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5/11【DRAGONGATE】26周年・フジイがYAMATO逆転撃破で大奮闘 「30周年目指して頑張る」

『HOPEFUL GATE 2023』後楽園ホール(2023年5月11日)
ドン・フジイ デビュー26周年記念試合 ○ドン・フジイ&望月ススムvsB×Bハルク&YAMATO×

 デビュー26周年を迎えたフジイが記念試合で大奮闘。YAMATOを逆転撃破したフジイは、来年で30周年を迎える先輩・望月を称え、「僕なんてまだまだひよっこですよ。僕も30周年目指して、ファイトいたします。頑張っていきましょう」と誓った。

 闘龍門一期生として闘龍門JAPAN、DRAGONGATEで長年活躍してきたフジイは今宵で26周年を迎えた。記念試合として、かつてツインゲート王座を戴冠した経験もある望月とタッグを組み、YAMATO&ハルク組と対戦した。YAMATOとはかつてノーピールマッチで対戦した経験があるほど因縁浅からぬ仲。そんな怨敵相手にフジイは奮戦した。

 試合前にフジイは望月、ハルク、さらにはYAMATOとも握手を交わし、試合スタートとなった。そのフジイとYAMATOが先発。基本に忠実なグラウンド戦やリストの取り合いでしのぎを削った。

 しかし、試合が進むに連れて荒れた展開に。フジイがYAMATOを挑発すると、怒ったYAMATOはフジイを南側スタンド席に連行して暴行を加える。さらに、乱闘したままバルコニーに移行。互いに客席へ突き落とそうとしつこくやり合った。もみ合ったままリングに戻ると、YAMATOはしつこく逆水平を連打。フジイも意地のビンタで「フジイ」コールを巻き起こし、ダブルチョップで打ち倒した。

 YAMATO&ハルクのサンドイッチ攻撃を受けるとフジイは急ブレーキ。YAMATOの垂直落下式ブレーンバスターを食らって大ピンチを迎える。だが、フジイはYAMATOとハルクの誤爆を誘って奮起。望月のミドルキックと同時にラリアットをYAMATOに浴びせると、望月の一角蹴りから奥の手のナイスジャーマンで勝負に。場内は歓声に包まれるが、ハルクのカットが間に合った。

 関係を修復したYAMATOとハルクが大技連発で望月を戦線離脱に追い込む。YAMATOはフジイに逆水平をこれでもかと乱射。スリーパーで絞め落としにかかった。それでもフジイは必死にロープに逃れて勝負を捨てない。すると場外から望月がYAMATOの足をすくって好フォロー。すかさずフジイは外道クラッチで丸め込み、逆転の3カウントを奪った。

 フジイが自身の26周年記念試合でYAMATOに逆転勝利。試合後、荒ぶるYAMATOに暴行されたフジイだったが、望月と握手を交わすと、マイクを持って「YAMATOちょっと待て。最初握手で始まったんだから、最後も握手で終わろうぜ。憎しみ合っているのはわかるんだよ、リングの外は。だけど、リングの中は正々堂々、俺らはやるんじゃないのか?」と呼びかける。そして、互いに「ありがとう」と口にしながら改めてYAMATOと握手した。

 フジイは望月にもメッセージ。「1997年の5月11日、メキシコ・アレナ・ナウカルパンという小さい体育館で、闘龍門初自主興行の諏訪高広戦でデビューしました。あれからあっと言う間の26年でしたが、こうやってWARという天龍源一郎さんの団体の頃から望月さんは僕のことをずっと見守ってくれてます」と感謝の意を表すと、「望月さんはもうすぐ30周年ですか。来年で30年でございます。僕なんてまだまだ27年。まだまだひよっこですよ。僕も30周年目指してファイトいたします。頑張っていきましょう」と次なる目標を「30周年」に据え、さらなる奮闘を誓った。

【試合後の望月&フジイ】
▼フジイ「今日ピッタリ26年。さっきも言った1997年5月11日、闘龍門初自主興行のアレナ・ナウカルパンという本当に小さい体育館で26年前にデビューしました」

▼望月「俺ら28年前にさ、WARの営業でさ、藤井君、望月さんの呼び名で選手と営業で出会ってさ。メキシコに行くっていうから、ウルティモ校長に『藤井君はちゃんとレスラーになれますかね?』って聞いたら、『ハハハ、無理でしょう』って笑ってましたよ。それがこうして立派に26年やってきて。俺は来年30周年。まだまだひよっこだよ」

▼フジイ「ホントひよっこ。顔じゃない」

▼望月「このあと令和新世代がメイン、セミと違いを見せればいいんじゃないかな。俺らは俺らでまだまだ。何かあったらいくから楽しみにしとけ」

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