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6/26【全日本】唯一の三冠前哨戦 永田制してアウェイ感歓迎 青柳「永田裕志にトドメ刺すのは俺」

『#ajpw ダイナマイトシリーズ2023』新木場1stRING(2023年6月26日)
○永田裕志&マスター・ワト&本田竜輝vs青柳優馬&青柳亮生&ヨシ・タツ×

 唯一の三冠前哨戦は永田が青柳の眼前でヨシタツを撃破。青柳への声援と自身へのヤジを通じて感じたアウェイ感を歓迎した。青柳は至宝奪還を誓って「三冠王者・永田裕志にトドメを刺すのはこの青柳優馬だ」と通告した。

 6・17大田区大会で永田が初挑戦となった安齊を下し、三冠3度目の防衛に成功。試合後、青柳が挑戦を表明し、7・2後楽園大会でのV4戦が決まった。

 この日は永田がワト&本田、青柳が亮生&ヨシ・タツとそれぞれ組んで激突。タイトルマッチ6日前に最初で最後の前哨戦が組まれた。先発で対峙した両者は読み合いを展開。その後もエルボー合戦で火花を散らし、永田がミドルキックを連打すれば、青柳はダイビングボディアタックを発射して譲らない。ならばと永田は白目式腕固めで絞め上げ、青柳の左腕にダメージを与えた。

 最後に決めたのは王者・永田。両軍が入り乱れる混戦模様の中、青柳にロックボトムを決められたが、本田の援護射撃を受けると、垂直落下式ブレーンバスターからのナガタロック54で捕獲。分断される青柳の眼前で勝利を決めた。

 永田が唯一の三冠前哨戦で快勝。試合後、左腕を押さえる青柳の眼前で「1、2、3、ゼァ!」と敬礼ポーズを決め、「これが三冠ヘビーのベルトだ。どうだ、輝かしいベルトだろ? 獲れるもんなら獲ってみろ。まだまだこのベルトは俺が腰に巻いて突き進んでやるから」と宣言した。青柳も「7月2日、後楽園大会でそのピッカピカの輝かしい三冠のベルトを奪ってやるから。そして、三冠王者・永田裕志にトドメを刺すのはこの青柳優馬だ。覚えておけ」と通告。場内は青柳への期待を物語る優馬コールに包まれた。

 これを永田は青柳への期待感の表れと受け取った。青柳が去った後、永田に向かって「お前じゃダメだ」などとヤジを飛ばす全日本ファンを「いいか、お客さん。永田裕志の三冠王者政権はまだまだ続くからな。まあ、いい。そういう文句あるヤツは後楽園に来て、しっかり青柳優馬を応援しなさい」と挑発した。

 「青柳が出てきたってことは、それだけ全日本プロレスサイドが必死だってことだよね。お客さんも確かに『お前じゃダメだ』と。いいじゃないですか。ダイレクトに来てくれれば。いや、よかったですよ。こういう会場の中で、こういう空気の中で戦うのを望んでたのが、3回このベルトを防衛したあたりでようやくちょっとずつ現実になってきた」。永田は完全アウェイの状況を歓迎。「全日本プロレスのためになったじゃないか。おかげで俺が出ていることで、新日本プロレスの佐倉大会に出場することができて。これを持っていれば、次にどこの大会ももしかしたらっていうのがありえるし。全日本プロレスが活き活きして、選手たちの評価はうなぎ登り。これを俺が腰に巻いてるおかげ」と“永田効果"を自ら強調した永田は「堂々とこのベルトを懸けて戦って、また防衛して。よりまた全日本プロレスの選手たちにいろんな経済効果なり、いろんな効果を提供してあげます」と言い切った。

 「今日の客もいよいよマジになってきたね。私の手のひらに乗せられているのをこうやって見て、こっちはワクワクしてくる」と不敵な笑みを浮かべた永田は全日本ファンの大きな期待を一身に背負う青柳を返り討ちにし、“永田効果"をさらに生み出していくつもりだ。

【試合後の永田】
▼永田「まあ、青柳が出てきたってことは、それだけ全日本プロレスサイドが必死だってことだよね。お客さんも確かに『お前じゃダメだ』と。いいじゃないですか。ダイレクトに来てくれれば。いや、よかったですよ。こういう会場の中で、こういう空気の中で戦うのを望んでたのが、3回このベルトを防衛したあたりでようやくちょっとずつ現実になってきた。これを楽しみに次も防衛して、その先もさらにこのベルトを巻いていきたいと思います。全日本プロレスのためになったじゃないか。おかげで俺が出ていることで、新日本プロレスの佐倉大会に出場することができて。これを持っていれば、次にどこの大会ももしかしたらっていうのがありえるし。全日本プロレスが活き活きして、選手たちの評価はうなぎ登り。これを俺が腰に巻いてるおかげ。永田裕志がここに来て、効果が1年経ってようやく来ているんじゃないですか」

――青柳選手は「トドメを刺すのは俺」と言っていたが?

▼永田「いいじゃないですか、元気があって。刺せるものなら刺してみろ、トドメをって。まあ、青柳っていうのはある意味、宮原を破って、石川を倒して。芦野は厳しかったけど、T-Hawkを倒して。そして、若手有望株の安齊を倒して。次に誰がいるかって言ったら、青柳しかいないんじゃないですか、もしかしたら。まあ、諏訪魔もいるだろうけど、今は見ているといまいち元気がない。やっぱり青柳なんじゃないですか。いいじゃないですか。堂々とこのベルトを懸けて戦って、また防衛して。よりまた全日本プロレスの選手たちにいろんな経済効果なり、いろんな効果を提供してあげます、私が。いや、よかったね。今日の客もいよいよマジになってきたね。私の手のひらに乗せられているのをこうやって見て、こっちはワクワクしてくる。試合をやってて非常に楽しかったです。最初からこれだったらよかったけどね。なかなか眠ってた全日本プロレスのお客様が、ようやくここに来て、目を覚ましてきたじゃない? ということで、こちらが『目を覚ましてください』なんて言わなくたって、徐々にようやく目を覚ました。『遅えんだよ、反応が』と思いますけど。1週間後、青柳と戦えるのを楽しみにしてます。以上です」

【本田の話】「当然の結果だ。今日こっちのチームが勝てたのも、あの2人じゃねえ。俺のおかげだろ。そして、青柳優馬。今日みたいな結果だったらな、7月2日、三冠戦、永田裕志対本田竜輝にしてやってもいいんだぞ? まあ、俺はあいつと一緒に下でやっていくんじゃねえ。俺はいつだってあの永田裕志が持つ三冠ベルトを狙ってんだよ」

【ワトの話】「全日本プロレスファンの皆様、新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.30』優勝者のマスター・ワトです。青柳君、今日もまたメチャクチャ楽しかったよ。楽しかったけどさ、世界チャンピオンだろ。楽しませるだけじゃなくて、俺を焦らせてくれよ。ジュニアチャンピオン? このスーパージュニアチャンピオンに負けてたら話になんねえぞ。興味をもっと引きつけるためには、俺をもっともっと焦らせてくれよ。そうじゃないと、これからどうなることか。この先があるかわかんねえぞ。俺はよ、あんたとまた未来で出会いたいなと思ってるからよ。焦らせてくれよ。頼むよ」

【青柳の話】「いいか、今日は結果として負けたかもしれないけど、もう三冠のベルトを取り戻す準備は、俺は、俺はできてる。俺はできてる。あとは全日本プロレスを愛してくださる全日本プロレスファンの皆さんの応援と後押しだけで全てが完成する。青柳優馬の準備はできてる。全日本プロレスファンの皆さんも7月2日までに準備しといてください」

【亮生の話】「ああ、クソ。ワト! ワト、ワト、ワト。今日は三冠ヘビーの前哨戦だったから、おとなしめでしたけどね。次に会う時はこのベルトでもいい。お前がベルトを獲った時でもいい。大きな舞台でまたシングルマッチでやりましょう」

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