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6/1【DRAGONGATE】シュンがマシーン・Jに完勝 ウルティモ、ディアマンテ加えたマスカラタッグ戦提案も 斎藤GM「明日、答えを出す」

『RAINBOW GATE 2023』後楽園ホール(2023年6月1日)
○シュン・スカイウォーカーvsストロングマシーン・J×

 シュンがマシーン・Jに完勝。怒りと屈辱にまみれたマシーン・Jがマスクをかけての再戦をアピールすると、ウルティモ・ドラゴンがディアマンテとのマスカラ戦を受ける意向をVTRで示した。シュンが「シュン&ディアマンテvsウルティモ&マシーン・J」のマスカラタッグ戦を提案すると、斎藤了GMは即答せず「明日、答えを出す」と宣言した。

 5・11後楽園大会でシュンに罵倒されたマシーン・J。5・28大阪大会でのタッグ対決ではシュンにマスクをはぎ取られたうえで丸め込まれてピンフォール負けを喫した。怒りのマシーン・Jは試合後、一騎打ちを要求。この日、実現することになった。

 マシーン・Jは気合十分。ゴング前の奇襲攻撃に出て、お返しとばかりにシュンのマスクに手をかけると、場外戦に持ち込んで南の鉄柵に何度も叩きつけるなど怒りをぶつけていく。が、シュンはイス攻撃で難なく逆転。キャメルクラッチでひねり上げ、執ようにマシーン・Jのマスクに手をかけた。

 負けじとマシーン・Jはニールキックで反撃を開始。ラリアット、ブレーンバスターで巻き返しに出る。ダイビングヘッドが自爆に終わってマスクに手をかけられても、カウンターのパワースラムで鎮圧。一気に魔神風車固めを仕掛けた。

 阻止したシュンはフロントハイキックで逆襲。ブラスターで叩きつけると、ムーンサルトダブルニードロップを投下していく。マシーン・Jが2カウントで返すと、シュンはSSWの構えに入ったが、あえて決めず。2発目のムーンサルトダブルニードロップを放って3カウントを奪った。

 シュンがマシーン・Jに完勝。試合後、マイクを手にしたシュンは「汚れ仕事がやっと終わったよ。ハハハハ。でもまあ、この結果は俺だけじゃなくて、見ている人間も元からわかってた。やる前からわかってたでしょ。それをあくまで証明したまで。このリングで示したまで。ちょっとはわかったかな。俺が正しいということ、ストロングマシーン・Jが愚かで間違っているということを」と当然の結果と言わんばかり。「ああ、情けないなあ。情けない。情けねえなあ! 情けねえ負け際。情けねえマイク。情けねえ姿。生き方まで情けねえなあ。アハハハ」と嘲笑した。

 倒れたままのマシーン・Jが「うるさい…うるさい…うるせえって言ってるのが聞こえねえのか! うるせえ、黙れ! なにが情けねえだ。てめえのやり方はずっと汚えんだよ」と反論したが、シュンは「勝ってから言えバカ。負けた人間に喋る権利はないんだよ」とバッサリ。「お前のその負けたにもかかわらず堂々と喋る姿、その情けなさこそがストロングマシーン・J、NATURAL VIBESだよ。わかるか? 自分の情けなさ。本当にしょうもないよ。同じ人間として、同じリングに上がる者として恥ずかしいなあ。もう諦めろよ。諦めろって。もうお前がここにいる意味ないだろ」と言いたい放題にこき下ろした。

 そしてシュンが「弱すぎるんだよ。しょうもなさすぎるんだよ。そんな見せかけの弱さを隠すマスクいらないだろ。お前はもう平田でいいだろ」と投げかけると、マシーン・Jが激怒。シュンにつかみかかった。NATURAL VIBESやZ-Bratsのメンバーも加わっての乱闘に発展したが、そのさなか、シュンがマシーン・Jのマスクを剥ぎ取って客席に投げ捨てた。

 Tシャツやタオルで素顔を隠したマシーン・Jにシュンは「情けないなあ、おい。情けねえな。その威勢を試合で出せ。感動のマイクちょうだい! 感動のマイクしてみて! フハハハハ!」と挑発した。するとマシーン・Jは「お前の企みはなんだ? お前の企みは何だとしても、俺は今日この場でこのマスクを取る、そんなつもりは1ミリもねえんだ! 命懸けて、このマスク被って戦ってるんだ!」とマスクマンとしての誇りをむき出しに絶叫。「そこまでするなら……俺の本気見せてやるよ。俺とお互いのマスクを懸けてマスカラ・コントラ・マスカラ。俺と勝負しろ」と要求した。

 これにはシュンも「とうとうお前の口からその言葉が出たな。マスカラ・コントラ・マスカラ、対シュン・スカイウォーカー、それが何を意味するかわかるだろ? 何回、俺とシングルマッチやってるんだよ。そのたびにお前は無様な敗北を喫してきた。それでもう1回マスクを懸けてやるって? それってつまり、お前のマスクを捨てるってことだよな。それをお前が覚悟したってことだよな」と念押し。「俺にとっては今の無様なお前がこの場で自らマスクを捨てても、ちゃんとした舞台でマスカラ・コントラ・マスカラで俺にもう一度無様な姿で負けてマスクを失っても、別にどちらでも構わないね。俺にリスクはないからな。マスカラ・コントラ・マスカラ、お前がそんなにやりたいんだったら、喜んでやってやるよ」と受けて立つ構えをみせた。

 ここで斎藤了GMが登場し、シュンを止めに入る。さらにドラゴン・キッドもやってきて、「今日は校長からGMにメッセージを預かってますので、VTRのほうを見てください」とスクリーンを指さした。ウルティモは現在、斎藤GMから提示されたディアマンテとの一騎打ちを拒んだことで無期限出場亭処分中だが、「当然、彼は自分のマスクを、マスカラ・コントラ・マスカラを狙ってくると思います。リスクの大きい試合ですので、自分には答えが出ていませんでした。ただ、このメキシコに帰ってきて、決心がつきました。おい、ディアマンテ。俺のマスク、お前のマスク懸ける勇気があるんだったらな、いつでもどこでもやってやるぞ」と宣言。斎藤GMに決定をゆだねた。

 ディアマンテもスペイン語でマスカラ戦受諾をアピールすると、ここでシュンが思いがけない提案を口にした。「GM、シュン・スカイウォーカー、ディアマンテ対ウルティモ・ドラゴン、ストロングマシーン・J。この4人で4人のマスクを懸けたタッグマッチ、今こそしかるべきタイミングなんじゃないですか? 相応しい場なんじゃないですか? 答えを出してください」と斎藤GMに要求。「この4人全員がマスカラ・コントラ・マスカラに同意しています。そのうえで、やるならもう一気に盛大に、4人でタッグマッチどうですか? あなたが決めるんですよ。重大な決定を下すのがGMでしょう。これができなかったら、あんたは存在する意味がない。はっきりここで決断してくださいよ。全員マスクを懸けて戦う覚悟はできてる。どうなんですか?」と返答を迫った。

 これに斎藤GMは即答できず。しばらく逡巡すると「マシーン、シュンも、ディアマンテも、マスク懸ける覚悟はできてるか? いいな。ただ、シュン。ちょっと待ってくれ。一晩考えさせてくれよ。明日、答えを出す」との意向を示した。

 あとは斎藤GMが決断するのみとなったが、命といえるマスクをかけた4人の戦いは避けられない状況となった。


【シュンの話】「ハハハ、また斎藤了GMが生ぬるい判断したな。あれが立場のある人間のやり方か? だから組織が腐るんじゃないか? だからお遊びでプロレスごっこやる人間が増えるんじゃないか? ちゃんと組織のトップとして英断してください。決断してください。それがあなたの役目です。そして俺の役目はストロングマシーン・Jのマスクを剥がすこと。今それが決まったよ」

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