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5/13【DDT】「KING OF DDT 2023」準決勝へ樋口、上野、秋山、クリスが公開会見で火花

 “老舗百貨店"新宿高島屋とのコラボイベント『Dramatic Dream Takashimaya Vol.1』が13日、東京・新宿高島屋1階JR口特設会場で行われ、シングル最強決定トーナメント「KING OF DDT 2023」準決勝(5・21後楽園)へ向けた公開会見で樋口和貞、上野勇希、秋山準、クリス・ブルックスの4強が火花を散らした。

 5・21後楽園大会でKING OF DDT優勝者が決まる。準決勝の組み合わせは「樋口vs上野」、「秋山vsクリス」。勝者が決勝戦を争う。

 昨年覇者・樋口は史上初の連覇に挑む。「自分は去年トーナメント優勝して、ベルトを腰に巻きました。今年は丸腰。またDDTの頂点に上り詰めるために、一番一番集中。気合入れて準決勝、まずは上野勇希戦に臨みたいと思います」と燃えており、「上野のことはずっと脅威だと思ってるので。ここに集中しなければ、トーナメントですし、上はない」と腹をくくった。

 対する上野は「僕はDDTで東京ドーム大会をしたいし、もっともっといろんな人が見て。どの大会も毎回後楽園を超満員にしたいと思ってます」と大きな夢を描き、「これはほかの誰かがやるんじゃなくて、僕がやりたいと思ってます。そのためにもトーナメント優勝したいと思います」と並々ならぬ意気込みを口にした。

 樋口とは昨年12・29TDC大会のKO-D無差別級王座戦で敗れて以来5ヵ月ぶりの再戦。「去年の年末、タイトルマッチをやって、僕は負けたわけなんですけど。樋口さんもベルトを落として、なぜか丸坊主になって。去年の年末から僕も積み上げてきてるし、樋口さんも強さの象徴を背負って、そこから離れて楽しく試合やる姿を見てる」と互いの変化を実感している上野は「そんな強くて楽しい樋口さんに勝てば、2023年、僕の年になると思ってますから。樋口さんに勝てば、決勝はどっちが来ても優勝できると思ってます」と確信とともに言い切った。

 その勝者と決勝戦を争うのが秋山とクリスの勝者。秋山は「この中でひと際、年はいってますけど、まだまだ動ける。昔と若干変わってますけど、勝って若いヤツらにはまだまだ負けないと。中高年の星になるよう頑張ります」と健在を見せつけるつもり。「クリスも日本に来て長いと思うので、一つ勲章がほしいところだと思いますけど。クリスには申し訳ないけど、倒させてもらって。坊主か男前かどちらか分からないんですけど勝って。僕もこのトーナメントは勝ってないんで、もう1度頂点に近づきたい」と初優勝を見据えた。

 対するクリスは「私、KING OF DDTのトップ4は初めて。すごいプレッシャーあります。アキヤマさんとの試合、プレッシャー」と緊張の色を隠せない。というのも「初めて日本のプロレス見たのは、プロレスリング・ノアの2005年の東京ドーム。アキヤマさん、コバシ(小橋建太)さん、マルフジ(丸藤正道)さん、スズキ(鈴木みのる)さんの試合を見た。自分の家にアキヤマさんのアクションフィギュアあります。すごいレジェンド」と敬意を抱いているからだ。「もちろん強いのは分かってるし、アキヤマ選手と対峙するのは非常に楽しみ」と武者震いしたクリスは「KING OF DDT 2023、自分のデスティニー、絶対優勝します」と誓った。

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