プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

6/14【Fortune Dream】KAIRIが7年ぶりにFD登場 初対決・ウナギを撃破「熱い気持ち感じた」

『小橋建太完全プロデュース興行第8弾 FortuneDream8』後楽園ホール(2023年6月14日)
○KAIRIvsウナギ・サヤカ×

 KAIRIが7年ぶりにFortune Dreamに参戦。シングル初対決となったウナギをインセインエルボーで葬ったKAIRIは「熱い気持ち、彼女から私は感じました」と評価した。

 スターダム所属だった「宝城カイリ」時代に2回Fortune Dreamに出場経験のあるKAIRIが"小橋建太推薦選手"として7年ぶりに参戦した。対戦相手は"川田利明推薦選手"として初参戦を果たすウナギ。シングル初対決が実現した。

 打撃戦で競り合うと、ウナギはフェイスクラッシャー、ギロチンドロップと得意の連続攻撃から顔面にストンピングを浴びする。表情を変えたKAIRIはカットラス(回転バックハンドブロー)をズバリ。直撃を受けてもんどり打って倒れたウナギは場外に転落した。KAIRIはエプロンから、そしてリングに戻ると、コーナーからダイビングエルボーを発射する。

 KAIRIはエプロンでも大技を狙うが、スライディングエルボーはウナギが回避。鉄柱に自爆させると、ウナギは右腕攻めへ。川田推薦選手らしくストレッチプラムでも絞め上げた。さらに、フロッグスプラッシュを落とす。エルボー合戦では押し負け、スピアーに被弾したものの、串刺しスライディングエルボーをフロントキックで迎撃すると、城門突破をズバリ。強烈な串刺しフロントハイキックからカナディアン式フェイスバスターを繰り出した。

 KAIRIがギリギリで肩を上げると、ウナギは雪崩式の攻撃を狙う。これを利用したKAIRIはウナギをコーナーで逆さ吊りにするとダイビングフットスタンプを投下。間一髪で肩を上げたウナギに対し、KAIRIはカットラスを再度ねじ込むと、最後はインセインエルボーで3カウントを奪った。

 試合後、KAIRIはウナギと握手。2人揃って本部席で見守っていた小橋に頭を下げる。小橋も握手で2人をねぎらった。

 KAIRIは「私は彼女が強いとか弱いとか、そういうのを判断するために試合をしたんじゃなくて。やっぱり一番は小橋さんがオープニングでも言われていた、熱い気持ちがあるかどうか。それはプロレスラーにとって、強い弱いよりも一番大切なことだと思ってます。今日、初めてシングルマッチをして感じましたよ。熱い気持ち、彼女から私は感じました」とウナギを評価。「口だけじゃなくて、ちゃんと心にも熱い気持ちを持っているなと思いました。今日の悔しさを忘れずに、9年後とは言わず、またすぐに彼女もこれに参戦して。今度はぶっちぎりの勝利をしてください」とエールを送った。

 一方、ウナギは「私はKAIRIと世界の中心で必ずまたシングルをします。その時は私がKAIRIから勝ちます。そしたら、川田さんに報告に行こうと思います」と将来的な雪辱を誓った。

【KAIRIの話】「ありがとうございました。今日は9年前にFortune Dream初めて出場させていただいて、里村明衣子選手と戦わせていただきましたが、当時は精一杯戦ったものの、到底及ばず、凄く凄く悔しい思いをして。9年間、その悔しさを忘れずに今日まで戦ってきました。そして今日、相手はウナギ・サヤカ。私は彼女が強いとか弱いとか、そういうのを判断するために試合をしたんじゃなくて。やっぱり一番は小橋さんがオープニングでも言われていた、熱い気持ちがあるかどうか。それはプロレスラーにとって、強い弱いよりも一番大切なことだと思ってます。今日、初めてシングルマッチをして感じましたよ。熱い気持ち、彼女から私は感じました。口だけじゃなくて、ちゃんと心にも熱い気持ちを持っているなと思いました。今日の悔しさを忘れずに、9年後とは言わず、またすぐに彼女もこれに参戦して。今度はぶっちぎりの勝利をしてください」

【ウナギの話】「世界のKAIRI。今日ここで小橋さんと川田さんの推薦選手として、女子でシングルをしたのは、きっとこの先も語り継がれるでしょうが、でも私はKAIRIと世界の中心で必ずまたシングルをします。その時は私がKAIRIから勝ちます。そしたら、川田さんに報告に行こうと思います。でも、これはきっと近い将来ですけど、KAIRI必ずまた査定してやるよ!」

プロ格 情報局