着きてぇ」 諏訪魔がドラディション初参戦へ「出禁」覚悟の暴走予告

 5・30後楽園大会でドラディション初参戦を果たす諏訪魔が9日、東京・巣鴨の闘道館で会見。「藤波辰爾にたどり着く」をテーマに「出禁」覚悟の暴走を予告した。

 ドラディションの2023年第1弾興行となる5・30後楽園大会に全日本の元三冠ヘビー級王者・諏訪魔が初参戦。長井満也&シュン・スカイウォーカーとのトリオで関本大介&岡林裕二&MAZADAと対戦する。

 「隣にいるレジェンド・藤波辰爾の世界観を味わうチャンスなんだなとワクワクしてる部分もある」と興奮を隠せない諏訪魔は「対戦相手に関しては敵もそうだけど、味方も俺の言うこと聞かねぇヤツは全員、地獄へ堕としてやる。そういう気持ちで今、血がみなぎってる」と不敵な笑み。「今回、一発目なんでね、やりすぎたらそりゃ当然、俺は出禁になるだろうし。ただ、俺が行くからには出禁を期待するヤツもいるだろうし。それは当日のお楽しみかな」と覚悟のうえで、「俺が行く限りはもうメチャメチャにしてやろうかな」と暴走ファイトを予告した。

 ただ、ドラディション参戦を一度きりで終わらせるつもりはない。「時代を作ってきたレジェンド中のレジェンド」と藤波に敬意を表した諏訪魔は「とにかく存在感があるんでね。そこはもういるだけで空間が支配されてくる。価値観と価値観のぶつかり合いじゃないけど、間接的にそういう勝負というのはあるのかもしれない」と存在感の勝負を意識。「今回の試合、これを乗り越えれば藤波辰爾にたどり着くんじゃねぇかなと。これを俺の中のテーマにしておきたい」とその先に藤波との直接対決を見据えた。

 藤波は「彼が入門した時からずっと気にしてた」といい、隣に並んで「迫力を感じるね。久々のレスラー感というか、横にいて何かこう凄い衝撃をすでに感じてます」と諏訪魔を評した。諏訪魔の暴走宣言には「試合を組んだ手前、俺の責任だろうな」と苦笑しながらも、「とにかく迫力のある部分を次の大会というのか、このあとどういう感じで展開するのか。今聞いててゾクゾクはしてきてる」といずれの対戦に前向きだった。


【会見の模様】
▼諏訪魔「全日本プロレス、ブードゥー・マーダーズの諏訪魔です。今回ドラディション初参戦ということで、俺自身は物凄く隣にいるレジェンド・藤波辰爾の世界観を味わうチャンスなんだなとワクワクしてる部分もあるし、当然、対戦相手に関しては敵もそうだけど、味方も俺の言うこと聞かねぇヤツは全員、地獄へ堕としてやる。そういう気持ちで今、血がみなぎってる。楽しみでしょうがない」

▼藤波「ドラディションがスタートして僕も長年経つんですが、やっと諏訪魔選手に行きついたかなと。ずっと彼が入団してから関心を持ってたんだけど。ただね、最初、僕はいろんな思いを持って諏訪魔選手の初参戦をしゃべったことがちょっとここにきて違うんですよ。僕のイメージが。これはまた彼自身のプロレスのいろんなキャリアの思いの中でのこれなのか。それだけの迫力を感じるね。久々のレスラー感というか、横にいて何かこう凄い衝撃をすでに感じてますけど。今回は僕もカードはすでに発表になってますけど、組んだはいいけど、これ成立するか。今、諏訪魔君のこの迫力を見て、ウチの長井もいるし。ドラディションは常にいろんな団体では見られない、ドラディションでしか見れないカードを組むんだけど、今回、自分自身どう説明していいかわからない(苦笑) 一言、これどうなっちゃうんだろうっていう気持ちですね」

――ドラディションにどんな印象を抱いている?

▼諏訪魔「ドラディション=藤波辰爾というのは凄く頭に刷り込まれてる。ただ、経験したことがない空間なんで、それはどうなるのかなと。クラシックなのか、でも俺が行く限りはもうメチャメチャにしてやろうかなと。当然、ブードゥー・マーダーズとしての空気、そこの価値観と価値観のぶつかり合いじゃないけど、直接は対戦するわけじゃないんだけど、間接的にそういう勝負というのはあるのかもしれない。存在感は見せていきてぇと思うかな」

――藤波選手をどのように思っている?

▼諏訪魔「そりゃもう時代を作ってきたレジェンド中のレジェンドだろうというのは頭の中に物凄くある。ただ、俺だってレスラーでやってきてるわけだから、そのレジェンドの空気感に呑まれないようにしていきたい。とにかく存在感があるんでね。そこはもういるだけで空間が支配されてくるような、こっちも空気変えていくために必死になるんじゃないかなというところはあるね」

――いずれ藤波選手と戦ってみたい気持ちはある?

▼諏訪魔「凄いこと言ってくれたな。そこまでたどり着いたら面白ぇななんて思う。とにかく今回、一発目なんでね、やりすぎたらそりゃ当然、俺は出禁になるだろうし。ただ、俺が行くからには出禁を期待するヤツもいるだろうし。それは当日のお楽しみかなと思う」

――藤波選手は諏訪魔選手と対戦してみたい思いは?

▼藤波「だから今、質問してくれたけど、できればこの質問がこないようにというのがあったんだけど、今回はすでにカードが発表されましたけど、僕自身が高橋ヒロムのプロレスを味わうわけだけど、次の段階、とにかく迫力のある部分を次の大会というのか、このあとどういう感じで展開するのか。今聞いててゾクゾクはしてきてるんですけどね。やっぱりこの質問はくるんだね」

――藤波選手が対戦を熱望したジャンボ鶴田さんと同じ中央大学レスリング部出身でかつてネクストジャンボとも呼ばれたが?

▼藤波「新日本プロレスvs全日本プロレスは永遠のテーマだったんだけど、前は三沢選手であったりとか、川田君とかいろんな部分でありましたけど、その中で諏訪魔選手、彼が入門した時からずっと気にしてた。ここにきてひと皮むけたのか、はっちゃけたのか、横にいて自分自身、これは意識を変えていかないととんでもないことになるぞというのは今、自分自身感じてますね」

▼諏訪魔「あと今回、対戦する関本、岡林、MAZADA。当然、相手は壊れることないだろうし、ガンガンいきゃいいだけなんだけど。仲間に長井満也、俺のよくわからないシュン・スカイウォーカーっていうのがいる。どういうヤツなんだと逆に俺は聞きたい。うまくいかねぇんじゃねぇかなと思うんだけど、今回の試合、俺自身のテーマにこれを乗り越えれば藤波辰爾にたどり着くんじゃねぇかなと。これを俺の中のテーマにしておきたいなと思います」

▼藤波「試合を組んだ手前、俺の責任だろうな(苦笑) 彼の試合後を見てみたい」

――諏訪魔選手が暴れすぎたら出禁もある?

▼藤波「出禁? そういう例は今までかつてないんでね。かつてプロレス界で出禁に近い選手はいっぱいいたでしょう。そういう選手は反対に次の大会に期待されるようになっちゃうんでね。そのあと僕自身が自分の試合をさしおいて一番気にしてる試合ですから、とにかく関心ありますよね」


【会見後の諏訪魔】
――藤波選手との接点は?

▼諏訪魔「全日本に出た時にあいさつぐらいだね」

――パートナーのシュン選手は口が悪いが?

▼諏訪魔「口悪いの? 凄ぇ悪そうなヤツだな。悪いのなんか一人でいいんだ。仲間割れだ、仲間割れ」

――いい選手であれば仲間に引き込むつもりは?

▼諏訪魔「いやぁ、うまくいくかわからない。反発し合うと殴り合えばいいんじゃない?」

――1対3になる可能性もあるが?

▼諏訪魔「望むところだよ。全員敵でもいい。1対5でやってやる。想定してますよ」

――長井選手が関本選手、岡林選手のチョップは全部、諏訪魔選手に受けてもらうと言っていたが?

▼諏訪魔「何? 何言ってんだよ。長井満也に全部、受けてもらうよ。俺の技も受けてもらう」

――関本、岡林という頑丈な二人を相手にやりがいがある?

▼諏訪魔「何やっても大丈夫なのはわかってるんで。脳天から落ちても大丈夫な人間はなかなかいないわけで、そのへんでは頭から突き刺してやろうかななんて思ってるし。そこから突き刺すだけじゃなく、変な揺さぶりみたいなのもかけられたら、また面白ぇかなと思うかな」

――藤波選手との対戦のテーマができてモチベーションも上がる?

▼諏訪魔「モチベーションは上がりまくってるよ。そこまでたどり着きてぇなっていうのはあるよね。全く触れたことがない、関わりが全然なかったんで、今このタイミングで触れなきゃ、もうチャンスってないんじゃないかなと正直思う。たどり着きてぇな」

――藤波選手に関する思い出はある?

▼諏訪魔「そりゃもう凄ぇっていうイメージしかないかな」

――どこに凄さを感じる?

▼諏訪魔「今みてると、やっぱコンディション。何だこのコンディションの良さはと。そこにも興味あるしね。渕正信と見比べちゃうなというのはあるかな。全然、真逆だなという印象があるかな。酒飲むと飲まないの差なのかな」

――藤波選手は今年の年末で70歳になるが?

▼諏訪魔「凄ぇな。それは70の記念にぜひ俺とシングルやった方がいいんじゃないか。たどり着いてやるって気持ちでいっぱいになるな」

――地獄へ堕とす?

▼諏訪魔「いやぁ、まずは地獄どうのこうのは目の前の相手を地獄まみれにしてやろうかなと。そこからだね。考えるのは」

――他団体参戦はホームリングとは違う刺激がある?

▼諏訪魔「そりゃもう刺激に満ち溢れる場になるんでね、いつも。自分自身には合ってんのかなと。守るんじゃなく攻めにいかなきゃいけない。そりゃたまらなく楽しみだし、ワクワクするよ」


☆5/30(火)東京・後楽園ホール『レック株式会社presents DRADITION 15th ANNIVERSARY THE RISE OF SPIRIT TOUR PHASE-1 IN TOKYO』18:00開場、19:00開始

▼タッグマッチ
酒井博生
洞口義浩
(1/20)
三州ツバ吉
倉島信行

▼3WAYマッチ(1/20)
青木優也
vs
アンディ・ウー
vs
MUSASHI

▼タッグマッチ
吉野コータロー
樋口和貞
(1/30)
吉田綾斗
望月成晃

▼セミファイナル
MAZADA
関本大介
岡林裕二
(1/45)
シュン・スカイウォーカー
諏訪魔
長井満也

▼メインイベント
AKIRA
高橋ヒロム
越中詩郎
(1/60)
新崎人生
船木誠勝
藤波辰爾

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