6/25【DDT】平田がMAO、ヨシヒコとの3WAY戦制してEXTREME王座初戴冠 7・30後楽園V1戦へHARASHIMA指名

　『What are you doing 2023』が25日、東京・後楽園ホールで行われ、平田一喜がMAO、ヨシヒコとのサバイバル形式3WAYダンスを制し、DDT EXTREME王座を初戴冠。7・30後楽園大会での初防衛戦が決まり、HARASHIMAを次期挑戦者に指名した。

　EXTREME王座は勝俣瞬馬が保持していたが、右足首粉砕骨折による欠場のため返上。この非常事態に「しゅんまお」のパートナー・MAOが名乗りを挙げ、平田との王座決定戦が決定。6・13浅草大会での前哨戦(上野勇希&MAOvs平田&ヨシヒコ)で勝利したヨシヒコが参戦表明し、3WAYダンスに変更となった。

　試合形式はMAOの要望を受けて勝ち残り式のサバイバル戦に。ヨシヒコが場外のMAOと平田めがけてスーパーダイブを敢行し、MAOにカナディアンデストロイヤーを3連発、平田にジャーマンを5連発で決めるなど攻め込んだ。が、輪廻転生でMAOと平田をまとめて仕留めにかかったところを丸め込みで切り返されて3カウントを聞いた。

　これで王座決定戦はMAOと平田の一騎打ちに。MAOは掌底、みちのくドライバーI、旋風脚と一気に勝負。みちのくドライバーIIで仕上げに入ろうとしたが、平田が奇跡を呼ぶ一発逆転首固めで丸め込んで3カウントを奪取した。

　平田が3WAY戦を制し、EXTREME王座初戴冠を果たした。勝利の余韻に浸る間もなく、今林久弥GMが「初防衛戦は7月30日、後楽園。戦いたい相手いますか?って聞いても考えてないよね。勝つと思ってないもんな」とV1戦の舞台を指定。「自分で勝つと思ってない。次期挑戦者なんて…決まってるでしょうが!」と絶叫した平田は「戦いたい人はいっぱいいます。ルール次第では俺も倒したいと思ってた。このリングなら実践できると思ってます」と宣言した。

　平田意中の相手はDISASTER BOXの同門・HARASHIMA。EXTREME王座は王者権限でルールを決めることができるとあって、「ずっと昔から見ているHARASHIMAさん、あなたです。真っ向勝負して勝てるとは1ミリも思ってません。しかし、EXTREMEのルール次第では対等に戦って、あなたを倒すことができるかもしれないと思っちゃってます。ほんわかと楽しく僕と初防衛戦、よろしくお願いします」と次期挑戦者に指名した。

　HARASHIMAも「断る理由なんかないよ。EXTREMEのベルト、僕は何度も巻いたことあるし、いろんなルールで戦ったことあるから。楽しみ」と快諾。7・30後楽園大会で両者によるタイトルマッチが決まった。1ヵ月後に初防衛戦を迎える平田は「チャンピオンになったからには、そんじょそこらの普通のルールなんかやりません。ひねくれた、ザ・DDTなルールで盛り上げて、ハッピーを届けたい」と宣言。「俺が引っ張っていくとか、背中を押してくださいとか言えません。僕をおんぶするくらいの気持ちで、みなさん一緒に戦って、応援してもらって、一緒にハッピーになりましょう」とらしく締めくくった。


☆7/30(日)東京・後楽園ホール『Summer Vacation 2023』10:30開場、11:30開始

▼DDT EXTREME選手権試合
[挑戦者]
HARASHIMA
vs
平田一喜
[第58代王者]
※平田初防衛戦
※ルール未定


【平田の話】「怖かった。辛かった。(試合前に)嗚咽36回くらいでした。明日はちょっと胃が痛いでしょう。EXTREMEを巻いて、こんなにうれしい気持ちになるとは思わなかった。これからは強い人を排除して、ルールをこちらに優位にして楽しくハッピーな試合をやっていきたい。プロレスを知らない人にも引っかかるような楽しいルールを考えたい。力と力のぶつかり合いなんてできないし、それはKO-D無差別でやっていただいて、DDTならではの、平田っぽいテイストを入れてやっていきたい」

【MAOの話】「夢の中にいるみたいだった。DDTが初めて両国に進出してから、結構DDTを見始めたんだけど、ヨシヒコの試合ってずっと見てて。負けてもスッキリしてるんだよな。俺が守っていきたい部分は平田さんと同じだと思うので、平田さんに託すじゃないけど、平田さんにだったら負けても悔いはありません。このベルトに関しては」

【HARASHIMAの話】「EXTREMEのベルト、いろんなルールでやってきてるんで。平田が僕に勝てるルールを用意してくるかもしれないけど、僕もいろんなルールに対応できると思ってるんで非常に楽しみです」