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6/26【全日本】宮原が世界タッグ戦へ北斗に襲撃要求 「いつでも襲いに来い」

『#ajpw ダイナマイトシリーズ2023』新木場1stRING(2023年6月26日)
○宮原健斗vs鈴木鼓太郎×

 世界タッグ戦に向けて、王者・宮原が挑戦者・大森北斗に「いつでも襲ってこい」と異例の襲撃要求を突きつけた。

 青柳優馬と共に世界タッグ王座を保持している宮原。7・23大阪大会では鈴木みのる&北斗組を迎え撃つことが決定した。V2戦を前に、宮原は「大森北斗、てめぇ次第だ」「てめぇが期待値を上げろ」とあえてゲキを飛ばしてきた。

 この日、宮原はかつてXceedとして共闘し、2014年8月には共に第95代アジアタッグ王者になったこともある鼓太郎と一騎打ち。序盤からヘッドロックやフェイスロック、コブラクラッチ、チキンウイングフェイスロックなどで一方的に首を攻め込まれる苦しい展開を強いられた。スタンディング式ブラックアウトをねじ込んだものの、主導権を奪えず、タイガードライバーまで食らってしまったが、最後はエンドレスワルツを切り返して逆転勝利を奪った。

 かつての先輩に「鼓太郎先輩、俺の勝ちだ」と勝ち誇った宮原はマイクを持つと、世界タッグ戦に言及。「今、俺は無防備だ。大森北斗、いつでも襲ってこいよ」と北斗を名指しで挑発した。北斗は姿を現さなかったが、宮原は「22日まで時間ないからな。てめえの頭で考えて、いつでもリング上、バックステージ襲いに来いよ。俺はいつでもウェルカムだ」と再度強調。バックステージでも「今日、大森北斗、会場にいたはずだよな。おい、リング上でもバックステージでもがら空きだぞ」と異例の襲撃要求を突きつけた。

 「大森北斗。お前は言ったな。宮原健斗を倒して、全てをひっくり返すとな。おい、ひっくり返す勝負はもう始まってんだ。大森北斗、大阪までだ。勝負だ、コラ」と宮原。ある意味、宮原の襲撃要求は余裕の表れでもある。「全てをひっくり返すため」に北斗は要求に応えるのか、それともスカして正攻法に出るのか。タイトル戦に向けての心理戦が幕を開けた。

【宮原の話】「まあ、まあまあ、鈴木鼓太郎先輩。今日、体中でかつての後輩、今やスーパースターの宮原健斗を味わえてよかったじゃねえか。鼓太郎先輩、まあ、お互い頑張りましょうよ。というわけで、7月22日、世界タッグ、鈴木みのる&大森北斗。今日、大森北斗、会場にいたはずだよな。おい、リング上でもバックステージでもがら空きだぞ。言ったよな? テメエの動き次第だってな。大阪、大森北斗。お前は言ったな。宮原健斗を倒して、全てをひっくり返すとな。おい、ひっくり返す勝負はもう始まってんだ。大森北斗、大阪までだ。勝負だ、コラ」

【試合後の鼓太郎】
▼鼓太郎「負けて言うことは何一つないんですけど、質問があれば受け付けます」

――図式としてはジュニアvsヘビーだが、階級を超える技術で追い込んだ印象があるが?

▼鼓太郎「まあ、でもこれは基本でしょう。できてないヤツは勉強不足なだけでしょうね。俺は基本に忠実な一点攻めをしただけなんで」

――プロレスラーとしてはやれて当たり前?

▼鼓太郎「当たり前です。俺の世代はやれて当たり前。誰もやらないから、逆に新しく感じるんじゃないの」

――1対1で久しぶりと宮原選手とじっくり触れ合った感想は?

▼鼓太郎「やっぱり全日本を背負ってきた自負は感じるよね。でも、本当のスーパースターっていうのはさ、自分で自分のことをスーパースターとは言わないんだよ。三沢さんがそうだったようにね。まだまだこれからじゃないですか、宮原健斗。スーパースターへの道のりは」

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