5/11【新日本】ヒロム「10連覇」の誓い、田口は「笑いなし」、SHOは「正々堂々」宣言!? スーパージュニア開幕直前会見
『BEST OF THE SUPER Jr.30』に向けた公開会見が開幕前日となる11日、都内TOKYO FMホールで開かれた。
今年で30回目の節目を迎えるジュニアの祭典。20選手がA・Bブロックに分かれてエントリーし、マイク・ベイリー、リオ・ラッシュ、ケビン・ナイト、ダン・モロニーの外国人4選手が初出場を果たす。
不動の中心は現IWGPジュニアヘビー級王者にして前人未到の4連覇を目指す高橋ヒロム(Aブロック)だ。「4連覇はオレにとっては小さいことですよ。4連覇宣言じゃない。今日はっきりと言います。10連覇宣言! 『もうヒロムが出ちゃうと優勝するから見る気なんて起きません。ああ、またヒロムが優勝した。ヒロムをスーパージュニアに出すな!とデモが起きるまで、優勝してやろうかと思っております」と10連覇宣言を公然と放ってみせた。
Aブロックにエントリーした田口隆祐は、まさかの“笑いなし"を宣言。「18年連続、20回目。ちょっと笑っちゃうぐらい出場しておりますけれども、今年は残念ながら皆さんを笑顔にはさせることはできないかな、と思っております。なぜかというと“笑いなし"で真面目に試合をしたいと思っているからでございます」と切り出した田口だったが、「去年は“お尻使わない"と言いましたんで、お尻使わないしフザケないと言いましたんで。お尻使うと言うとちょっと変な感じがしますけど。パンツは出しません。パンツは出さないしお尻も出しません。アソコも出しません。小さいキ○タマも出しません。楽しみにしててください」と“フリ"としか思えない宣言に会場は笑いに包まれた。
さらにAブロックのSHOも、まさかの“正々堂々"宣言。「宣誓、私、SHOはこの『BEST OF THE SUPER Jr.』を正々堂々真っ向勝負で戦い抜くことを誓います。令和5年5月11日、選手代表AブロックSHO。ありがとうございました」と勝手に選手宣誓し、こちらも不気味な余韻しか残らなかった。
注目の初出場となるベイリー(Aブロック)は「この場にいれることに凄く感動しています」と感慨深げ。かつてDDTマットでも活躍していたベイリーは、近年米IMPACT WRESTLINGで熱戦を連発してステータスをグングン上げてきた。「スーパージュニアを闘うにあたって、私の友人が凄く良いアドバイスをくれました。一つひとつの試合を全力で戦っていけば自ずと結果が出てくるというアドバイスです。一試合一試合、毎日、毎晩、丁寧に全力で戦っていくことをここに誓いたいと思います」としたうえで、「第1戦目でヒロムさんと戦えることを今からとても楽しみにしています」と初戦の大一番を見据えた。
Bブロックの中心軸となりそうなエル・デスペラードは、「こっちのブロックで気になってたのは金丸(義信)さんだけ」とした一方で、フランシスコ・アキラ、ケビン・ナイト、両国大会で火花を散らしたYOHも意識。これまで2度の準優勝はあれど、優勝には届いておらず「プロレス評論家じゃないつもりでも、評論家になってるつもりのTwitterの君たち、ここにいる人だとは言いませんよ。放送を観てる人たち、なんのドラマも起きないよ。俺が優勝するから、残念でした」と相変わらずの“デスペ節"で初制覇を予告した。
UNITED EMPIREの新メンバーとして初出場を果たすモロニーもBブロックにエントリー。「これは俺の大会であって、俺のための大会であると信じている」と断じたモロニーは、「俺は元々ヘビー級の選手で100キロ以上の体格があったが、ジュニアヘビー級で闘うためにこの体格に合わせてこの大会に臨んできている」と告白。「だから、ここにいるお前らを強く叩きすぎて、お前らが夜眠れなくなったとしても、俺はそれに対して罪悪感を抱かないし、謝ることもないだろう。「“ドリラー"ダン・モロニーという名前をよく覚えてほしい。アブナイガイジンデス。俺がダン・モロニーだ」とまさにアブナイ香りをぷんぷん漂わせた。
クラーク・コナーズとケビン・ナイトのLA道場勢も、ともにBブロックに入った。いきなり初戦で激突予定なだけに、「クラークは自分のことをサベージなんて言ってカッコつけてるが、俺はお前が全然そんな人間でないっていうことも知ってる。みんなにお前の本当の姿を見せてやる」(ナイト)、「道場でやってた時みたいに、お前のことをボコボコにしてやるよ」(コナーズ)とやりあって小競り合いに。コナーズがエルボーをぶち込んで退席した。両者は全公式戦の先陣を切る一番、5・12後楽園大会の第1試合で激突する。
☆『BEST OF THE SUPER Jr.30』
[出場選手]
▼Aブロック
KUSHIDA(5年ぶり10回目の出場/2015年、2017年優勝)
田口隆祐(18年連続20回目の出場/2012年優勝)
リオ・ラッシュ(初出場)
DOUKI(5年連続5回目の出場)
高橋ヒロム(4年連続8回目の出場/2018年、2020年、2021年、2022年優勝)
ティタン(2年連続4回目の出場)
TJP(2年連続3回目の出場)
石森太二(6年連続7回目の出場)
SHO(6年連続6回目の出場)
マイク・ベイリー(初出場)
▼Bブロック
エル・デスペラード(4年連続7回目の出場)
YOH(3年連続6回目の出場)
マスター・ワト(4年連続4回目の出場)
ケビン・ナイト(初出場)
金丸義信(3年連続6回目の出場)
BUSHI(8年連続11回目の出場)
ロビー・イーグルス(5年連続5回目の出場)
フランシスコ・アキラ(2年連続2回目の出場)
ダン・モロニ―(初出場)
クラーク・コナーズ(2年連続2回目の出場)
[日程]
◇5/12(金)後楽園
▼Aブロック
ヒロムvsベイリー
ティタンvsTJP
ラッシュvsSHO
KUSHIDAvsDOUKI
田口vs石森
▼Bブロック
デスペラードvs金丸
YOHvsイーグルス
ワトvsアキラ
BUSHIvsモロニー
ナイトvsコナーズ
◇5/13(土)長野
▼Aブロック
ヒロムvsDOUKI
ティタンvs石森
SHOvsベイリー
田口vsラッシュ
KUSHIDAvsTJP
▼Bブロック
YOHvsワト
デスペラードvsBUSHI
ナイトvsアキラ
イーグルスvsコナーズ
金丸vsモロニー
◇5/14(日)名古屋
▼Aブロック
ラッシュvsヒロム
TJPvsベイリー
KUSHIDAvsティタン
DOUKIvs石森
田口vsSHO
▼Bブロック
デスペラードvsワト
YOHvsモロニー
イーグルスvsアキラ
BUSHIvsコナーズ
ナイトvs金丸
◇5/16(火)秋田
▼Aブロック
ラッシュvs石森
ヒロムvsSHO
KUSHIDAvsベイリー
DOUKIvsTJP
田口vsティタン
▼Bブロック
ワトvs金丸
デスペラードvsナイト
アキラvsモロニー
BUSHIvsイーグルス
YOHvsコナーズ
◇5/17(水)仙台
▼Aブロック
KUSHIDAvs石森
ティタンvsベイリー
ラッシュvsDOUKI
TJPvsSHO
田口vsヒロム
▼Bブロック
デスペラードvsYOH
ワトvsモロニー
金丸vsイーグルス
アキラvsコナーズ
ナイトvsBUSHI
◇5/18(木)盛岡
▼Aブロック
KUSHIDAvsヒロム
ラッシュvsティタン
石森vsSHO
田口vsTJP
ベイリーvsDOUKI
▼Bブロック
ワトvsイーグルス
YOHvsアキラ
デスペラードvsコナーズ
ナイトvsモロニー
金丸vsBUSHI
◇5/19(金)青森
▼Aブロック
ヒロムvsTJP
石森vsベイリー
KUSHIDAvsラッシュ
ティタンvsSHO
田口vsDOUKI
▼Bブロック
デスペラードvsモロニー
YOHvsBUSHI
金丸vsアキラ
ナイトvsイーグルス
ワトvsコナーズ
◇5/21(日)後楽園ホール
▼Aブロック
ヒロムvs石森
ラッシュvsTJP
田口vsベイリー
KUSHIDAvsSHO
DOUKIvsティタン
▼Bブロック
デスペラードvsアキラ
YOHvsナイト
イーグルスvsモロニー
ワトvsBUSHI
金丸vsコナーズ
◇5/23(火)大阪
▼Aブロック
KUSHIDAvs田口
ヒロムvsティタン
DOUKIvsSHO
ラッシュvsベイリー
TJPvs石森
◇5/24(水)大阪
▼Bブロック
BUSHIvsアキラ
デスペラードvsイーグルス
ワトvsナイト
YOHvs金丸
モロニーvsコナーズ
◇5/26(金)代々木
▼準決勝
Aブロック1位vsBブロック2位
Bブロック1位vsAブロック2位
◇5/28(日)大田区
▼優勝決定戦
準決勝の勝者vs準決勝の勝者