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6/26【DDT】大仁田が9・9大田区で電流爆破 秋山に参戦を要求

 9・9大田区大会参戦が決まった大仁田厚が26日、東京・千代田区の神田明神内で高木三四郎社長とともに会見し、秋山準に電流爆破デスマッチへの参戦を要求した。

 前日の6・25後楽園大会でビッグマッチ9・9大田区大会の開催が発表された。一夜明けたこの日、大仁田が出場する電流爆破の開催が決まった。会見に同席した高木社長は「大田区総合体育館では8年ぶりの電流爆破。大仁田さんにはDDTに2020年から出ていただくようになって、電流爆破を路上プロレスだったり、鶴見青果市場、名古屋国際会議場などで開催してきました。自分としては東京の大型会場でやってみたい思いが強かった。1993年、晴海の屋内会場(国際見本市会場ドーム館、大仁田vs松永光弘)で行われた衝撃が忘れられません。大型の屋内会場でやるのが目標だった」といい、「なかなか会場が見つからなくて難航してたんですけど、大田区総合体育館に足しげく通って許可をいただきまして、晴れて開催することになりました。それくらいの気持ちでいます」と経緯を説明した。

 電流爆破デスマッチが東京23区内の大規模屋内会場で実施されるのは、2015年5・23大田区大会での「大仁田&長与千種vsTARU&ダンプ松本」以来、8年4ヵ月ぶり。実現に尽力した高木社長は「大仁田さんには、しかるべき相手を用意してやりたい」との意向を示した。

 そこで大仁田の口から意外な名前が飛び出した。「どの会場も室内の電流爆破はほとんど断られるんですけど、東京では本当に久しぶり。DDTの努力の賜物かどうか分かりませんが、都内の室内でやるのは画期的です」と高木社長の労をねぎらった大仁田は「DDTに出てて、ずっと思ってるんだけど、秋山選手は反応示さないし、マッチメイクを組み込まない。同じ全日本出身で、普通なら元全日本同士の戦いということで組んでもいいんじゃないか。俺は恨んでるけど、秋山選手が基本的に好きじゃない」と秋山を指名した。

 これには高木社長も「8年ぶりに大田区でやるので、確かに大仁田さんにふさわしい対戦相手だと思います。今まで経験したことないですし、秋山選手にとっては禁断の爆破です」と前向きな姿勢をみせた。大仁田が「社長として(秋山が)拒否したらどうする?」と問いかけると、高木社長は「説得します」と即答。すると大仁田は「社長なのに権限ないの? やらなかったらクビにすればいい」と言い放ち、高木社長を困惑させた。

 大仁田は2016年から2017年にかけて古巣の全日本に参戦。渕正信との同期コンビで第100代アジアタッグ王者にもなった。当時の社長が秋山。大仁田は再三にわたって全日マットでの電流爆破を要求したが、秋山社長が首を縦に振ることはなく実現できなかった。両者の対戦は2017年1・2後楽園大会におけるアジアタッグ戦(渕&大仁田vs秋山&井上雅央)、同年2・19甲府大会での8人タッグマッチの2回のみ。今回、秋山が大仁田の要求に応じれば、6年7ヵ月ぶりに対戦が実現することになる。

 “秋山嫌い"を公言した大仁田は「全日本で爆破を小バカにしたような態度取ってたよね。全日本からDDTに行って秋山選手って電流爆破を冷ややかに見てるような気がする」と批判的。高木社長に「秋山選手の出場と、僕がやりたい電流爆破の試合形式。この2項目を大田区に出場するハードルとして高木社長に課したい」とボイコットも辞さない構えで要求した。高木社長も困惑しきりで、「ふさわしい舞台でもある。2人ともジャイアント馬場さんのお弟子さんでもあるのだから意味があると思う。それを秋山選手がどう捉えるか。僕は誠意をもって説得する」と約束するしかなった。

 当の秋山はこれを受けて自身のツイッターアカウントで「僕に電流爆破は必要でしょうか? 僕は必要ないと思います。ですが高木社長が行けと言われるのであれば行きます。あと大仁田さん、僕もあなたの事は嫌いです」と返答。拒絶反応を示しながらも秋山が前向きな姿勢を見せたことで、両者による電流爆破が実現する可能性は高まった。


☆9/9(土)東京・大田区総合体育館『DDT BIG BANG 2023』14:00開場、16:00開始

▼電流爆破デスマッチ
[出場決定選手]
大仁田厚

プロ格 情報局