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6/12【DDT】上野が憧れHUBとの一騎打ちへ武者震い「純度100%で楽しみ」

 7・2大阪大会でシングル対決する上野勇希、HUBが12日、東京・渋谷区のAbemaTowersで会見。上野は「2度とないんじゃないかというくらい純度100%で試合できるのが楽しみ」と“憧れの人"との対戦へ武者震いした。

 松井レフェリーによると、上野の同級生である竹下幸之介は大阪プロレス時代のHUBのファンで、HUBと戦うためにプロレスラーになったという。その両者が2016年5月に開催された松井レフェリー主催興行でシングル対決を行い、竹下が勝利。当時、練習生だった上野は竹下から何度もHUBの試合映像を見せられ、HUBへの憧れを抱くようになった。

 デビュー後、上野はHUBと何度かタッグで対戦。フェイバリットホールドとしているWRも元々はHUBの技で、本人から許可を得て使用している。昨年10・10大阪大会でHUBとタッグ対決(佐々木大輔&HUBvs上野&勝俣瞬馬)した試合後、シングル対決を要望し、7・2大阪大会で実現することになった。

 憧れの存在と1対1で対峙することになった上野は興奮を隠せない。「DDTを見てプロレスを知って、こんなに面白いものが世の中にあるのかと衝撃を受けました。そこから頑張ってDDTに入ることができて、どんなレスラーになりたいか聞かれたときに、ずっと答えられなかった。昔、タケ(竹下)が大阪プロレスの映像を見せてくれてる中で、今の僕より若いHUBさん、当時のゴアを見てカッコいいと。DDTを見て面白いと思ったくらい衝撃があって。そこから上がっていく途中のHUBさんに魅了されて、こんなカッコいいレスラーになりたいと」と回想しつつ思いを口にし、「HUBさんが通ってきた軌跡の中のWRという技を使わせてほしいとお願いして、快く受けてくれて、懐の深さにも感動して。会見にも来てくださってることにも背筋が伸びる思い」と敬意を表した。

 「1年間楽しみを待ったことなどなくて、7月2日が来るのが楽しみで怖くて。しょぼいと思われたくなくて勝ちたくて、いろんな思いはある」と心境を口にした上野。念願の一戦が実現できるとあって「2度とないんじゃないかというくらい純度100%で、松井さんの前で試合できると思うと楽しみです!」と武者震いした。

 上野の思いを受けて立つHUBは「初めて会った時、黒いパンツ履いたDDTの若い子って感じで。年が経って松井さんの興行で、大阪府立第2で(木高)イサミさんとタッグを組んで、吉村(直巳)君、上野君とやった時に“あの時の子か"と衝撃でした」と新人時代の上野を思い起こし、「僕は8月で45歳、キャリア23年、24年。そのキャリアのマックスに自分のコンディションのレベルをもっていきたい」と万全で臨めるよう調整する構え。HUBにとっても待ち望んでいた一戦で、「ヤバいを超えて楽しみしかない。明日にでも戦いたい。レスラーは人間なんで一番は心。彼は心を持ってる選手。楽しみです」と昂っていた。

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