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6/22【NOAH】拳王が潮崎を激闘粉砕、N-1制覇&15周年へ弾み G1への対抗心もあらわに

『STAR NAVIGATION 2023』後楽園ホール(2023年6月22日)
○拳王vs潮崎豪×

 後楽園大会のメインイベントで行われた一騎打ちで拳王が激闘の末に潮崎を粉砕。G1 CLIMAXへの対抗心をむき出しにしながら4年ぶりの『N-1 VICTORY』制覇を誓い、24日に地元・徳島で行われるデビュー15周年興行に向けても弾みをつけた。

 両雄はかつて“GHCヘビーvsGHCナショナル"のWタイトル戦として60分フルタイムを展開。今回は5・31新宿大会で相棒・中嶋勝彦と激闘フルタイムを繰り広げた拳王に、潮崎が「次は俺とシングルで戦え」と要求したことで後楽園メインでの激突が組まれた。

 拳王はのっけから生命線である足を狙われる厳しい展開。中盤すぎには非情の鉄柱や鉄柵へのニークラッシャー2連発を浴び、豪腕ラリアット式マッケンローから変型テキサスクローバーホールドでギブアップ寸前に追い込まれた。

 だが、ケンオーコールに支えられて乗り切った拳王は続く豪腕ラリアット、リミットブレイクをも次々にキックアウト。逆に猛烈な右ハイキックをカウンターでクリーンヒットさせるや、一撃でノビた潮崎に必殺PFSを投下し、完璧な3カウントを奪ってみせた。

 潮崎の猛攻をしのぎきっての完勝。試合後はお決まりの“大演説"を開始だ。マイクを握った拳王は「おい潮崎、隣にいるテメー(中嶋) おいAXIZ…来月からN-1始まるよな? まだまだテメーたちをボコボコにしたい。まだまだやり足りねえぞ。N-1、別のブロックだったな? 必ずどっちでもいい、決勝に上がってこい」と通告した。

 この日は新日本の辻陽太が来場し、G1に向けて清宮海斗を視察。観衆に向き直した拳王は「そして後楽園ホールのクソヤローどもに言っとくぞ? 来月からめちゃくちゃ熱いシングルのリーグ戦あるよな? もちろんテメーたちの頭は“N"だよな? さっきそこに変なヤツ(辻)が座ってたけど、NOAHのリングでそんなことやられたら腹立って仕方ないよな」とけん制すると、「テメーら! 来月から始まる一番熱いリーグ戦はどのリーグ戦だ?」と問いかけ、場内も「N-1!」の大合唱で応じた。

 場内が“拳王あっぱれ"な空気に包まれるなか「その再来月から始まる熱いリーグ戦、必ず優勝するからな。テメーら楽しみにしといてくれ!」と誓った拳王は、「メチャクチャ熱いこと言ったけど、もっともっと熱く言いたいことがある。あさって! 6月24日、徳島大会での拳王15周年記念大会。皆様のご来場、お待ちしております。万が一来られないようなら拳王チャンネルで生配信するから見てくれ!」としっかり“オチ"もつけ、改めてのケンオーコールで4年ぶりのN-1制覇と徳島15周年興行へ弾みをつけた。

【拳王の話】「おい、AXIZ、潮崎。もしな、テメーが悔しかったら、N-1決勝まで上がって、俺の首を取りに来いよ。そして今、リング上で言ったこと、1つだけ訂正するところがあるんだよ。来月のリーグ戦って言ったよな? 俺はもう気持ちが先走ってたな。違えよ。再来月のリーグ戦だ。来月のリーグ戦? そんなもん、テメーらクソヤローどもの頭に入れなくていいよ。そうだよな。再来月のリーグ戦だ。真夏のリーグ戦と言えば、N-1だろ。熱い熱い8月にするんだ。まだ熱くない7月にしてどうするんだ。レスラーは超人だ。この一番熱い季節で、それを乗り越えて優勝する。それがプロレスラーだろ? 甘いこと言ってんじゃねーよ。俺も甘い考えしてたな。7月じゃねーよ。メチャクチャ熱い8月に、メチャクチャ熱いリーグ戦やってやるからな。そして、俺が優勝する。おい、いいか。テメーら、俺が言いたいことわかっただろ? もう一度言ってやろうか。俺が言いたいのはな……本当に言いたいのは、あさって6月24日、徳島市立体育館、拳王15周年記念大会。皆様のご来場心よりお待ちしております(一礼する)」

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