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6/26【DDT】7・23両国でTAKAみちのくと一騎打ち MAO「今後の財産にできるか」

 7・23両国大会でシングル対決するMAO、TAKAみちのくが26日、東京・千代田区の神田明神内で会見。MAOが「今後の財産にできるのか、どんな意味があるのかを噛みしめながら臨みたい」と意気込めば、TAKAは「踏み台になる気はさらさらない」と宣言し、その先の継続参戦を見据えた。

 真夏のビッグマッチ両国大会でMAOはTAKAとのシングル対決に臨む。両者は過去2度対戦。DNAの2017年5・10後楽園大会でシングル初対決が実現し、TAKAが勝利。同年大みそかの年越しプロレス後楽園大会におけるTAKAデビュー25周年記念試合で8人タッグで対戦し、MAOがTAKAから直接ピンフォールを奪っている。

 6年ぶり2度目の一騎打ちへ向けてMAOは「隣に来ていただいてるTAKA選手は、MAOのプロレスの根っこの部分の原点の選手です。少年だった頃からTAKAさんの試合を見てきて。レスラーになってからも、TAKAさんのすごさをずっと感じ続けて今に至ってます」とTAKAに敬意を表した。ただ「ここ最近UNIVERSAL奪取失敗、KO-Dタッグベルト返上、昨日のEXTREME王座挑戦失敗。自分を見失いそうな何もうまくいってない」と芳しくない現状にあると自覚しており、「この状況で自分の原点であるTAKAさんとシングルできるのは、今後の財産にできるのか、どんな意味があるのかを噛みしめながら臨みたいと思います」と現状打破の一戦とするつもりでいる。

 対するTAKAは「6年くらい前に1度シングルをやってて。その試合で“こいつは宇宙人か?"って驚かされた。身体能力がすごく高くて」とかつて自身が長州力から評された言葉を引用してMAOを高評価。「“またいつかお互い大きくなって対戦しようよ"って的なことを言ってると思う。それが巡り巡って6年経って、こういうカードが組まれたのかなと。MAO選手の希望で組まれたのかと思いきや、彼の発言を聞いてると、彼が希望してではなく、DDTという団体が組んだのかな」と推測し、「本人が言ったように、ベルトに挑戦したり、結果が出ないという中でカードが組まれたということは、TAKAみちのくと対戦させて倒して、勢いつけさせようという狙いなのかと思った」とDDT側の意向をそのように受け取った。

 当然、そう簡単に踏み台となるつもりはない。両国といえば、かつて第1回スーパーJカップ1回戦(vsブラック・タイガー)でインパクトを残し、全国区の知名度を獲得。みちのく時代にはザ・グレート・サスケと激闘を繰り広げている。「勝手に思ってるだけなんですけど、ひしひしと燃えてきました。TAKAみちのく、いろんな団体に出てコロコロ負けてる。キャリア30年超えて、今年50歳になります。サッパリ勝てなくなってきてますが、腐ってもTAKAみちのくの意地を見せる」と気合十分のTAKAは「DDTのこれから道をつくっていくだろうMAO選手の踏み台になる気はさらさらない。逆に彼を踏み台にして、久々のDDT本体参戦ということで、これを機にDDTに上がり続けるかもしれない。そういうことを狙いたい」と継続参戦に色気を見せていた。

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